肩掛けショルダーなエフェクターボードを作るのだ!

build-a-shoulder-pedal-board-01cTo Perfection!!
エフェクターボード作る
奮闘したこと記録

OVA
「夢の箱が砲丸投げ!」の巻
デジタルリマスター版

エフェクターボードを作る企画も一段落して、ここからは番外編。本編はこちら


いきなりですが、エフェクターボード・・・、延いてはエフェクターケースのカスタマイズというと、大体の場合は中身のエフェクターに関する内容ばかりな気がします。

もちろん、皆様ともに中身にこそ強いコダワリがあるから注目の的となるのでしょう。

でもさ、実際のところ・・・。

ケースそのものにも不満ないっすか?

あ、そう、無いっすか、私はあるの、続けるよ?

ハードケースは信頼性や耐久性に優れる反面、重いし角張っているし運搬用パーツは取っ手くらいしか備えていないしで、ゴーレムのような使い勝手の悪さ。

最近はコストや機動力の観点で人気の出ているソフトケースなんかも、その軽量さや取り回しの良さに優れる反面、今一つ信頼性や耐久性に劣るものばかり。

流行りのペダルトレイン宜しくスノコボードなんかも「ケーブルを床下に収納で便利」みたいに便利方向に補正を掛けていますが、結局のところは上記の二つに漏れないケースへ収納して運搬するわけですし。

なんなんすか?このゲームキャラみたいなピーキー設定。

いくらコンパクトに仕上げたといえどハードケースはハードケース。

持ち運びに易しとは言い難しということで、便利化を図っていきたいと思います。

具体的なところを上げると、古臭い「取っ手だけ」という仕様が宜しくない。

build-a-shoulder-pedal-board-02c今回のエフェクターボードとして使用した「ARMOR PS3C」というケースの重量は3.6kgなのですが、この時点で決して軽いとはいえない上に、なんだかんだで物を詰めれば10kgに迫る重量になります。

(ちなみに、画像は当項で取り上げるカスタムを施した後の重さです。)

堅牢さとともに「小振りなサイズ」も特徴の一つでもあるケースなのに、取っ手だけとかいう仕様は馬鹿としか思えません。

同じようなケースでも撮影機材なんかのケースとかは、軒並みショルダーバッグとかリュックサックみたいに信頼性とは別に「運搬性能」を向上させているにも関わらず、エフェクターのケースは相変わらずユーザーアンフレンドリー。

これだから嫌になりますよね、この手の商品って。考えの浅いものばかり。ほんとイヤ。使う人のことを考えきれていないものばかり。

まぁ、出っ張りを少なくすることは別の運搬性能というか、積載性の向上には繋がっているのですけれどね。

ということで、ソフトケースの魅力の一つでもある「ショルダーバッグ仕様」をARMORのPS3Cに付加していきたいと思います。

build-a-shoulder-pedal-board-03c build-a-shoulder-pedal-board-04c

主に建物や公園などの施設などで使われるような金具を色々と揃えてみました。
(主に業務向けなので取り付けネジ等は別個で要用意。)

金具は用途の都合もあり、信頼性を重視して水本機械製作所というメーカーのもので統一。

ちなみに、これだけ揃えたところで「あれ?穴・・・。」と困ってしまい、エフェクターケースに下穴とネジ穴を作るためのドリルも急遽で用意しました。

(もう二度と使うことはないだろう・・・。)

で、あくせくしながら装備させてみた。

build-a-shoulder-pedal-board-05_cレッツ・ぐるみん!

下穴を開けて、ねじ溝を切って、そんな感じでケースにメスを入れて確信したのですが、やはり高価なエフェクターケースは「頑丈さ」において信頼に足る製品なのですな。

樹脂板も然る事ながら、その樹脂板の下に位置する木材版も中々に頑丈なのです。

build-a-shoulder-pedal-board-06c装着!installing!!

なんだか、攻撃力と防御力が上がって素早さが少し落ちた感じの見た目ですな!

現に、金具を取り付けたボード部分じゃない方、いわゆるフタの部分は体感でも違いが分かるほど重くなりました。

build-a-shoulder-pedal-board-07c拡大!zoom in!!

