Camel Natural Box を吸ってみた

[✓] Include the following : Smoking impression

 概要:紙巻「キャメル・ナチュラル・ボックス」の喫煙感想

Camel Natural Box

 復活ジャーマンキャメルの派生はナチュラルを謳ったシリーズのTar10mg。紙巻「キャメル・ナチュラル・ボックス」を吸ってみた。


 2015年の現在では東京都と神奈川県に加え、いつの間にか大阪府と北海道の一部店舗でも販売されている「ナチュラル」を謳ったキャメルの派生シリーズです。このシリーズは、香料を使用しないことによる煙草葉そのものの味わいに重きを置くことがコンセプトとなっている煙草なのですね。

 基本的に、コンビニや量販店では取り扱っていない様子。

 また、先に発売されたブラックやホワイトと同様に「ローカライズ無しのドイツ製の煙草」ということで、海の向こうの方々が嗜んでいる味わいを変わりなく楽しめる点も大きな特徴だったりします。

 世界上位の販売数を誇るグローバルブランドながら今一つ勢力が振るわない日本でこそ今になっての登場となったナチュラル仕様のキャメルですが、以前より欧州を主としてナチュラル仕様のキャメルは愛煙家に親しまれているそうですね。そうなると、期待は自ずと高まるのです。

 まぁ、それでも頑なにRJR社製のトルコ葉なキャメルを正義とした過去のファンで在り続けるキャメルファンに受け入れてもらえるかは微妙なところかも知れません。しかしながら、RJR社が買収されてからというものの、諸外国では「ナチュラル系のキャメルがオリジナルに近いものとして選ばれている」という情報もありますし、少なくとも以前の「JTキャメル」などと呼ばれるキャメルよりは「キャメルらしい」のではないかと推測したりします。

 ちなみに、同じくナチュラルを謳う製品で有名どころのアメリカンスピリットとは似ていて違い、このキャメルのナチュラルは燃焼促進剤や膨張材などの添加物は使用しているとのこと。あくまで香料無添加であり、完全無添加ではないのです。

 もちろん、アメリカンスピリットのように煙草葉を増し増しといったスペックも持ち合わせてはいません。

Camel Natural Box

 ブラックやホワイトとは異なり、少し賑やかなパッケージ背面には英文の謳い文句と丁寧に日本語の謳い文句も添えられています。無添加煙草に亜種も含めて、ナチュラル系と謳う製品は流行っているのか最近は数も多くなった印象ですね。

 ちなみに、ドイツ製の製品を特にアレンジは加えずに流通させているらしいのですが、キャメルがターキッシュブレンドでなくなってからというものの欧州ではナチュラル仕様のキャメルが普及しているそうで、この煙草も一派なのかも知れません。


Camel Natural Box

 パッケージの形状は先に発売されたブラックやホワイトと同じく独特なカーブ形状をした幅広のボックスとなっていて、正面のオールドジョーも変わらず切り抜きによるデザイン。中々に手間の掛かるパッケージに思えますし、おのずと愛着が沸いてきそうですね。

Camel Natural Box

 中包装紙はブラックやホワイトに倣って「NATURAL」とデザインされているのかなと思いきや、まさかの「CAMEL」の昔ながらのロゴがデザインされていました。久し振りのようにも思えるロゴを再見することには、嬉しさを思う方も多いのではないでしょうか。

 全体的には洗練された雰囲気が少し異様にも感じたブラックやホワイトと異なり、このナチュラルシリーズは土臭い旧来のキャメルのイメージを踏襲している感じが伝わってきますね。

Camel Natural Box

 シガレットのデザインはキャメル・ブラックと同じものとなっていて、そのブラックの方ではコルク柄のチップが微妙なミスマッチ感を漂わせていましたが、このナチュラルではコルクの柄が見事にマッチしているのです。ラクダが何とも言えない愛嬌を振りまいてくれます。

 空気穴は小さいものが少量となっていて、チャコールフィルターが使われています。


[✓] 喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、とっても素朴な甘味が極めて繊細で心地が良く、非常にクオリティの高い仕上がりとなっているのです。

 シガレットの香りは、香料無添加ということもあり素朴に甘辛い煙草葉の香りがする程度となっています。非常に控え目の香りながら、愛煙家ならば心の落ち着く香りなのではないしょうか。

 喫味の方は、高めのタールスペックによる辛味も主張が過ぎることもないため、決して素朴な甘味を邪魔しない良きアクセントとなっています。全体的に肉厚はありながら穏やかな味わいとスムースな吸い心地なので、Tar10mgというスペックにしては量感による充足感が少し控え目に思えるでしょう。

 この点は決してネガティブファクターではなく、ゆったりとした気分にさせてくれる喫味と相まりバランスが良いように思えるので好印象なのです。ただし、合わせるものの味気や香気が強いと、いとも簡単にマスキングされてしまうくらいに繊細な味わいなので、お供のドリンクなどには気を付けたいですね。

 後味はというと、ほっこりとする香ばしさにマイルドな黒蜜を思わせる甘味が余韻として残ります。何とも心地の良い気持ちになれますね。口の中が乾いていなければモチャクチャとすることもなく、薄く儚く残る程度なので嫌な印象が全くありません。むしろ心地が良く、まさに「余韻」と言った次第なのです。

 私は香料を多用するアメリカンブレンドの方が好みではありますが、詰まるところアメリカンスピリットの影響もあり、あまりナチュラル系の煙草は淡白な印象が強いために好みではないのです。しかしながら、この煙草は順当にナチュラル系と思える程度に派手な喫味ではないものの、何度も伝えるように甘味が素晴らしく、それが素朴ながら適度な華を添えているので中々に好みの味わいだったりします。

 ちなみに、香料は無添加ですが、その他の機能的添加物である燃焼促進剤などは添加されているので、燃焼速度は普通といった感じでしょうか。ゆったりとした気分にさせてくれる喫味と相まって、やや速く感じるかも知れません。

 総じて、ブラックとホワイトで構成されるキャメルとは少し趣の異なる、素朴で優しさに溢れる「地味キレイ系」な味わいの煙草なのでした。キャメル・ブラックの洋モクらしい輪郭がハッキリとした喫味に「キツさ」を覚えるような方には、とっても程よい味わいだと思いますよ。

 然して面白味は無く、限定的な流通である今では入手性も良くはなく、それでも愛煙家ならば必ず一服の価値を見出せるだろう煙草なのでした。
 

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar10mg Nicotine0.8mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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