Joker Karma を吸ってみた

Joker Kerma

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 カオスに続きマンダラとともにラインナップされたカルマなる煙草。

 「ジョーカー・カルマ」を吸ってみた。

 惜しまれつつも廃止となった「ジョーカー」という煙草が、リトルシガーとして復活したようなシリーズですね。先に「カオス」なる昔のジョーカーを踏襲したリトルシガーがリリースされ、この「カルマ」は間も無くして「マンダラ」とともに追加された新ジョーカーなのです。

 この煙草も「カルマ」と冠するのみで、マンダラと同じく中々に謎な面構えとなっていますが、内容としては「スイートメンソール」を謳うメンソール系リトルシガーとのこと。ざっくりと捉えてしまえば、ジョーカー・カオスのメンソール版と言ったところなのでしょう。

 そんなカルマも、昔のジョーカーと同じく風変わりな形のソフトパックに詰められたスリムな120’sという異様に細長いシガレットという独特な仕様が踏襲されてはいますね。しかし、過去のジョーカーのラインナップには存在しなかった「メンソール」という新たな仕様には、メンソールが浸透しきった今でこそ嬉しく思う方もいたりするのかな。

 ちなみに、昔のジョーカーとは異なり、リトルシガーというカテゴリーにてリリースされているためタール数値は明記されていませんが、先のカオスと同じくTar8mg~Tar10mgの紙巻煙草と同等な感覚で楽しめるように仕上げられているそうな。これに関しては「昔のジョーカーと同じように楽しんでくれ」と言った感じですね。

Joker Kerma Joker Kerma

Joker Kerma パッケージデザインは「カオスの色違い」といった内容となっていますね。製品名などに明記はされていないものの、このカルマは「メンソール製品」となっているため、それを印象付けるようなカラーが採用されているのです。ブラックなカオスよりも垢抜けた印象が強いデザインとなっている気がします。

Joker Kerma シガレット本体は、先に発売されたカオスと全く同じデザインとなっているのです。長いフィルターチップやスリムな点を除けば至ってリトルシガーらしく、シガーリーフを加工した巻紙にプレーンフィルターというコンビネーションです。ちなみに、空気穴もカオスと同様に小さめのものが1列だけ設けられています。

Joker Kerma Joker Kerma

 このジョーカーシリーズは「120’s」という特異な長さに気を取られがちですが、キングサイズの一般的なシガレットと比べると「太さも細め」となっていることが分かるのです。この太さは、ピアニッシモなんかのスリムサイズと同じくらいかな。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、メンソールによる効果もあってか、リトルシガーながら非常にシガレットライクな煙草に仕上げられているのです。

 まずはシガレットの香りなのですが、あまりジョーカー・カオスと変わりの無い香りとなっていますね。メンソールらしい青臭さや清涼感といったような香りは殆ど感じられず、カオスと同じようにメープルフレーバーらしいメープルの香りが、他のメープルフレーバー系リトルシガーよりもゴチャッとした濃さにて感じられるものとなっているのです。そして、これはメンソールによる影響なのか、やや香りにバターチックな質感を含むように感じるのですが、やはりカオスと大きな違いを感じるには至りません。

 何というか、この段階でメンソールの加減はリトルシガーのメンソールらしくと言ったところであり、シガレットにおけるメンソール製品と比べて控え目に添加されている様を察することが出来る感じかな。シガー系のメンソールとしては順当な有り様であるものの、シガレットのメンソールに慣れてしまっていると違和感を覚えるかも知れません。特に、ジョーカーは葉巻に属するリトルシガーながらシガレットに傾倒した製品特性であることも踏まえ、ちょっとチグハグな気持ちになることも多いかも。

 そして、肺喫煙にて楽しむ喫煙の方では、メンソールにより軽快さが増してリトルシガーらしいシガーライクな味わいもメンソールによりマスキングされているため、元よりシガレットライクなカオスと比べても、よりシガレットライクな味わいとなっているのです。軽快な吸い心地ながらコッテリとした質感と甘さが印象的であったカオスとは似ていながら、まるで対極のような仕上がりとなっていますね。甘さより「ほろ苦さ」がプッシュされた味わいが、少し淡白で軽やかな質感とともに味わえると言った感じなのです。

 また、ジョーカーらしい「スイート感」の存在感はバリエーションの中でも薄めであり、煙を吐いたときにひょっこりと顔を表す程度です。メンソールは喫味のボディに軽快さを与え、味わいにメンソールらしい少しの青臭さと苦味を付け加える程度のものとなっていますが、中々にジョーカーらしい味わいをマスキングしているため、やや賛否は分かれそうかな。

 何となく具体的には、カオスで感じた香ばしい甘さがメンソールフレーバーにより苦味に上書きされているような印象です。そして、ややピリピリする辛味も目立っています。

 ちなみに、メンソールだからと言ってメンソールシガレットのような爽快感や清涼感があるわけではないので、シガー系のメンソール製品の傾向を知らない方は要注意。この新ジョーカー自体が軽い吸い心地に仕上げられている上に、更にメンソールにより軽快さを覚える喫味は、かなりシガレットライクなものとなっているのです。

 あとは、火種が風などに対して非常に弱い点はジョーカーならではといったところです。それは燃焼促進剤を添加していないシガレットとして有名なアメリカン・スピリットと比べても、段違いに火が消えやすいことには注意が必要となっています。室内では大きな不満にもなりにくいのですが、少し風の吹く屋外だと非常に億劫なレベルかと。この新ジョーカーは燃焼促進剤を使用していないか、それに等しいのですかね。

 そんなこんなで、火が消えていることに気が付かず喫したときの不味さったら、シガー系の製品であるがゆえにシガレットの比ではないので、中々に注意したいところなのです。あまり「のんびりまったり」と喫するには向かないこともあり、ここはジョーカーらしくアウトローなイメージでスパスパとスモーキーに楽しんだ方が良さげですね。

 ただし、いくらTar10mg程度のシガレットと同等な吸い応えな上にメンソールにより更に軽快な仕上がりとは言え、味わいは相応にシガーライクな濃さを持ち合わせるため、あまりスパスパと喫すると、少しグロッキーになってしまいます。私的には、これは新ジョーカーの大きな欠点ですね。

 総じて、メンソール製品らしく青臭さと苦味を軸とする軽快な喫味は、ややジョーカーに求めるキャラクターに欠く気もしますが、よりシガレットライクにジョーカーという銘柄を楽しむ分には申し分ない仕上がりの煙草なのでした。思ったよりはスイートに傾倒しすぎない喫味が印象的であった新ジョーカーですが、このカルマを喫した後にカオスを喫すると、カオスの「程好く香ばしい甘さ」という良さが際立ち中々に良い感じ。

 どっちがって?それは、カオスの方です。

 積極的にメンソールフレーバーをプッシュするカルマはメンソールが好きなら良いのですが、私的にカルマはジョーカーの良さをメンソールでマスキングしすぎかな。と言うか、新ジョーカーは火種が弱すぎて悠長に楽しんでいられません。リトルシガーらしいと言えば結局なのですが、ジョーカーの趣には非常にミスマッチですし、どうにかして下さいな。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar—mg Nicotine—mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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