FC-MOTOでバイク用品を購入してみた

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 概要:ドイツ総合バイク用品通販サイト「FC-MOTO」の感想



 知っている人は知っている、ドイツの総合バイク用品通販サイトであるFC-MOTO(エフシーモト)。お買い得品や日本未発売のブランド・商品も多いので、使ってみたのです。

 ということで、FC-MOTOが気になる方に役立つかなと思い、レポート感覚の記事にしてみました。今回は、そんな「FC-MOTOで個人輸入」の記録。


▼FC-MOTOとは




 FC-MOTO(日本語版)は、ライダー・バイク乗りのための総合バイク用品通販サイトです。社名は「FC-Moto GmbH & Co. KG」で、店舗はドイツのアーヘンという町に構えられているようです。

 このように、本拠地はドイツとなる通販サイトですが、日本を含め世界各国のユーザーを対象に運営されています。基本的にはドイツでの買い物・発送となるため個人輸入という扱いとなりますが、サイトそのものは日本語版も用意されているので比較的ユーザーフレンドリーと言えるでしょう。

 その日本語は少し微妙な翻訳であるものの、概ね意味を理解するには十分な程度と言えます。ドイツ語はもとより英語にも対応していますし、ショッピングサイトゆえに難しい表現も少なく、グーグル翻訳を片手に不自由なく買い物が可能かと思います。

 また、バイク用品だけではなくThe North Faceなどのアウトドアブランドも一部で扱っているため、ライダー以外も買い物するに値するかも知れません。


▼メリット


 わざわざ海外ショッピングサイトであるFC-MOTOを利用するメリットは、いくつか以下の通り存在します。

【取り扱い商品・ブランド】
 汎用商品も扱っていますが、その大部分がライダーのためのバイク用品です。そのラインナップは国内バイク用品サイトと比べても遜色は無く、何より国内では取り扱いの無い商品やブランドも多いので、国内バイク用品サイトとは一味違うショッピングが楽しめるでしょう。

【強力なディスカウント】
 海外ショッピングサイトらしく、在庫処分品などのディスカウントは強烈です。欲しいものやサイズなどがセール在庫と一致した場合は、とても得な買い物が出来る場合が多いのですね。誰でも使えるクーポンコードが発行されることも多く、そのクーポンコードは多くの場合でセール品にも適用されるので二重で得することも特徴ですね。

【個人輸入では使いやすい部類】
 個人輸入と言うと、慣れないうちはハードルが高いと感じるかも知れません。しかしながら、FC-MOTOは微妙な翻訳ながらも理解に十分な日本語版が用意されていますし、円で買い物が出来ます。インターフェースも含め日本人にとって取っ付きの良い部類と言えるので、翻訳片手でも良いので英語かドイツ語に少しでも許容があれば、なおのこと買い物に不便はないかと思います。

 ・・・と、メリットは以上の3点が最たるところかと思います。要するに、ライダーが求める商品を大量にピックアップしていて、狙い目のディスカウント商品も多く、個人輸入としてはハードルが非常に低い、というのがメリットですね。


▼デメリット


 そして、その反面のデメリットと思えるところは以下の通り。

【カスタムパーツ関係が弱い】
 FC-MOTOは、あくまでウェアやアクセサリー類などのバイク用品、いわゆる「身に付けるもの」に特化しているような印象となっています。そのため、カスタムパーツやケミカルといったカテゴリーは国内バイク用品サイトと比べて確実に劣ります。日本市場には品質・ラインナップともに抜きん出たパーツやケミカルが存在しますので、それらを求める場合はFC-MOTOは役立たずかも知れません。

【国内メーカー品の購入には不向き】
 当たり前と言えますが、国内メーカー品は基本的に割高です。わざわざドイツに渡ったものを、日本に出戻りさせて購入する必要はありませんよね。海外モデルなどは別として、AraiやShoeiなど優れた国内メーカー品は日本のバイク用品で購入する方が良いでしょう。

