青島ビール プレミアム を飲んでみた

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 概要:ビール「青島ビール・プレミアム」のレビュー
 
青島ビール プレミアム

 中国の中華ビールと言えば真っ先に思い浮かべる青島(チンタオ)の、流行りなプレミアムと謳うバージョン。ビール「青島ビール・プレミアム」を飲んでみた。


 青島ビールは「青岛啤酒股份有限公司」という中国で最古のビールメーカーが醸造しているブランドで、そのまんま山東省の青島(チンタオ)という地にメーカー本社が所在していることがブランドの由来となっているそうです。ただし、中国でも最も有名なブランドであると同時に世界各国へ輸出されるほどのブランドということもあり、製造は国内の65にも及ぶ工場で製造されているとのこと。

 そんな青島ビールは、ドイツと日本に深い所縁を有するビールでもあるそうです。事の起こりはドイツ人が中国という地でビール製造を始めたことにより、その後には大日本麦酒が経営や拡大を行い、戦後には中国の国営企業となったそうな。

 ちなみに、現在の青島ビールは多くの中国企業と同じように民営化されているとのことです。社歴によるのか現在でも日本のビールメーカーとも繋がりが強いらしく、中国国内で販売する日本のビールを製造していたりもするのだそうですね。

 で、この青島プレミアムはというと、スタンダードな青島ビールよりも発行に時間を掛けて醸造された中国初のプレミアムビールです。現在の輸入代理店である池光エンタープライズによれば、じっくりと熟成させて深みを追求した国賓にも提供されるとのこと。青島ビールは口当たり優しく苦味や香りが控え目でスッキリと軽快な飲み心地が特徴とされている「そつなくこなす系」なビールですから、情報だけで判断するのならリッチにコクや味わい深さを持たせた字のごとく上位互換といったところなのでしょうか。

青島ビール プレミアム

 ボトルそのものは特に何と変わった点も無い形状のビールボトルとなっていますね。容量としては296mlとなっていて、スタンダードな青島ビールを始め多くの小瓶ビールで採用されている330mlより少ない容量となっています。やはりプレミアム仕様だからなのでしょうか、何故に高級志向は容量が少ない傾向なのでしょう。


青島ビール プレミアム
青島ビール プレミアム

 青島ビールと言えば、ハイネケンなどと同じような緑色の遮光ボトルのイメージが強いですよね。しかしながら、このプレミアムではコロナビールなんかと同じように無色ガラスのボトルが採用されているのです。お陰でビールの色味がラベルのゴールドカラーとマッチして、垢抜けた印象を覚えさせます。


青島ビール プレミアム

 ボトル背面の表示ラベルも中々に豪華な印象のものとなっていました。その表示によると、バドワイザーなんかと同じく麦とホップの他に副原料として「米」も使用されていることが分かりますね。無色ガラスにより分かりやすい明るい色味のビールと相まって、中々に軽快な味わいを想像させてくれるのではないでしょうか。

 さり気なくボトルの肩には青島ビールの製造が始まった年をアピールする「Since 1903」というデザインとともに、中国らしく星が配置されているのです。

青島ビール プレミアム

 無色ガラスのボトルなので、色味はグラスに注いでも印象に変わりは無しと言ったところですね。かなり明るい色味のビールは、見た目を気にする中国の風潮を容易に察するビールとなっているのです。それと併せて、どういうわけか非常に泡が立ちにくいというのも特徴的であるということを伝えておきます。


[✓] 飲んでみた感想・味・香り

 このビールは、かなり軽い飲み口のビールとなっているのです。

 青島ビールと言えば、真っ先に思い浮かべることは「すっきり軽い」というキャラクターかと思われますが、それはプレミアムとなっても相変わらずとなっていました。国産ビールならば「スーパードライ」を真っ先に思い浮かべるだろう味わいとなっていて、それよりもホップの香りや麦の甘みなどなどと非常に控え目な仕上がりとなっています。変な癖も無く、スッキリと飲みやすいビールなのです。

 これは中華ビールらしく中華料理と合わせて楽しむのならば、もはや水のように飲めてしまうビールではないでしょうか。ビールそのものの主張も強くは無いため、刺身やらといった淡白な魚料理ともパワーバランスが良さそうですね。私的には濃い口でクリスピーな揚げ物と合わせてグビグビと量を気にせず飲めれば非常に幸せなビールです。

 正直なところ、鼻腔を抜ける香りはスタンダードな青島ビールよりも少しだけ上品に豊かであるものの、味わいそのものはスタンダードな青島ビールよりも淡白に感じてしまうかも知れません。良くも悪くも、とってもスッキリとした飲み心地と味わいなのです。

 総じて、スッキリと飲みやすいラガービール系が好きな典型的日本人志向である私的には非常に好みのタイプのビールです。しかしながら、濃い口で芳醇な味わいのビールばかりを好む方にとっては非常に退屈なビールとなることは間違い無いでしょう。

 ただ、日本は欧米と違ってビールは食事と合わせて飲むことが常だと思います。いわゆる外人が憧れる「居酒屋スタイル」ですね。そんな日本では、このくらい食事に対するキャパシティーの大きいビールの方が好適に思えたりもするのです。

 何はともあれ、お気に入りのビールです。泡が立ちにくいという点も、泡が苦手な私的に好印象なのでした。


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