施工部分のアップです。

画像右のアイプレートという金具だけでも良かったのですが、保険としてU字ボルトも取り付けてみました。

この画像だけでは、人によっては華奢に見えて不安に思うかも知れませんが、心配無用なほどに頑強な感じとなっているのです。

build-a-shoulder-pedal-board-08cちなみに、裏側は、こんな感じ。

私の場合は「ずっぽ抜け」の防止も兼ねて、裏ボルトには「フリクションリングナット」という緩み防止ナットの一種を使いました。

当然ですが、突き抜けたボルトはケース内の容量を少なからず圧迫するため、少しでもボルトの突き出し量を小さくしたい場合は、下の画像のようにプレートを使って調整することも出来ます。

build-a-shoulder-pedal-board-09c中二以来の創意工夫。

これは、ケース内に突き出すボルトの突き出し量を減らすための工夫なのです。

私のように、ケース内の容量を一寸でも無駄にしたくはないようなギリギリプランナーは、こういった工夫が後に生きてくると思いますし、これらのプレート自体は数十円程度で販売されているので、そう惜しむ金額でもありません。

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ショルダーストラップにはネオプロという国産ブランドの高耐久性のものを採用。

その耐荷重性能、まさかの・・・ 80kg!!

私の下駄バイク原チャリチャリはホンダのゴリラなので、まさかの「ショルダーゴリラ」が可能なスペックのストラップなのです。

ちなみに、画像のように二本掛けにすれば「安心の保険仕様」にすることも出来るようにしました。

2本のショルダーストラップを束ねるショルダーパッドも、肩の負担を減らすためにジェルトロン内蔵のものを採用してみましたよ。

このジェルトロンパッドは驚くほどに肩への負担を感じさせないのですが、まぁ、ぶら下げている物の重量が重量なだけに、負担は少ないが重さは確かにといった程度。

ということで、無敵のエフェクターボードが完成したのであった。

さっそく、結社に戻って総統に報告しなければ!

良い子のみんなへ


この記事の内容を真似してみようかなという方のために注意してもらいたいことが数点。

まず、金具の耐荷重性能には注意して下さい。

これらの金具は、用途の都合もあり必ず耐荷重性能が表示されているはずです。

耐荷重数値が小さいと金具の破断などの恐れがありますが、逆に耐荷重数値が大きければ大きいほど金具そのものは大きくなってしまいます。

あまりに耐荷重性能にマージンを取り過ぎて大きな金具を使ってしまうと、ケースに取り付けられなかったりショルダーストラップが取り付けられなかったりして本末転倒な事態になりかねません。

きちんとしたメーカーの製品であれば、寸法表なども公開されているはずなので参考にしてみて下さい。

また、単位として使われている「kgf/重量キログラム」にも注意して下さいね。

「エフェクターボードが9kgだから耐荷重10kgfでいいや」としてしまうと、重量が9kgだからといって負荷が常に9kgで一定というわけではありませんので不都合が生じます。

床に設置していれば負荷は減るけれど、逆に空気抵抗や慣性なんかで負荷が増すことも考えて、耐荷重性能には少しの余裕を持つと良いと思われます。

あと、金具の取付は出来るだけタッピング系のネジ(よく家の壁とかに打つネジね)ではなくナットと併用できるボルトを使った方が良いと思われます。

金具の耐荷重性能は、あくまで金具そのものの耐荷重性能であると思われるので、いわゆるネジごと「ずっぽ抜け」を防ぐには雄ネジだけではなく雌ネジも使ってやった方が好ましいような気がするのです。

いくら頑丈なハードケースといえど、ずっぽ抜けて落とすのは気分が良いものではありませんし、徒歩や静止時ならともかく、チャリやバイクに乗っていたら対処が面倒ですからね。

ずっぽ抜ける方向に引っ張られる金具にはナット(雌ネジ)を使ってあげて、それ以外はタッピング系のネジを使えばスマートな気がします。

私も、ショルダーストラップ取り付け用のU字金具とアイプレートにはナットを使いましたが、バイク積載用に荷締ベルトを通す用途で取り付けた金具はタッピング系ネジで済ませてしまいましたし。
(ずっぽ抜けるどころか荷締ベルトで圧着されるわけですからね。)

あとあと、施工はエフェクターを組み込む前に行ったほうが良いと思われます。

ネジ類がケース内に突き出す場合、エフェクターを傷つけてしまう恐れがあります。

特に私のようにピッチリとした配置でカッチリとエフェクターを固定するタイプの人間は要注意です。

最後に、あくまで全ては「自己責任」で。あなたもいい大人でしょ?


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