喫煙に関する内容を含みます
概要:紙巻「エコー(新仕様:小包装あり)」の喫煙感想
特別税率が廃止となりリニューアルされた煙草。紙巻「エコー(新仕様:小包装あり)」を吸ってみた。
一律的かつ高圧的な増税が続いている煙草市場で、旧三級品に適用されていた特別税率が廃止となりましたね。旧三級品は段階的に値上がりすることが決まりましたが、それに際してエコーやわかばはパックにビニール外装が施されるというマイナーチェンジが実施されたわけです。安煙草とも呼ばれる旧三級品ではなくなり値上がりしてしまうから、クオリティも並々にしようというメーカーの心意気でもありますね。
また、しんせいやゴールデンバットといった両切り仕様であった旧三級品はフィルター付きになるという大きな仕様変更も実施されたわけですが、ことエコーやわかばに関しては本よりフィルター付きであったため、あくまで外装をアップグレードするに留まっています。タール数値の変更も無く、メーカーも「味や香りに変更はありません」とアナウンスしていますから、エコーを愛飲していた方にとっては朗報なのかと。
こちらも他の旧三級品と同じように、今回の仕様変更によりビニール外装が施されるようになったためパッケージサイドの表示は少しだけ変化が見られますね。しかしながら、やはりデザインとしては特に変化は無いようです。エコーはゴールデンバットなどのようにフィルターやタール数値といった仕様に変更は無いため、特に何と告知もされていません。
フィルターチップも相変わらずですね。白基基調のチップには淡い灰色で銘柄と二本ラインがデザインされています。特に空気穴なども施されていないシンプルなプレーンフィルター仕様ですが、ややパッケージデザインとチップデザインがミスマッチな気がしなくもないような。外は可愛い中はオッサンといったところ。
味・香りについて感想
この煙草は、一先ず「今まで通りのエコー」といった感じなのです。
まず、シガレットの香りですが、これはエコー以外の何物でもない香りですね。新しんせいや新ゴールデンバットとは異なり、わかばやエコーはビニール外装が追加された以外に特に変更も無いそうなので当たり前ではあります。しかしながら、やはりビニール外装による保存性の向上なのか、旧来の簡素な包装であったエコーと比べると香りの量感は増しているのです。香りの薄らぎが抑えられているため、エコーらしいモッサリとした甘い香りがクリアに楽しめます。
ふと思ったのですが、エコーはパッケージからシガレットを取り出した瞬間こそ、まるで安煙草らしからぬブランデーのような香りが楽しめますね。一瞬にして青臭さの目立つ野暮ったい甘さの香りに変わり果てますが、中々に乙なものなのです。
喫味の方は、それこそ「いつものエコー」です。量感も豊かな野暮ったい質感の煙で、まとまりの無い味わいもモッサリとした甘いもの。旧三級という安煙草らしく喫し方で如何様にも変わる味わいは、フランクに喫すると辛味の突出が非常に目立つ印象ですね。しかしながら、どれだけ丁寧に喫したところで辛味は消え失せてくれないあたりはエコーらしさでしょうか。
むしろ、非常にモッサリとした広がりの強い味わいなので、この辛味が少しでも含まれないと破綻しそうな気もします。アクセントとして辛味が機能する程度にフランクな楽しみ方も良い感じですね。
何より、特筆すべきは後味でしょう。かなりモチャクチャとした煙草感が口腔に居残ります。その余韻には黒糖のような輪郭のハッキリとした甘味も含まれるので、脳内で煙草感をフィルタリングして意識を向けると心地が良かったりもするのです。私的には、きな粉を思わせる喫煙中の味わいと、この余韻に含まれる黒糖のような甘さとが相まって、何だか厳骨庵の「げんこつ飴」を思わせる煙草と思っています。
総じて、今のところ「エコーはエコー」といったところですね。特別税率の廃止により段階的とはいえ値上がりしたことは残念ですが、追加されたビニール外装により保存性が向上したことは非常に良いことでしょう。
これらの旧三級品は、どれほどの価格帯と最終的に落ち着くのかは不透明ですが、第一段の値上がり時点では相変わらず並みの銘柄より安価を維持しています。エコーに関してはリニューアルによる変化も無いと言って良いだろう仕上がりですので、引き続きエコーとして楽しむこととしましょうね。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar15mg Nicotine1.0mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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