Kent Nanotek 4 KS Box (JETFILTER) を吸ってみた

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter

Include the following / 抽烟印象・喫煙の感想 / Smoking impressions / Табачные впечатлени

 ジェットフィルターを搭載したナノテックシリーズのTar4mg。

 「ケント・ナノテック・4・KS・ボックス」を吸ってみた。

 スーパースリムシガレットの伸長に一役を買ったであろう、ケントのナノテックシリーズ。そのケントは、ここ最近で「ジェットフィルター」と銘打つ一部中空構造のフィルターを採用したりしたことも記憶に新しい頃で、遅れながらナノテックシリーズもジェットフィルターを搭載する運びとなったのです。

 ちなみに「ジェットフィルター」とは、フィルターの口元側に筒状のフィルターを配することで煙の広がりを抑える「整流効果」を生み、ストレートに送り出される煙が吸い応えの向上に一役を買うフィルターだとかなんとか。口元側に中空構造を配するという点は似てはいるけれど、これはパーラメントのリセスドフィルターとは異なる志向性ですね。リセスドフィルターは口元側に空洞を設けることで「煙の冷却効果」を図ったフィルターであり、ジェットフィルターのように実直な吸い応えの向上ではなく「味わいの向上」を謳った仕様ですから。これは、近年で需要の高まりつつある「吸い応え上々」に応えるような仕様であり、特に低タール仕様と相性の良さそうなフィルターに思えます。Tar1mgや次点のウルトラライトクラスあたりに偏執する方って、タールクラスは上げずに吸い応えを求める傾向も強いと思いますから、正しく打ってつけな仕様かと。

 今回は、そんなリニューアルを施したバージョンの喫煙感想なのです。

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter パッケージ形状はリニューアル前より変わらずのハーフラウンドパッケージとなっていて、スーパースリム仕様ということもありシガレットボックスは一般的なものより半分程度の厚みとなっています。

 ちなみに、表面は滑り止めのようなイボイボ加工。

 パッケージ背面ではビニール包装のプリントにてジェットフィルター仕様へリニューアルした旨が宣伝されているのです。

 また、謳い文句は「PRECISION INJECTION TECNOLOGY」とかいう文句から「MAXIMUM TASTE, MICRO FORMAT」という文句へ差し替えられています。

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter インナーカットの形状などは特にリニューアル前より変更は無い様子ですね。ただし、中包装紙は以前よりのブラックカラーを引き継ぎながら、模様はリニューアルしたケントのシンボルへ差し替えられています。比較的安価な販売価格に対して、あまり安っぽいイメージは覚えないようなデザインで好印象なのです。

 また、インサーターではケントが掲げる新たなテーマである「SPARK INSPIRATION」などについての謳い文句やジェットフィルター仕様に関する大雑把な説明が記載されていました。

Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter Kent Nanotek 4 KS Box Jet Filter

 フィルターチップのデザインもリニューアルにより刷新されていますが、印象は大きく異なることもない雰囲気となっていますね。何と言うか「線」が「点」に変わったような感じです。

 ちなみに、デザインさて置き仕様は大きく変更が施されていて、極細スーパースリムながらフィルターは筒状のジェットフィルターとなり、空気穴は1列から2列へ増強されているのです。このジェットフィルター化により、同じくスーパースリム仕様のエスシリーズと比べて一つ個性を得られた結果なのかな。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、やはりジェットフィルター化によるリニューアルにより、全くの別物と言っても過言ではない味わいへと様変わりしているのです。何というのか、ケントのスタンダードなラインナップと同様にジェットフィルターなケントらしい味わいへと見事に様変わりしていて、これは従来の愛飲者に対してアンフレンドリーに抜群な変わり様と思えます。

 リニューアル前は中々に野暮な質感と甘さが他には無い洋モクらしさを感じさせる、何ともコテコテなパワフルさに満ち溢れる味わいが印象的な仕上がりの煙草で、ざっくりと言えば「鈍重」なテイストだったわけです。それがジェットフィルターらしいシャープでキレのある質感へと様変わりしていて、その質感に過多となったバランスの味わいは香りや風味を抑えたような淡白さで、ざっくりと言えば「鋭敏」なテイスト。常温で楽しむドイツビールがキンキンに冷えたスーパードライに変わったような感じなのです。

 以前のナノテックで強く現れていた甘味も非常に抑えられていて、そのキャラクターは以前の「ぎっとり」としたものから、何とも「クリア」なものへと改められています。また、吸い応えも以前の太い吸い応えとは異なり、細く鋭い軽快ながらカッチリとしたシャープさで演出された吸い応えとなっているのです。

 詰まるところ、もはやナノテックシリーズと言うよりは普通にジェットフィルターのケントと言うに適切な煙草で、スーパースリムという仕様によりソレよりは少しアタリが強いかなといったような質感。

 総じて、スタンダードなケントのラインナップとは少し異なる趣を味わいに見せていたナノテックシリーズですが、ジェットフィルター化によりスタンダードなケントのラインナップとキャラクターに差異も少ない味わいの煙草となりました。ブランド的な統一感は増したのかも知れませんが、やや没個性へ化したと言うにも否めないあたりは賛否両論かも知れません。

 特に、ご新規さんならクリアな甘さの味わいとシャープでキレのある質感に吸い応えを覚えて好印象なのかも知れませんが、従来品を愛飲していた方なんかはパンチばかりで厚みの無い貧相感と受け取り、絶対に違和感を覚えそうなのです。

 ここ最近のケントは少し展開の仕方が雑で、昔とは違うかたちで雑。

 従来品を愛飲していた方は銘柄変更の検討は余儀も無い煙草なのでした。

 ジェットフィルター製品はアタリの強さばかりが目立ち、従来品と比べて味わいが薄くなる傾向にあるから少し好みとは言い難かったり。アタリの強い吸い応えより、やはり煙草なら味わい甲斐に楽しみを見出だしたいですから。

 ただ、私も現代的嗜好に倣っているのか嫌いではありませんし、これはこれで大いにアリかと。リニューアル前のTar4mgを愛飲していた方は、一つ下のタールバリエーションであるTar1mgでも良いのかも。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar4mg Nicotine0.4mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


▼あわせて他銘柄どうぞ▼
小目録「BAT Products」へ戻る
大目録「TOBACCO」へ戻る