JPS FK を吸ってみた

JPS FK

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 カッコいいF1カーなんかで有名かは知りませんなJPSというブランドの煙草。

 「ジェー・ピー・エス・FK」を吸ってみた。

 「John Player Special」の頭字語である「JPS」という名のブランドの煙草で、同ブランドはF1にスポンサーとして参戦していたりもしたので、もしかすると煙草に関心が無くても知っているという方がいたりするかも知れません。

 ・・・うん、いないか。

 タールバリエーションなどのバリエーション展開も無く、Tar11mgのソフトパックかハードボックスかのパッケージバリエーションしか展開していない簡素なラインナップからも察するように、あまりメジャーなブランドとは言えないかも知れませんね。しかも、終にはソフトパックの廃絶時勢に倣うようにソフトパックの廃止も決まりましたし、Tar11mgのハードボックスのみという実直で硬派で男気の溢れるラインナップとなってしまいました。今の同社のラインナップでは、カールトンと同じく単一銘柄で成り立つブランドとなっているのです。

 ちなみに、日本ではケントやラッキーストライクを擁することで有名な合同会社である「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ」の取り扱い銘柄となっています。

JPS FK JPS FK

 2010年に施行された未曾有の増税後では、ソフトパック製品も軒並みパッケージを高品質化していく中で、この煙草は最後まで品質を変えなかったようです。何というか、妙に安っぽいけれど高級感を漂わすパッケージでしたね。

JPS FK コルク柄にゴールドラインの装飾という、何とも硬派一直線なフィルターチップのデザイン。古株な銘柄に多く見られる「巻紙にスタンプ」という仕様も、良き古臭さの演出に一役を買っていて、オシャレポイントはインクが黒ではないということ。空気穴は小さめのものが1列で配され、フィルターはチャコール仕様です。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、かなり硬派な味わいの煙草に仕上げられています。

 まず、シガレットの香りは極めて控え目な甘さと、瓜のような瑞々しさをイメージさせるような香りなのですが、いずれにせよ程度は非常に薄く感じます。香料による香りの演出は控え目なのかな。

 喫味の方も、やや淡白に感じる方もいるだろうという程度に控え目な味わいの加減ではあります。しかし、この素朴と言うに他ならない穏やかな味わいには、ほのかな甘味と香ばしさに心地の良さを感じる「煙草感」に相応しい味わいとなっているのです。

 また、控えめの香りと相まるように質感は非常にドライなものとなっていますね。かなりキレの良いパンチのあるアタック感と、豊かな煙量に相応の「塊感」のある重さを持つ吸い応えです。その質感と量感による充足感は中々に高いものとなっているため、味わいの印象から受ける穏やかさに一辺倒となっていない様は好印象。苦味や渋味に酸味といった嫌に感じることも多いような要素は無いのですが、豊富な煙量とドライな質感のコンビネーションによる辛味は少し強めな点こそが良き塩梅なアクセントです。つまらない煙草に成り下がらない優秀な落とし所に落とし込まれています。

 ほっこりとする味わいでありながら、質感と量感で迫力を出している仕上がりは相反するような関係性であるのにも関わらず、非常に協調性に富んだバランスの良い喫味ですね。まとまり良く収まっている感じは突出した個性こそ感じられませんが、とっても分かりやすいキャラクターであり、それでいて飽きの無いだろう味わいは主喫に向いているのだと思います。

 紫煙の香りも、特にフレーバーがあるわけでもない普通の煙草らしい香りなのですが、今の御時世では量もモクモクと多めに感じる点には良し悪しがありそうかな。

 ちなみに、この煙草は同じメーカーということもあってか「ラッキーストライク」なんかと比較されることも多いようです。それと同時に、同じ洋モクで似たようなイメージ性のマールボロなんかとも比較されることも多いようですね。しかし、後者に関しては単なるイメージにおける点のみの話に思えますし、煙草としての本質は異なるように思えるため似たもの扱いには疑問も抱きます。ただ、少なくとも前者に関しては同様にBATらしさ溢れる素朴な味わいであるため、当たらずとも遠からずと言ったように思うので否定はしません。

 確かに、この煙草はラッキーストライクの香りや味わいを抑えるように下方修正して、それを補うように質感にパンチを持たせたような味わいにも思えるからです。そのパンチの効いた質感に野暮ったさを覚えるため、価格差だけのクオリティ差を感じなくもありません。

 しかしながら、この煙草は私的には「エコー」に近いようにも思えたりします。質量感や質感の迫力の感じがエコーに似ていて、エコーのネットリとした甘味や質感という個性を極力に抑えた喫味をイメージすると、この煙草が像として浮かぶ気がするのです。賛否は両論どころか、多くを見るに否しかないような気もしますが、私が初めてJPSを吸ったときの感想は「とっても軽快なエコー」だったのです。

 また、同時に思ったのは「このキレの良いアタック感はセブンスターのブラック・インパクトのようだ」ということで、ただひたすらキレの良さに傾倒していたブラック・インパクトに、BAT銘柄らしい素朴な味わいと質量感を加えたような喫味であるようにも思ったりしました。

 何はともあれ、タールバリエーションが展開されていないアンフレンドリーさは否めないブランドではあります。しかし、それと秤に掛けてもブランドイメージに内容が劣ることもなく、非常にバランスの良い硬派な味わいに優秀さを覚えさせてくれる煙草です。色眼鏡が濃くなり偏屈になりかけたとき、没個性的な味わいに正義を覚えさせてくれる良き煙草ではないでしょうか。特に、私は初めて吸った煙草がラッキーストライクとカールトンだったこともあってか、この煙草は非常に親しみやすい味わいに思えたのです。ぱっと見に反して喫味に高級感は無いものの、かなり真面目な印象の煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar11mg Nicotine1.0mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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