概要:紙巻「マイルドセブン・スカイブルー・ボックス」の喫煙感想

台湾の免税店で販売されているマイルドセブン。紙巻「マイルドセブン・スカイブルー・ボックス」を吸ってみた。
これは台湾の免税店で購入したマイルドセブンで、アジア他国でもマイルドセブンは「Tar10mgのオリジナル」と「Tar8mgのスカイブルー」に「Tar6mgのウィンドブルー」など、いくつかのバリエーションを基本に展開されているようです。
どの製品にもパッケージにはタールやニコチンの具体的な数値は明記されていませんが、上記の情報を踏まえると、このスカイブルーは日本国内のライトに相当する製品なのでしょう。
あと、購入者に製品のタール数値などを分かりやすく伝えるため、製品名にタール数値を示す数字や明瞭なタールランクを冠している国は日本ぐらいしかないらしいですね。欧州や他アジア国を始め、多くの国ではパッケージカラーやカラーネームを製品名に冠することで、タールランクごとのバリエーションを展開しているのだそうな。
この他国の傾向は欧州を始めとする「云々という表記は健康に云々」という御節介が起因でしょうが、日本は日本で、日本人が内容の不明瞭などを極端に嫌うという傾向の現れなのでしょうね。
まぁ、他国は知りませんが、日本では煙草を売る人間が商品を熟知していないことも茶飯事ですし、そんな店で「ぱっと見では謎」な煙草に出くわしても、大多数の人が購入には至らないはず。(「各国の事情」とか健康志向を商売にした高給取りは理解する気も更々に無さそう?)
この調子だと、日本で売られている煙草がポケモン状態になる未来も遠くはない!?
ちなみに、世界で5番目に売れているというマイルドセブンは2013年2月をもってブランドの幕を下ろし、国内では後継として「メビウス」という新ブランドにて新たに展開されているのですが、海外はメビウスにシフトするのは1年ほど遅れてからとのこと。
マイルドセブンという製品名が市場から消えて寂しく想っている人は、海外免税店へ行くと良いかも?

フリップトップには「FOR DUTY FREE SALE ONLY」ということで、免税店向けの免税販売仕様であることが記されています。品名は「七星天藍硬盒20支」となっていて、要約すると「天藍=スカイブルー」「硬盒=ボックス」「20支=20本入り」ですが、本体が「七星」ということは海外ではセブンスター扱いなのでしょうか?
マイルドセブンはセブンスターの低タールな姉妹品として発売された経緯があるので「七星」なのかな?
あと、日本人として「法律禁止供應菸品予未滿十八歲者」という言葉にも違和感を感じたりなんだりで、台湾は18歳から、いわゆる「大人扱い」なのだということが窺えたりします。(日本の成人年齢は世界各国の中では比較的高めの設定だったりします)
余談ですが、日本の女性の決め台詞に「オトコはいつまで経ってもコドモ」というモノがありますよね。(笑)


不覚にも、この表現には中々のユーモアを感じてしまったり。
ただ、煙草だけに適用するのはアホの極みな内容ですが、今の世でコレの因子は大小あれど腐るほど存在します。特に二枚目に関しては意図的に誤解を招くための警告イラストとなっていて、喫煙の有無だけで「私は右の左の」という非常に危険な認識を与えるためのイラストとなっています。
これらの警告イラストは日本の製品と同様に箱への直刷りとなっています。

フィルターチップのデザインは国内と同じようなものですが、国内の製品はシルバーラインなのに対し、こちらはラインではなくドットとなっているのです。ちなみに、空気穴は小さいものが2列で、海の外でもマイルドセブンはチャコールフィルター仕様となっています。
以前、香港の友人が「日本のラッキーストライクはウマイ、香港のはマズイ」と言っていました。洋モクが各国に合わせてローカライズされることは、今の御時世に何も珍しいことではないようですが、ではでは国産銘柄も海外では国々の民の嗜好性に合わせてローカライズされているのかというと、どうなのでしょう。
少なくとも、自動車メーカーは、綿密に現地の需要や特性を研究して、それに合わせた自動車をリリースしますよね。(使えないアメ車やスーパーカーは除く)
進出先の嗜好性に合わないようであればローカライズは当然のように行われるのでしょうけれど、その点、多くの国の人が口を揃えて「美味しい」というのが日本の煙草だったりするわけで。
・・・で、この煙草なのですが、吸ってみた感じは日本の相当品と大差もない様子。
全ての工程が国内流通品と同じであるということは考えられないので、何かしら違うのかも知れませんが、味気など何も気にならない程度で、国内のマイルドセブンと同じく高いレベルに仕上がっているのです。
心なしか「日本のマイルドセブンの方がスムースかな?」という程度で、これまた気の持ちような感じ。
たまに聞く「海外のマイルドセブンは日本のよりマズイ」という意見も多いようですが、全く以て「ホント?」なレベル。
まぁ、年をとって人の意見を頑なに聞かなくなったような人なんかは「ソフトパックとボックスで味が違う」などのような分かった口で本末転倒の恥を晒すことも多いのが喫煙の味であり、醍醐味。
目に見える事のみを悪さの原因と決めつけて他の要因を探らないことは良くない。
喫煙に関しては、同一品でも保管や吸い方などで簡単に味気や風味は変化してしまうので、このマイルドセブンに関しても、何かの「違い」は、その点に起因しているのかなという程度。
まぁ、直ちに吸い比べたわけでもないので、本当に違うものなのかも知れませんけれど・・・。
極々普通に「吸える」煙草なのでした
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar—mg Nicotine—mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol