모나카 を食べてみた

Korean Monaka 모나카

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 韓国でもポピュラーな菓子だという最中(もなか)。

 「모나카」を食べてみた。

 韓国でも「最中(모나카)」がポピュラーに楽しまれているそうですね。そう、あの日本でも御馴染みの「最中(もなか)」です。韓国は他国起源を隠したがる向きがあるそうなので、恐らく最中に関しても「韓国起源の菓子」として普及しているのかと思います。いわゆる「韓国起源説」というやつです。

 ちなみに、最中は「最中の月」という日本古来の暦から名付けた菓子が元となっているそうで、そんな史実からも最中は日本発祥の菓子であるのだと思います。韓国でも漢字なら「最中」と書き表すくらいですから、恐らくは戦時中あたりに日本から韓国に渡った菓子なのではないでしょうか。

 何より、最中が海の外にあるというのは、何だか不思議な感じがしますね。

Korean Monaka 모나카Korean Monaka 모나카

 パッケージには「Korean Traditional Taste 韓国」と添えられて「모나카」と記されているのです。その「모나카」というのは意味そのままに韓国でも漢字で記すなら「最中」なので、特別に商標的商品名ということではないと思われます。

Korean Monaka 모나카 パッケージ側面には中に詰められている最中の味なのでしょうか、三種の最中が表示されているのです。その内容は「Rice Cake MONAKA」と「Chestnut MONAKA」と「Green tea MONAKA」の三種となっています。先に述べてしまうと、この三種は種の風味が異なるのですが、その風味には大差も無いといったところ。

Korean Monaka 모나카 製品表示は全てハングルとなっていましたが、ハングルはサッパリなのです。わりと取っ付きの良い言語だそうですが、いわゆる反日政策の一環である「国語純化」に倣った漢字を使用しないハングルだけの韓国語は、同字の同音異義語が氾濫しているようで表現力に乏しい一面もあるとか。詰まるところ、日本なら「平仮名のみ」みたいな。

Korean Monaka 모나카 恐らく、画像左から「Rice Cake MONAKA」と「Chestnut MONAKA」と「Green tea MONAKA」であると思われます。その12個の最中は色ムラも大きく、ひび割れや欠けも目立つ状態でしたので、日本人観点からすると少し粗野な印象を覚えるかも知れませんね。もはや、日本製品が無駄にハイクオリティなのかとすら思えてきます。

Korean Monaka 모나카 ちょっと開封しにくい小包装から最中を取り出して割ってみると、中には餅のようなものが入っていました。こし餡のような餡も日本の餡子とは大きく異なり「増粘っぽい感じ」の餡となっているのです。ほくほく感を意識することの多い日本の最中とは大きく異なる内容となっていて、とっても面白い感じですね。

食べてみた感想・味・香り

 この韓国の最中は、やはり日本の最中とは印象の大きく異なる菓子となっているのです。

 まず、日本人にとって最中と言えばの醍醐味である「種(最中の皮)」ですが、ここから日本の最中とは大きく異なります。韓国と言えば「海苔」の嗜好性一つを見ても分かるように、パリパリと湿気の無い食感を好む日本人とは逆の嗜好性であり、湿気た食感を好む嗜好性がありますよね。それは、この最中の種にも如実に表れていると思えるのです。

 ハッキリ言って、ものすごく湿気っています。一口と運んで食べようとすると、それは後述の餡の特性と相まって上手く噛み切れないくらい「ぐにゅっ」となりますし、その種も思いのほか脆いのでボロボロと端から崩れてくるのです。これは少し食べづらいようにも思えますが、どこを見ても乾燥材の類が全く使用されていないパッケージなので、もしかすると新鮮ではない状態だったのかも知れませんね。

 お次は中に詰められている餡ですが、この餡には先の画像の通り「餅のようなもの」も入っていましたね。その餅は「わらび餅と餅の中間」みたいな感じとなっていて、これがまた食感としてチロルチョコのコーヒーヌガーみたいな食べ応えを呈してくれるのです。キャンディーバー好きの私としては、ものすごく癖になる食感。

 そして、まるで種と餅の緩衝材のように詰められている餡の方も日本のホクホクな小豆の餡ではなく、ペースト状の「何か」ですね。黒糖を思わせる濃厚な甘味が特徴的であり、非常に美味しいと思える好みの餡なのですが、これが韓国のスタンダードな餡子なのかは不明なのです。

 また、気になる味の違いですが、三種のバリエーションは皮の色こそオレンジ・ピンク・グリーンと大きく異なるものの、実際の味わいには大差がありません。どうやら、それぞれは種の風味が異なるもののようですが、その違いは餡の濃厚さに負けてしまい非常に分かりづらいものとなっています。ボロボロと欠けた種だけを口に運んで「ギリギリ」といった程度に、パッケージに記されたフレーバーを感じ取ることが出来るといったところです。

 ちなみに、その中でも一番に分かりやすかったのは「Green tea MONAKA」でしたが、緑茶といっても日本の緑茶の風味とは少し異なり、分かりやすく酸味が前面に出ているフレーバーなので、緑茶風味と言えども日本人は好みが分かれそうです。

 詰まるところ、この韓国最中の肝は種ではなく「餡」なのです。もちろん、日本の最中の餡とは大きく異なるのですが、こってりとした黒糖のような甘さが何とも心地の良い味わいですね。湿気り気味の種とのコンビネーションも抜群で、これは日本の最中のようなパリパリの種ではミスマッチでしょう。日本の最中は餡と種の分離感が良いハーモニーですが、韓国の最中は餡と皮は一体感があり新鮮味があります。何よりキャンディーバーのような食感と、黒糖のような甘さの餡が最強のコンビネーションなのです。

 総じて、韓国の最中は日本の最中と同様にもち米を原料とした種を使用しているものの、触感は湿気り気味です。餡も日本の餡とは大きく異なり、餡子というよりは黒糖ペーストのような感じの甘い餡となっています。そして、何より異なるのは「餅のようなもの」が餡と一緒に詰められているということで、中々に食べ応えも高い最中となっているのです。

 また、乾燥材が使われていないために保存には不向きという点も特長なのかも知れません。日本の最中は「ホクホク」とか「パリパリ」と表現されることも多いと思いますが、韓国の最中は「ぐにゅ」とか「ねちょ」という感じの表現が適する、日本の最中とは真逆特性の不思議な最中なのです。

 とりあえず、韓国の最中も美味い。


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