Kool Premium Fresh 8 Box を吸ってみた

Kool Premium Fresh 8 Box

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 2013年現在のBATが擁している全ての「独自仕様」を詰め込んだかのような銘柄。

 「クール・プレミアム・フレッシュ・8・ボックス」を吸ってみた。

 この銘柄は「ターボフィルター」や「フレッシュロック」に「ファインカット」と、中々に仕掛けが満載な銘柄なのです。

 まず、ターボフィルターというフィルターの口元側にmmの空洞を設けて筒状にした特殊なフィルターですが、これは呼称こそ違えども、先にマイナーチェンジしたケントに搭載されているジェットフィルターと同じもの。

 また、目新しさを抱く人も多いかも知れないフレッシュロックという仕掛けは、中包装紙に気密性の高いシールを用いる事で開封後の鮮度維持を図った仕掛けなのですが、これも呼称は違えど、現行のダンヒルのファインカットに搭載されているリロックと同じもの。

 通常より細かく刻んだ煙草葉を用いるファインカットという仕様も、上記のダンヒルのファインカットに採用されています。

 とまぁ、全てが他銘柄にて既出の仕掛けではあるのですが、それらを選りすぐり全て実装してしまったという中々に本気の銘柄だったりなんだり。

Kool Premium Fresh 8 BoxKool Premium Fresh 8 Box

 パッケージはコーナーカットされたボックスタイプで、色差こそないもののステンドグラスを思わせるようなシャープなデザインとなっているのです。 若者向けな印象ですね。

Kool Premium Fresh 8 Box パッケージテクスチャーも中々に凝ったものとなって、手に取ってみると分かるのですが、とても質感の高いデザインなのです。マットタイプで落ち着いた色調なのですが、何となくBMXみたいなアクティブ感を連想するようなデザインにも思えます。というか、実際にターゲットとして狙っているでしょうし。

Kool Premium Fresh 8 Box Kool Premium Fresh 8 Box

 開封後も劣化を抑えるフレッシュロックという仕掛けは、携帯ウェットティッシュのパッケージのように再粘着可能なシールなので、油脂や埃に気を付ければ何度も貼り剥がしが出来ます。

Kool Premium Fresh 8 Box ちなみに、外装ビニールのパッケージ背面側にはフレッシュロックの説明がプリントされていました。既にダンヒルで採用されているとはいえ、知名度は低いですから。これはシガレットボックスでは非常に有意義な仕掛けで、特に開封後の劣化が分かりやすいメンソールシガレットでは非常に有効な仕掛けだと思います。

Kool Premium Fresh 8 Box もう一つの仕掛けである「ターボフィルター」の見た目は、こんな感じに口元側の5mm程度が筒状となっているフィルターなのです。呼び方は異なりますが、ケントに採用されている「ジェットフィルター」と全く同じ機能のフィルターとのこと。この空洞により煙が整流されて味わいが向上するのだとか。

 また、空洞はフィルター素材を筒状にして作られているため、フィルターチップのみで空洞を作るパーラメントのリセスドフィルターとは似ていながら異なる仕様なのです。

Kool Premium Fresh 8 Box フィルターチップは最近の同社製品に多い淡い灰色が基調となったデザインなのです。ただ、パッケージカラーと揃えて黒色のチップでも違和感はなかったのではないかなと思い、ややフィルターチップがパッケージのデザインに負けている感じもしますね。空気穴は小さいものが間隔を広く1列で配されています。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、最近のメンソール製品にありがちな甘さや清涼感などの「行き過ぎ傾向」は全くなく、至ってシンプル且つ真摯にメンソールシガレットを全うしているような喫味が特徴となっているのです。良い塩梅でメンソールシガレットらしい甘味や苦味に青臭さと清涼感を持ち合わせていながらも、非常にスッキリとしたテイストに仕上げられています。

 このクールらしいメンソールの青臭さは少しだけ人を選ぶかも知れませんが、かなりシャープで固めな質感の喫味なので「ぼんやり感」は無く、非常に吸い易い印象となっていますね。プレミアム&フレッシュと謳う通り、この順当にメンソールシガレットとして昇華されているようなテイストは、メンソール好きはもとより、日頃はメンソールを選ばない人でも味わえそうな気がするのです。

 もちろん、メンソールを頑なに拒否するような人は論外ですよ。

 そして「一度に何本もメンソールは吸えないよ」という方でも、そんな方のためとも言えるフレッシュロックが大いに役立つでしょう。意外とフレッシュロックという仕掛けは、常日頃にメンソールを吸わないユーザーに対してこそフレンドリーな仕様だったりするのではないでしょうか。逆に一日に一箱を吸いきってしまうようなメンソールフリークにとってはメリットの薄い手間が増える分、ちょっと面倒なものかも知れません。

 私なんかは、精神衛生的にも有り難い仕様なのですけれどね・・・。

 また、この心地の良い甘味を含んだメンソールテイストは同ブランドのナノブリザードと非常に似ているのですが、巻きの太さやフィルターの違いもあってか、この煙草の方がスッキリ感が程良い感じでクリアーな喫味が好印象。ナノブリザードは清涼感に含まれる甘味や少しの苦味が中々に濃い感じで、ちょっとスッキリというか、クリアーな感じとは違う印象ですからね。

 あれは、まさにブリザード?

 私的に残念な点と言うならば一つ、銘柄名に含まれる「プレミアム」という表現なのです。何だか、メビウスのプレミアムメンソールシリーズを意識している感が満々で、少しオリジナリティーに欠ける気がしてしまいます。しかも、この製品が得意としそうなターゲットに「プレミアム」という表現の売り方は、何だかミスマッチな気も・・・。

 実際には、かなり独創的な仕様を持ち合わせているBATらしさ溢れる銘柄であるが故に「そんなに自ら寄せようとしなくても・・・」と思ってしまったり。

 あと、燃焼速度も比べると速い部類だと思うので、この点も人によって好き嫌いが分かれそうです。しかし、このメーカーの製品は基本的に燃焼速度が速い印象があるので、標準の程度と言えば欠点と言う程ではないと思います。

 ・・・で、ついでに、フレッシュロックの効果を知るために本数を減らして三週間ほど「あまり好ましくない保管状況」もとい「部屋に放置」したシガレットを喫煙してみたところ、かなり鮮度維持に一役を買っている事が分かりました。やはり比べれば清涼感は落ちているものの、日の経過を考えると非常に良好と言って過言ではない程度で、清涼感以外のテイストである甘味や苦味に青臭さは開封時と同程度と思えるくらいに残っていたのです。清涼感が少しだけ減退した分だけ甘味と青臭さがプッシュされている喫味は、よりフルーティー感が増している気もしないではないのですが、ややクールの独特な「納豆っぽさ」がキツい気もします。

 何はともあれ、しっかりとした効果はありそうなので大したものなのです。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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