【欧州系に偏っている】
 全体的に、何となくヨーロッパスタイルに偏った硬派な印象の品揃えに思えます。アメリカや日本のブランドも扱って入るものの、基本的にはヨーロッパブランドが中心となっていますね。自身のスタイルや考えに欧州的な要素があれば良いのですが、アメリカ大好きフランクさんには向いていないショップという印象を覚えました。

【何かあった際に不便】
 FC-MOTOと直接的に何かを伝えたり求めたりする際は、やはり海外サイトゆえに言語の都合などで不便を強いられる知れません。質問や不良品連絡などは国内サイトのような勝手とはならない方も多いと思うので、人柱属性や冒険心を持ち合わせないと気苦労も心配ですね。ただし、基本的には至って普通の販売店なので、きちんと対応してくれるという印象です。

【関税・国際送料】
 FC-MOTOはドイツの販売店ですので、購入するということは個人輸入を行うということになります。ということは、国際送料と、場合によっては通関時に関税が課せられるわけですね。国際送料は為替レートによって、関税は商品金額や商品区分によって、それぞれ変動するので面倒なところです。

【時間がかかる】
 お国柄かも知れませんが、国内通販のような迅速な処理を求めてはいけません。税関通過に時間を費やすこともあるでしょうし、そもそも注文商品が欠品していて処理中という沈黙が続くかも知れません。時間を十分に確保し、音沙汰なしでも気長に待てるという場合のみ利用しましょう。

【発送梱包が雑】
 正確には、グローバルスタンダードな程度の梱包で商品は発送されます。個人輸入の経験がある方はご存知かも知れませんが、きっちり丁寧すぎる梱包で商品が届くという日常は日本国内ならではの特長です。日本ならではの手厚いサービスが当たり前と思っている方や、潔癖症・神経質な方も利用は避けた方が良いでしょう。

 ・・・とまぁ、デメリットとなりそうな点は上記の通りです。要するに、カスタムパーツや国内メーカー品の購入には不向きで、関税や国際送料に気を配る必要があり、注文から商品の到着まで多くの時間を費やす場合がある、という点がデメリットですね。


▼実際にアカウントを作る


 で、さっそくアカウントを作成して実際に使ってみました。ブラックフライデーセールを目当てに、ウインターグローブとバイクブーツの購入するのです。

 基本的に日本語対応しているので、アカウントの作成もショッピングも特に問題は無いかと思われます。もし、アクセスしたページが日本語ではなかった場合は、ページの右上の方で「配送先国・通貨・言語」を日本語に設定することが出来るので、あらかじめ変更しておきましょう。

 ちなみに、個人輸入全般に言えることですが、氏名や住所は日本語ではなくアルファベットで登録しておいた方が後々にトラブルになりにくいと思います。FC-MOTOは情報登録も日本語に対応しているようですが、私は不安なのでスタンダードに倣い氏名・住所ともにアルファベットで登録しています。

【入力例】
ファーストネーム:Sinzo
ラストネーム:Abe
番地:Nagatacho 1-11-23
郵便番号:100-0014
町村:Chiyoda-ku
国:日本(Japan)※プルダウンより選択
群:Tokyo-to
電話番号:03-3581-6211

 個人輸入における送付先情報は、基本的に現地(日本)の配達員が分かれば問題ありません。発送元となる海外の方には「日本へ発送する」という旨さえ伝われば良いのです。それでも日本語を避ける理由としては、発送元となる海外の外国人従業員が慣れない日本語を誤植してしまうトラブルを回避するためです。

 また、都道府県や市区町村は「Yamaguchi-ken」や「Shimonoseki-shi」といったように入力しましょう。おおよその海外通販の場合は「都道府県」という表現でありませんが、基本的に「群」や「州」といった表現が日本の「都道府県」にあたります。マンションなどの部屋番号は、番地の欄にでも突っ込めば良いと思います。

