Marlboro Black Menthol Edge 8 吸ってみた

 概要:紙巻「マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8」の喫煙感想

 フィリップモリス社が初めて贈るスーパースリムシガレット。紙巻「マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8」を吸ってみた。

 このメーカーは関心が無いものだとばかり思っていましたが、遂にPM社からもマールボロのブラックメンソールシリーズよりスーパースリムシガレットがラインナップされました。

 スーパースリムとは、直径5㎜程度の極細巻きシガレットのことで、これまではカプリやヴォーグなど、ブリティッシュアメリカンの独壇場であった市場なのですが、近年はJTも参入し、次いで今回はPMも参入することとなり、地味にホットな、とはいっても、まだまだ微熱程度で、これからが楽しみなジャンルなのです。

 そして、少し出遅れるかたちで、フィリップモリスはマールボロブランドより2つの製品を投入しました。

 ブラック・メンソール・エッジというシリーズで、製品名といいTar8mgとTar1mgのラインナップといい、差し詰め、先に発売しているブラック・メンソールの極細版といったところ。

 デザインも、今こそブラックメンソールとは違いますが、この煙草の発売に合わせてブラックメンソールのデザインも、同じようなものに変わるらしいですし。

 ※追記:2021年5月に発売した、この記事の煙草はキングサイズですが、この煙草は2014年8月よりスーパーキングサイズ(100’s)へとシガレットの長さが変更されています。その際に名称も「マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8・100’s」と変更されています。

 インサーターでは、やや抽象的な表現となっていますね。

 とはいえ、既存のブラックメンソールと同様にメンソール感を強く打ち出したものであることに変わりはないのだろうと感じさせてくれます。

 最近のマールボロに採用されたテクスチャーと併せ、ロゴやシンボルは異なるテクスチャーで、何気に豪華なパッケージとなっています。実際に手にとってみると、かなり質感は上々で、生活の中でも映えるデザインになっているのです。

 ちなみに、通常のブラックメンソールシリーズも、このようなデザインに変わるのだとか。

 何気になのですが、極細巻きのキングサイズはハーフラウンドボックスが主流のイメージでしたが、この煙草ではスクエアボックスが採用されていて、とても新鮮な感じがします。

 スーパースリムサイズなので、通常の巻きの製品と比べてみると、ボックスの厚みは半分の1㎝ちょっとなのです。

 ブラックと冠するからか、インナーカットから中包装紙まで真っ黒です。

 空気穴は確認できませんでしたが、恐らく設けられていると思います。

 また、通常のブラックメンソールはフィルターチップがコルク柄のものでしたが、このエッジシリーズではコルク柄ではあるものの色がグレーとなっています。

 ナノテック然り、スタイルプラス然り、この煙草も然りですが、なぜスーパースリムのキングサイズシガレットのフィルターチップはグレー系が多いのでしょうか。確かに先駆け的なナノテックはグレーを採用していましたが、私的にはナノテックのそれはダサいような気もしますし、倣う必要もないのではないのかなと思うのですよね。

 で、この煙草、喫味のキャラクターはブラックメンソール譲りの吸い易いミント系のもので、青臭さを残しつつ雑味は排除し、ミントの苦味や煙草の甘味を含む典型的なものとなっています。

 Tar1mgと同様に特にフィルターに仕掛けがあるわけでもないのですが、なかなかに強烈な刺激を持つ喫味に仕上がっているのです。

 空気量が大幅に減っている分、刺激が薄まることなくダイレクトに鼻腔を駆けるような感じで、この点には、極細巻きであることも一役買っていることが分かります。

 ただ、Tar1mgの方は淡白さを回避するという極細巻きによる恩恵がプラスに働いていたのですが、このTar8mgはというと、極細巻きにより喫味が騒々しくなっているような印象を受けなくもありません。

 刺激を強く感じることができる分、柔和な要素である甘味が一歩ほど引っ込んでしまっていて、刺激的で濃い喫味であることは良いのですが、私的には「優しさ」も欲しいところ。(バファリンAの「優しさ」は「合成ヒドロタルサイト」)

 まだ、同じようなスペックではクールのナノブリザードの方が甘味はあります。(ナノブリザードは全てをプッシュしちゃったような感じなので「優しさ」というと「?」ですが・・・)

 とは言え、気になるほど嫌なものでもありませんし、より刺激を求める場合はベストバイに間違いなく、ただ単に私が刺激に弱いだけといえばそれまでなのです。

 でも、なんというか、キングサイズでTar8mgもあれば通常の巻きサイズで十分というのか何というか。

 あと、一つだけ残念な点が燃焼速度で、恐ろしく速いと感じました。吸い方にも依るでしょうが、私の場合は1分そこらで、人によっては夢の1分切りも、もはや夢ではないと思われます。(ちょっと風の当たるような場所だと、あっという間に燃え尽きてしまいそうです)

 Tar1mgの方は空気量が多いということもあり、それほどではなかったのですが、このTar8mgは、ちょっと短すぎる感も否めないのです。

 日頃、殺伐としたタイムスケジュールで稼働しているシーンにはマッチするかも知れませんが、のんびりと一服というシーンには、少し不向きかなと思います。

 やはり、働く大人のための仕様なのでしょうか。

 全体的に、トータルバランスはTar1mgの方に分配が上がるかも知れません。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol