Joker Mandala を吸ってみた

Joker Mandala

Include the following / 抽烟印象・喫煙の感想 / Smoking impressions / Табачные впечатлени

 マンダラというカルマ以上にイメージし難い銘を打たれている不思議な煙草。

 「ジョーカー・マンダラ」を吸ってみた。

 昔に販売されていた「ジョーカー」という煙草の復刻版のようなシリーズで、そんな「現代版ジョーカー」の一つなのです。先陣を承り発売された旧ジョーカーの味わいを踏襲する「ジョーカー・カオス」に続き、過去には無かったバリエーションとして追加された新ジョーカーの一つです。メンソールタイプの「カルマ」と同時にリリースされた煙草ですね。

 また、こちらも他のカオスやらカルマやらの新ジョーカーと同じように「マンダラ」という中々に謎な面構えが特徴的となっています。その内容は「神秘的なアジアンテイスト」とメーカーも発売時にアナウンスしているのですが、なるほど詳細や実質は伝える気も無い様子なのです。そんな不思議なベールに包まれるマンダラについて先に述べてしまうと、アジア繋がりでラインナップされているキースのジャパンクラシックと似たような風味の煙草となっています。

 ちなみに、昔のジョーカーと同じく、スリムな120’sというシガレット形状はマンダラでも踏襲されています。ただし、そんな昔のジョーカーとは異なり、今回の新ジョーカーは葉巻に属する「リトルシガー」にてリリースされているためタール数値は明記されていません。しかしながら、実質的にはTar8mg~Tar10mgの紙巻煙草と同等な感覚で楽しめるように仕上げられているそうです。

 葉巻に属するリトルシガーながら、メーカーより口腔喫煙ではなく肺喫煙にて楽しむように示唆されている感じは、中々に独特となっていますね。

Joker Mandala Joker Mandala

Joker Mandala パッチワーク風であった先代のジョーカーのデザインとは異なり、復刻ジョーカーは浮世絵を思わせる「波」を模したようなデザインで、この「マンダラ」は後述するフレーバーもあってか「紫色」のパッケージとなっているのです。何だか、魔導っぽい色じゃないですか。非常にテンションが上がってしまいます。

 ちなみに、封緘紙の「SINK OR SWIM」は魔女狩り文化に関連する「一か八か」という意味の言葉で、波を模したパッケージデザイン、Jokerという銘柄、SINK OR SWIMという語、全てが不気味にリンクしていたりなんだり。

 余談なのですが、この煙草は「Witch」ではなく「Joker」であるあたり、冠にされた「SINK OR SWIM」が示すものは何なのでしょうか。ただ単に言葉の通りの「一か八か」という表現による博打的イメージでアウトローな雰囲気を演出したかっただけなのか、はたまた狂気的史実に関連させて特権といえど冗談も過ぎると水攻めにするぞという暗示なのか。私的には、利発な提供者が頭の悪い使用者に対して誤解させておきながら真意として「調子にのるなよ」と刺すようなメッセージというか、ブラックユーモアに思えてしまったりするのです。

 要するに「出る杭は打つ」というやつで、気を付けてもらいたいのは「出る杭は打たれる」ではないということ。馬鹿は単体では馬鹿としてすら機能しないのですよ、優しく利発な者や多くの場合は狡猾な者が手の上で転がすか放っておくかして初めて機能するのです。以前のジョーカーの人気傾向イメージがアレなだけに、何だかパッケージ全体が「調子にのるなよ」というメッセージにしか思えないのですよね。

Joker Mandala と、余談は終えてキングサイズパッケージとの比較です。比べると異様も一目瞭然で、中々に特徴的なサイズ感のパッケージとなっていて、細いながら長いソフトパックというパッケージにはポケッタブルと言い難く、やや取り扱いには不便しそうかな。本当はラフに扱いたいイメージの銘柄ではあるものの、日本人魂が否と言うに葛藤する感じ。

Joker Mandala シガレット本体は復刻ジョーカーで共通のデザインとなっている模様。長いフィルターチップやスリムな点を除けば、リトルシガーらしくシガーリーフを加工した巻紙にプレーンフィルターというコンビネーションが王道な使用となっているのです。ちなみに、他の復刻ジョーカと同じように空気穴は小さめのものが1列だけ設けられています。