 ただし、電話番号は面倒だったので国際番号を無視しました。普通に日本の市外局番で登録しています。どうせ、私はドイツ人から電話されても会話できないですし、日本の国内配達員が分かれば問題も無いと思ったので。(特に問題はありませんでした。)

 ちなみに、国際番号で登録したい方は、日本の国際番号は「+81」です。上記例に倣うのなら03-3581-6211ではなく+813-3581-6211といったように、市外局番の先頭の0を+81に置き換えれば良しなのです。


▼注文して到着まで




 ではでは、ワックワクのドッキドキでエクストリームな注文です。ウィンターグローブは「Orina Duke 防水バイク用グローブ サイズ:M」で、バイクブーツは「Shot Atv ブーツ サイズ:42」を注文しました。

 ちなみに、信頼することが出来る販売店なのか気になったので、この前段階でShot ATV ブーツという商品に関してFC-MOTOへ質問しています。

 まず、Shot Racing Gearというメーカーは「ATV Boots」という製品と「ATV Shoes」という製品をラインナップしているのですね。要するにロングブーツ版とショートブーツ版なのですが、FC-MOTOの商品ページはロングブーツ版とショートブーツ版の情報を混同して記載していたので、この商品ページの商品に対して「はたして、どっちの商品なのさ」と質問したのです。

 商品の質問は商品ページから簡単に行うことが可能です。日本語でメッセージを送ってもFC-MOTOは困るかなと思いましたが、ドイツ語は全く出来ないですし、今回は英文で質問してみました。

【送付したメッセージ】
 Although this item image is SHOT ATV SHOES, name and description are SHOT ATV BOOTS. Is this item shoes or boots? I would like to purchase SHOT ATV SHOES.(訳:画像はシューズじゃけぇ、商品名と説明文はブーツのやつじゃろ。これ、どっちなんよ?わしゃ、シューズを買いたいんやけど。)

 そうすると、早々にFC-MOTOから登録しているメールアドレス宛に、英文で返答をいただきました。

【FC-MOTOからの返答】
 Hello, thank you for your request. These are SHORT ATV Shot boots. You can see it on the picture that these item isn`t a shoe. If you need further information feel free to contact us again. We will be glad to assist you.(訳:おう、問い合わせ有難う。こりゃ、ショートブーツじゃけぇ。画像を見りゃシューズじゃねぇこたぁ分かるじゃろ。これでも分からなけりゃ、さくっと問い合わせてけろ。援助してやるけぇ。)

 要するに、画像が正しい参考情報ということのようです。きちんとショートブーツという旨も明記してくれていたので、安心して注文することが出来ました。日本語での質問に対応してくれるかは分かりませんが、しっかりと質問してから翌日には返答してくれましたし、しっかりとした販売店のようです。

 ちなみに、質問をする際は、特に面倒な挨拶文なども無しに、ストレートに質問を投げかけましょう。拙くても伝わればOKなので、小難しい表現などは使わなくても良いのです。

【簡単な質問例】
 売り切れとなっているMサイズのメーカー在庫はありますか?:M size already sold out, is in stock by your supplier?

 あとは、質問の最後に「I would like to purchase 商品名!」と「私は〇〇を買いたい!」と意思表示しておけば、相手も答えやすいかと思います。商品名と一緒にサイズやカラーも明記しておけば尚のこと良い感じで、さり気なく!マークを付けて揚々と質問してみましょう。完璧で丁寧な英語で回答してくれるので、あとはパワーアップしたグーグル翻訳にでもコピペすれば内容は理解することが出来るはず。

 ただし、サイズ感や仕様に関しては、質問するよりも商品ページやメーカー公式ページなどでチェックしたほうが良いと思います。調べれば大概のことは分かりますので、何でも質問するのは良くないのです。

 で、注文の翌日には注文確認メールを受信し、それから7日後には注文詳細が「発送済み」のステータスになりました。どちらの商品も、商品ページには「出荷完了まで2-3日」と在庫がある旨が記載されていたので「あれ、発送されないな」と思っていたのですが、どうやら記載ミスだったようです。注文から一週間が経過した時点で、FC-MOTOより「注文の処理は進行中であり、一部商品が欠品していて納品を待っている」という旨のメールが届きましたから。

