Che Red を吸ってみた

Che Red

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 無添加ジャンルで密かに伸長している「チェ」のオリジナル的存在。

 「チェ・レッド」を吸ってみた。

 革命家「チェ・ゲバラ」の肖像イラストを大胆に配したパッケージがインパクトも大きい、その名にも「チェ」と冠する無添加煙草ブランド。その「チェ」の元締め的ポジションに位置している「チェ・レッド」という銘柄で、銘柄名にはカラーネームの「レッド」と冠するのみですが、実際のタール数値は7mgとなっています。

  味わいを調整する香料や膨張剤に促進剤といった機能的添加物などを全く使用しない「無添加煙草」といえば、それこそアメリカンスピリットの独壇場ともいえるジャンルなのですが、最近は「チェ」もジワジワと普及し始めてきている印象ですね。そのウケているのが内容か外見かはイマイチで不明な感じですが、チェ・ゲバラ関連は一定の需要がありそうなので、この特徴的な外見も人気に一役を買っていそうなのです。

 ちなみに、いくつかのバリエーションを展開する「チェ」ですが、それぞれは単なるタールバリエーションには収まっていない様子で、ブレンドに特徴を持たせているとのことです。このレッドは、一部にキューバリーフを使用している点は他のバリエーションと共通しているものの、その他に「メリーランド」という品種がブレンドされているという特徴を併せ持つとのこと。その「メリーランド」という品種は、煙草葉を換金作物の一つとして重視していた旧メリーランド植民地のみで作られるバージニア品種を指し、 必ず「自然乾燥」が用いられ、乾き気味で火持ちが良く、喫味も香りも淡白な傾向にあるそうな。その性質上、喫味をマイルドにするためや、火持ちの改善を図ってブレンドされることも多い希少種なんだと。

 恐らくは「濃ゆいキューバリーフの味わいを割湯のような役割に充てたメリーランドリーフで整えている」という構図のブレンドレシピとなっていそうで、中々に無添加ゆえの手間が掛かっていそうな煙草なのですね。

Che Red Che Red

 真っ赤なパッケージに配されたチェ・ゲバラが目を引くパッケージですね。もはや、無添加煙草は掲載義務でもあるのかと思ってしまいますが、パッケージサイドにはアメリカンスピリットと同じように製品特性の説明が記載されています。その記載によれば「無添加・無香料」であることの他に、フィルターには「天然ヤシのチャコール」が使用されている旨や、煙草葉にはキューバリーフを使用している旨なんかが特徴として紹介されているのです。

 ちなみに、製品特性から多くの日本人が感じ取るように、勝手に「キューバのシガレット」だと思い込んでしまいそなチェですが、その実は「ルクセンブルグ大公国」という西ヨーロッパの国の銘柄だったりします。そのルクセンブルグとやらは、ドイツやらフランスやらと隣接する国なのですが、あまり日本人には馴染みも浅い国かも知れませんね。

 ただ、チェ・ゲバラもといキューバとは中々に歴史的にも政治的にも繋がりのある国のようです。何を以って「チェ」というブランドが、それもパッケージへ大胆に実在した著名人の肖像を配して誕生したのかは謎ですが、短絡かつ楽観的に考えるなら「高級煙草のイメージが強いキューバに関連性を感じさせてくれる人物」という戦略的要素なのだと思います。

 もしかすると、他に何かあったりするのかな?

 また、やはり「煙草と著名人」のコンビネーション要素を有する「チェ」は、そのスタイルを「全体主義を扇動している」として法的措置をとられたりなど、少なからず問題視はされているのだそうな。ただ、その話は彼の「ポーランド」での出来事らしく、不思議なポーランドマジックのせいで大事とは一切も感じさせてくれない様相ではありますね。ここ日本でも、恐らく大手の煙草企業は、この「チェ」に関して少なからず意見していたりするのではないかな。

Che Red チェのシガレットボックスは「しかけ絵本」ならぬ「しかけ箱」のような作りとなっているのです。画像のように、開口部にチェ・ゲバラの肖像が被さるようにデザインされているため、氏の肖像が真っ二つになる心配がありません。開閉に少し煩わしさが伴っているとか、気にしてはいけない気がします。

 これは確かに、実在した人物である手前では「脳天チョンパ」となると縁起でもないですし、中々に気の利いた仕掛けのパッケージですよね。

Che Red フィルターチップはコルク柄のものが使われていて、パッケージにもデザインされている「che」のサインが赤字で配されています。

 ちなみに、チェは空気穴が特殊なデザインとなっていて、無数の空気穴が不整列に散りばめられているのです。

喫煙の感想・味・香り

 この煙草は、何とも見た目と味わいのギャップが素敵な裏腹系。

 まず、シガレットの香りなのですが、これが意外にも無香料ながら中々に香りは強めで、何だか不思議な「甘辛ソース」みたいな香りが食欲を刺激する感じ。煙草の香りというよりも、お惣菜みたいな香りなのです。

 そして喫味の方は、これが中々に「どうして無添加」と言ったくらいに華があり、非常にきらびやかな味わいとなっています。確かに無添加らしく香料感は無いものの、どことなく「中華」を彷彿させる華々しい香りに味わいであり、それはもうリッチと言うに遜色の無い味わい。同じく無添加系にして大御所であるアメリカンスピリットなんかと比べても、非常に味わい甲斐のある豊かな喫味となっているのです。

 それでいて何と差し障りも無く吸いやすさを覚える質感も持ち合わせているため、かなりブレンドに注力している様を容易に察する、とっても好印象な喫味。何でしょう、ざっくりとした表現で申し訳ないくらいなのですが、かなり味わいにおいて「上出来な煙草」です。見てくれのキャラ物な感じから見事に「上方修正で印象が覆る」といった感じの、超本気な煙草ではないでしょうか。

 これ、革命家の名に恥じない、正に革命的煙草ですよ。ほんと、もうね、味わいに惚れ惚れ。華あり甘味あり香り良しに、苦味や酸味に雑味は無く、輪郭は柔らかめにソフトなボディ感ながら、程好い濃さに落とし込まれた煙の質感はトータルバランスに優れるフォローを成し、適度なタール感が決して上品粛々なだけの煙草に成り下がらせない、非常に計算高い仕上がりが印象的な煙草なのです。おおよそアメリカンスピリットで抱いていた無添加煙草の印象を、全てにおいて覆してくれる無添加煙草です。本当に「これも無添加煙草なのですか」と。

 ちなみに、燃焼速度は気持ち遅めですが、おおよそのシガレットと大差も無い程度。

 総じて、アメリカンスピリットのせいで「無添加煙草はツマラナイ手抜き煙草」とばかり思っていた私ですが、考えを改めるに至った素敵な煙草です。ここまで誉めちぎるばかりの内容だと、もはや胡散臭さしか与えないことは自ずと自覚してはいますが、それでも私的には欠点の見当たらない煙草なのです。強いて懸念と言うのなら、製品の外見的キャラクターによる少し汎用性に欠くミーハー感くらいでしょうか。

 それもまあ、味わいを嗜む嗜好品ですし、気にしないが吉というか、それを抜きにしても余りある魅力に溢れていますし、兎にも角にも見事にツボな煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol


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