Marlboro Filter Plus One Box を吸ってみた

Marlboro Filter Plus One Box

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 製品名からして何か仕掛けがありそうなマールボロのTar1mg。

 「マールボロ・フィルタープラス・ワン・ボックス」を吸ってみた。

 メーカーによる謳い文句としては「豊かな香りとオイル成分を含む厳選された地中海沿岸地域の希少種」という煙草なのだそうです。如何にも高級そうな葉をフィルター部分に仕込むことでフィルターを通る煙に香気を付加し、その豊かな香りで吸い応えを強調しているという製品のようですね。煙草葉を燃やすために使うのではなく、まさかのパック・イン・フィルターしてしまうという新手の発想は非常に珍しく面白いものではないでしょうか。高級天然うなぎをご用意いたしましたので、ひつまぶしの付け合せにどうぞ、みたいな。

 何はともあれ、吸い応えを強調しているTar1mgの製品は少なくありませんが、このような仕掛けの製品は類を見ないタイプの製品なのです。

Marlboro Filter Plus One Box さりげなくパッケージの隅に表記されている「TOBACCO ZONE FILTER」という表示こそ、この煙草の特徴を表すものとなっています。ボーダーデザインが層構造のフィルターをイメージしているのでしょうけれど、まず伝わらないでしょうね。どちらかと言えば、伝えることよりもデザイン的な要素の方が大きいようにも思えるでしょう。

Marlboro Filter Plus One Box Marlboro Filter Plus One Box

Marlboro Filter Plus One Box 空気穴は量感も多めな極小の6列という配置となっていて、この空気穴の位置に煙草葉が仕込まれています。このセッティングにより、より良い具合に空気と煙草葉の香気が混ざるのでしょうね。この仕様から窺えることと言えば、そのフィルターに仕込まれた葉の香気は煙より空気とブレンドすることが主のように思えるということでしょう。

Marlboro Filter Plus One Box Marlboro Filter Plus One Box

Marlboro Filter Plus One Box ちなみに、4層にも及ぶ特殊なフィルター構造の副産物として、非常に長いフィルターチップが見た目のインパクトを強めています。おおよそシガレットの半分くらいがフィルターチップという異様な見た目であり、100’sシガレットと変わりがないほどの長さとなっているのです。やや損な気がしなくもないシガレットとも言えるかも知れませんね。

 ちなみに、この煙草はキングサイズ仕様なのですが、画像のようにケントの100’sサイズよりチップは僅かに長めという鬼畜仕様です。フィルターに葉を仕込んでいる分だけ燃やすための葉が減らされているような感じとでも言えば良いのかな。

Marlboro Filter Plus One Box フィルターチップの中身は口元側から「アセテート – 煙草葉 – アセテート – チャコール」という、何とも忙しない4層のフィルター構造となっていますね。煙草葉の層がプラスされている分だけ他のパーツを短くするというようなバランスではなく、ただ単にプラスしたということが画像より分かるかと思います。

 また、思いのほかピッチリと詰められたフィルター部分の葉は、巻きに使われている葉とは全く異なる印象の葉となっている点も特徴的なのです。火を点ける方の葉はアメリカンシガレットらしい甘い香料の香りがするのですが、フィルター部分の葉は殆ど香りがしません。チャコールフィルターが香気を吸着してしまったのかと思いましたが、葉とチャコールの間には長めのアセテートフィルターが挟まれているので、そういうわけではなさそうです。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、色々とピーキーなキャラクターに仕上げられています。外観的な個性も然ることながら喫味の方も非常に独特となっていて、風味が豊かと言えば聞こえは良いのですが、この風味は少しエグいようにも思えますね。鼻腔で感じる煙草の香り高い感じとは違い、口腔内に残るヤニの渋味が強いといった感じでしょうか。如何せん鼻腔で感じる心地の良さと、航空に残る嫌な感じが不協和な感じなのです。

 煙量もTar1mgとは思えないほどに豊かなのですが、そこに風味の強さを相乗させて吸い応えを強調しているため、吸い応えは抜群です。それゆえに嗜み方に配慮が必要な仕上がりとなっている感じでしょうか。ゆっくりと丁寧に喫すれば程よい甘さを感じるのですが、強く吸い込めば香りは崩れて口腔に嫌な渋味ばかりが目立つといったところ。これは地味ながらに好き嫌いがハッキリと分かれそうな煙草なのです。中々に輪郭のハッキリとした印象を覚える味わいであるため、ローカライズされていないプレーンフィルターの洋モクなんかが好きな方にはマッチするかも知れませんね。

 また、絶対に気になってしまうであろう燃焼時間の短さも特徴的なのです。もとより速めに燃える燃焼特性と他より長いフィルターチップというコンビネーションにより、費用対燃焼時間のコストパフォーマンスは最も悪い製品なのではないでしょうか。せっかちな人なら恐らく余裕で1本が1分を切るスコアを叩き出せるほどで、この煙草を5本も充ててアメリカンスピリットの1本分に足りるかは断言も出来ない感じですね。

 総じて、素早さも高く火力もあるが、バイタリティが低い。そんな長所と短所を律儀に兼ね揃えた隠しキャラ的な煙草なのです。

 ちなみに、私は好きです。初めは「なんか鼻と口とでバランスの悪い嫌な味わいだなぁ」と思っていたのですが、慣れると口腔でもスイートでフルーティーとさえ思える喫味に昇華されるような気さえしてきます。何よりは、これだけの煙量感をTar1mgで楽しめるのですから。

 ただし、やはりコスパは非常に悪いのです。ここまであっという間も無く消費してしまう煙草は他に類を見ませんから。こればかりは差し引きということで、どうしようもないと諦めるしかなさそうです。

 そう言えば、私が昔に吸った時はパッケージも特徴的な仕掛けを有していたと思ったのですが、いつの間に普通のボックスパッケージになったのでしょうかね?

 昔は「シャコッ!」て引き上げて開けるようななパッケージだったと思ったのですが・・・。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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