 推察するに、受注確認から一週間が経過すると、現状を報告するメールを送ってくれるようですね。今回はタイミングが被ったのか、その直後に発送済となりましたが、沈黙で不要に不安を煽ることもなく丁寧であると思います。

 そして、さらに発送から6日後。遠路遥々と、この極東の手元に商品が届きます。


▼到着した商品たち




 再配達を利用したので、FC-MOTOから発送されて一週間後、無事に品物が届きました。FC-MOTOはDHLを使って発送するので、ドイツから日本まではDHL。国内配達は安定の日本郵便なのです。

 個人輸入をすると毎度のこと思うのですが、日本のダンボールって、クオリティが高いですよね。それに慣れていると、海外のダンボールは心許ない感じですよね。



 ダンボール箱にはインボイス、いわゆる「送り状」がビニール包装で添付されていましたが、個人輸入なので税関にて開封・確認済みとなっています。紙面の方も、商品価格の項目がボールペンでチェックされていますね。

 ちなみに、DHLは配送の際に必ず通関を代行し、配送物が税関でチェックされます。送料などを除く商品価格の合計が16,666円を超える場合は消費税と関税が課せられるので、お買い物の際には留意しておきましょう。今回の私の買い物は、ぎりぎり16,666円を超えないように調整したので課税はありません。

 たまにインボイスの表記や税関職員の能力などといった都合で、送料も商品価格(課税対象)とされてしまうことがあるらしいので、その際はDHLにでも問い合わせてみましょう。私は、そのようなトラブルには今のところ遭遇していません。




 開梱してみると、しっかり注文した商品が同梱されていました。特に不備はなく、問題は無さそうです。日本の梱包に見慣れていると、ある意味で個人輸入の醍醐味とも思える梱包具合です。詰め物などは皆無のため、ブーツの化粧箱は口が開いていますね。

 日本の梱包は、わりと多くの場合で過剰と思える梱包も多いような気がします。無駄に神経質で利己的な客が多いゆえのクレーム対策なのかも知れませんが、商品よりも廃棄物の方が多いこともありますし、たまに悲しくなります。

 このように、特に精密機器でもない場合は、これくらいの梱包で十分なのです。



 まぁ、ちょっと笑ってしまいましたけれど。

 画像は、特に内容物には触れず、ブーツの化粧箱の蓋を開けただけのものです。日本でコレだと、確実にブツブツと文句を言われますよね。何の問題も無いですけれど。

 とりあえず、長旅、お疲れ様です。


[✓] FC-MOTOを使ってみて

 特に何となく、いつも通りに買い物が出来た印象です。ブラックフライデーセールの15%オフなクーポンコードと相まって、中々にお買い得な個人輸入となったのです。

 基本的にウェア関係を中心とした扱いなので、あまり常日頃から頻繁に使うようなことはないのですが、たまに使ってみるには気分転換にもなって良い感じですね。見たことのない商品やブランドも多く、日本のショップを巡ることとは異なるインスピレーションを刺激してバイクライフに華を添えてくれるはずです。

 ただ、まぁ、私的には「ナップスで安定です感」が強まったところでもあります。結局のところ、どこもセール品は安いですしね。何だかんだで個人輸入は面倒ですし、自国での買い物が最も便利です。私の場合はDTMなどで海外デベロッパーからの買い物も抵抗は少ない方なので良いのですが、多くの人にとっては面倒だと思います。

 ここは途上国でもないですから、かぶれでもなければ海外製品でなければならないということもないでしょうし。

 とりあえず、FC-MOTOは日本のショップとは異なる品揃えなので、見ていて面白かったのです。みなさまも、一度くらいは使ってみては如何でしょうか。

 ご利用は計画的に、かつ自己責任で。


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