Joker Mandala Joker Mandala

 一般的な太さのキングサイズと100’sサイズのシガレットと比較してみると、とっても長く、そして少しだけ細いことが分かります。何だか、銘柄の趣は180度も異なりますが、ロスマンズのロイヤルを思い出しますね。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、確かに「アジアン」な、と言うか「日本的」な香りが特徴的な煙草に仕上げられているのです。

 まず、マンダラと言うに疑問しか感じないシガレットの香りからなのですが、これは明らかに「柴漬」です。それ以外にもバラのような香りにティーフレーバー系の要素が感じられたりもするのですが、やはり「柴漬」の香りなのです。この植物感というか、お総菜感の溢れる香りには、日本人なら多くが馴れや親しみを覚えそう。

まぁ、煙草としては異質感しかないため、馴れも親しみもへったくれも無いですけれど。この時点で、昔のジョーカーを踏襲したカオスとも、そのカオスのメンソール版であるようなカルマとも、そんな昔のジョーカーの意を汲む他の新ジョーカーたちとは明らかに違う、正に一方の「真・新ジョーカー」であることを察しますね。

 肺喫煙にて楽しむ喫味の方も、シガレットの香りに負けないくらい独特なものとなっていて、かなり癖のある味わいなのです。何というのかな、一癖ある「まろやかさ」なんかがローズフレーバー系の煙草と相通じる質感となっていて、喫味もソレに近いものがある感じです。神秘的かは知りませんが、確かに他の新ジョーカーとは一線を画する味わいとなっています。

 そんな癖がありながら「まろ~ん」としたフレーバー感も相まって、かなりシガレットライクな仕上がりとなっているため、取っ付きが良いんだか悪いんだか、よく分からん感じとなっているのです。味わいがフレーバーティーのように間接的に攻めてくる感じもあり、香気が「濃さ」を演出する一方で、中々にライトな吸い心地に仕上がっています。空気穴による空気の流入も、よりシガレットらしいテイストの演出に一役を買っているのかな。

 ちなみに、このマンダラも他の新ジョーカーと同じく火種が非常に弱いため、中々に火が消えやすいという煩わしさがあります。気が付けば火が消えているということも多く、似たような問題を孕むシガレットはアメリカン・スピリットと比べても比ではありません。リトルシガーということで、これも葉巻だと思えば仕方なくは思えますが、シガレットライクなキャラクターとは意に反するように思えるあたりに、やはり煩わしさを覚えてしまうのです。

 また、そんな火種の弱さが一方では「紫煙の量が少ない」という副産物的効果を産み出しているため、火種から上る紫煙の量は非常に少ないものとなっています。これに関しては、現代志向として好印象ではありますが、のんびりと楽しめないのは如何なものかと。

 そんな感じなので、火種を守る意もあり出来るだけ灰を落とさないように喫したいのですが、灰が柔いためにボロボロと落ちるという悪仕様。

 総じて、見てくれのキャラクター性のわりに取っ付きの良さを覚える新ジョーカーのラインナップでは、外も中も個性的というカオス以上にカオスな仕上がりであるため、マンダラの銘が光る逸品となっています。マンダラって、もはや人の達する世界ではないですからね。

 と言うか、この煙草にしてもキースのジャパン・クラシックにしても、海の外では「日本」は「柴漬」なのでしょうか。いやいや、寿司に天ぷらでしょう。

 ・・・、ジョーカー・テンプラ。

 もはや、字面だけなら違和感も無いですね。

 ブラックデビルのピンクローズやアークローヤルのパラダイスティーなんかが好みであれば、この煙草も気に入るかも知れません。ライトな吸い心地ながら癖は強いものの、新ジョーカーの三者では唯一に昔のジョーカーを踏襲しない様の味わいには新しさも覚えますし、最もリッチな味わいにも思えるため、成人の切符を持ちマンダラに挑む強者は是非ともトライ。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar—mg Nicotine—mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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