Chunankai Premium One を吸ってみた

Chunankai Premium One

Include the following / 抽烟印象・喫煙の感想 / Smoking impressions / Табачные впечатлени

 アンジェリカをブレンドした中南海のプレミアムシガレットはTar1mg。

 「 中南海・プレミアム・ワン」を吸ってみた。

 中南海といえば、煙草葉に甘草などの漢方エキスを配合したスタンダードラインナップや、緑茶エキスを配合したメンソールラインナップと、中々に独創的なレシピが特徴的でもある中国の中堅的ブランドですね。安さにヒットする製品も多い一方で、高級路線の「プレミアムシガレット」というカテゴリーも注目を集める日本市場を鑑みてか、その中南海にも「プレミアム」と冠するプレミアムシガレットがラインナップに追加されたのです。

 ちなみに、このTar1mgの他には「Tar5mgのスーパーライト」と「Tar8mgのライト」のタールバリエーションでラインナップを構成。

 そんなプレミアムでは「アンジェリカ」というハーブを使用していることが特徴として謳われていて、そのハーブは「セイヨウトウキ(西洋当帰)」とも呼ばれる独特の香りが特徴的なハーブであるらしく、あくまでハーブとしての効能では「滋養強壮」や「リラックス」などが謳われています。

 また、痰の切れを良くする「甘草」や、血の流れを良くする「羅布麻草」といった、中南海では御馴染みの漢方エキスもプレミアムで引き続き使用されているとのことです。甘草は「リコリス」とも呼ばれる「砂糖の何十倍も甘い根っこ」が特徴的な植物で、みんな大好き「サルミアッキ」などと欧州や北米の菓子で使われることの多いそうな。羅布麻草は「ラフマソウ」と読み、アジア系の茶を取り扱う場所で目にすることも多い「羅布麻茶」の原料なので、意外と馴染みを覚える方も多かったりするのではないでしょうか。

 また、これらの漢方エキスに関しては、煙草という嗜好品であることも踏まえて効能については過信せず、あくまで味わいのための要素として考えた方が良さげ。特に「甘草」なんかは味わいへの影響も大きそうですが、日本で出回っている中南海は「日本人向けローカライズ」が実施されているようですし、この中南海・プレミアムも日本人の嗜好に合わせて喫味を何度か改良してはいるそうです。

Chunankai Premium One Chunankai Premium One

Chunankai Premium One 黒基調の凹凸テクスチャーと、特徴であるハーブ感を全面に押し出したデザインが素敵なモノトーンパッケージ。おおよその中南海らしさが排されたようなオシャレなデザインとなっていて、ワンのホログラムカラーはゴールドとなっています。ここ一連の中南海の動向を見るに、恐らくは中国感を打ち出したくないのでしょうね。

 ちなみに、パッケージ底面の「专供出口」という表示は、それぞれが「专=専用」「供=供給」「出口=輸出」と意味するので、要するに「輸出専用」といった意味になります。

Chunankai Premium One ワンのテーマカラーでもあるゴールドが差し色で使われたフィルターチップのデザインは、このプレミアムシリーズで最も品のある配色にも感じられますね。同時に、やはり中南海らしさを意図的に抑えているデザインにも思えてきます。日本人って、どうして西洋ばかりに焦がれてアジアの良さを認めないアホが多いのでしょうかね。

 空気穴は至ってTar1mgらしく極小が4列で配されていて、フィルターはスタンダードな中南海と同じようにチャコールフィルター仕様。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、個性も失せやすいTar1mgというバリエーションながら中々に個性の残留も多いので、Tar1mgながら楽しみ甲斐のある煙草となっているのです。

 まず、シガレットの香りですが、やはり開封一番のボックスに詰められたシガレットに鼻を当てると、独特な「ピクルス」のような酸っぱさの香りと、荒々しい「黒糖」のような甘さの香りとが、中々の量感で感じることが出来るのです。もはや、フィルターに何かしら添加しているのではないかというくらいに香ります。

 また、シガレットの巻きに鼻を当てると先程の香りとは打って代わり、まるで「カレースパイス」のような食欲を刺激する香りを体感することが出来ます。誰もが非常に面白いシガレットだと思ってしまうでしょう。

 というか、この時点で「それ、中国発のカレー大好き日本人に向けた本場インド仕込みカレーフレーバーの煙草なんだ」と言われれば、絶対に信じちゃうでしょうね。Tar1mgとなってはいますが、ここまでの印象にニュアンスは特に感じられず、他のタールバリエーションと同じキャラクター。

 ちなみに、この煙草はカレーフレーバーではないので、あしからず。

 喫味の方は、やはり中南海・プレミアムというのか、中々にシガレット感を感じさせない「リトルシガー」のような印象を覚えさせてくれる味わいと質感なのです。ただ、Tar8mgのライトやTar5mgのスーパーライトといった高タールバリエーションと比べると、かなりシガレット寄りな喫味にはなっています。それでも、独特のパンチが効いたビターテイストや、タール感の強いシャープで濃口な質感といったキャラクターは、しっかりと高タールバリエーションゆずりに感じさせますね。

 Tar1mgという下限仕様により個性もマイルドになったとはいえ、まだまだ確かな個性を感じさせてくれる仕上がりはTar1mgのシガレットとしても非常に優秀なのではないでしょうか。というより、ライトは個性氾濫でスーパーライトは個性冠水と、それに続くTar1mgですから、そう簡単に個性は渇れませんよね。

 喫煙後の余韻も、シガレットというよりはリトルシガーらしさの強い、中々のボディ感で苦味やヤニっぽさに残りますしね。高タールバリエーションと比べて、この余韻には甘味が殆ど含まれず、かなりヤニっぽに傾倒している感じは少し残念なのですが、Tar1mgということもあり全体的に程好い程度の量感に落ち着いているため、決して嫌とは思えずに良い感じ。

 総じて、シガレット離れした独特な喫味が個性となっている中南海・プレミアムの中では、最も軽量化されたTar1mgということもあって、それなりにシガレットらしく楽しめる中南海・プレミアムとなっています。中南海・プレミアムとしては少し個性に欠くかも知れませんが、シガレットという大枠の中で比較をすれば程好く独特の個性を楽しめる塩梅の良い喫味ですね。

 私的には、中南海・プレミアムのタールバリエーションでは親しみやすさに好印象な煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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