Hagström Swede Bass 197X’s

Hagström Swede Bass 197X'sHagström Swede Bass 197X's

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実質、私が「まともに買った」初めてのベースです。
最近は復刻版(?)を日本エレクトロハーモニクス株式会社が取り扱い始めたり、それに伴うような流れで中古市場にも少量ですが過去のオリジナルが流通し始めたり、この楽器を買った時に比べれば、そこそこに知名度は上がったのではないかと思います。

ハグストロームは1920年代頃に輸入業から発足したスウェーデンの老舗アコーディオンメーカーで、今では当たり前となっているキラキラのスパークルフィニッシュなどが特徴的なメーカーでしたが、世界的なエレキブームへの対応なのか1958年からは並行してエレクトリック業界にも参入します。

老舗アコーディオンメーカーが創りだすギターたちは、伝統のアコーディオンを凌ぐ勢いでシェアを伸長し、その独特の工夫や個性に実用性が評価され、新伝統として多くのファンを獲得するに至るのですが、一方で、当時の日本はというと輸入を行う代理店も無く、知名度は皆無に等しい状態。
(晩年間近には「Ultra Swede」という日本プロデュースの怪しいギターも発売されたらしい。)

まぁ、当時の日本は国産ブランドがブイブイいわせていた時代ですから仕方も無いのかな・・・。

そんなこんなしているうちに、当時を謳歌した多くのブランドと同様にハグストロームも苦境に晒され、1983年にはハグストロームもエレクトリック業界とは縁を切ってしまいます。

また、アコーディオンも1970年の「Super Cromatic」がハグストロームにとって最後の作品となり、その後は直営店舗を売却、当初のようにイタリアやドイツからのアコーディオン輸入業に帰着し、めでたしめでたし。

・・・とまぁ、生きた時代が時代なだけに「ビザール」に分類されるメーカーなのでしょうね。

KentやCoronadoにConcordeなどなど、色々とラインナップされていたハグストロームですが、このSwede及びSuperSwedeは、ギターとベース共に同社のフラッグシップブランドであった様子 。
(アメリカで廉価販売されていたKentシリーズは、最近の日本中古市場にも頻出していますね。)

詳しくは分かりませんが、このSwedeのベースタイプは1970年代に製造されていたようです。
(ハグストロームのベースは1980年発売のSuperSwedeが最後のMade in Sweden。)

当時、そのボディシェイプから「ハグストローム・レスポール」と呼ばれていたスウェードですが、大きなボディに極細ネックで作りは非常にカッチリとしていて、体感重量もトーンもドッシリとしています。

硬い肌触りの良い木の球が「ポン!」って打ち出されるような感じのサウンドは、弾いていて非常に楽しい気分にさせてくれます。

なんとなく「スウェーデンっぽいかも~」みたいな、間違ってもアメリカは感じないトーンコントロール類は派手な効きも無く、また、接続するシステムによって効き方に大きな差が出てきます。

あ、スウェーデンには行ったことないよ。

ちなみに、2004年から日本エレクトロハーモニクス株式会社が販売するハグストロームは「商標が復活した」という感じのリイシューだそうで、生産は中国なのだそうな。

やっぱり、万人に受け入れられるブランドではないのでしょうが、所有のベースで唯一、アンプ直結で弾くことが楽しいベースです。

ただ、この楽器の最大にして致命的な欠点は「アホみたいに重い」ということ。

まぁ、この楽器のアホみたいな重さがあったからこそ、私はヘフナーのバイオリンベースと出会えたのですが、お陰で、より重たく感じるという悪循環に陥っています。

Product Specification
Body : Solid mahogany body with white binding
Neck : Solid mahogany, H bar truss
Fingerborad : ebony fret board with MOP rectangle inlays
Scale : Short
Pickups : Passive Hagstrom double humbucker pickups
Control : 3-way pickup selctor, Phase switch, All passive 2-volume&2-tone