Camel Filters Box を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「キャメル・フィルター・ボックス」の喫煙感想

Camel Filters Box

 RJRがJTに買収されてからのキャメルはTar11mgのボックスパッケージ。紙巻「キャメル・フィルター・ボックス」を吸ってみた。


 世界的には高い販売数を誇りながら、ここ日本では後にも先にも今一つ勢いの振るわない「キャメル」というブランドの代表的銘柄です。そんなキャメルは米国の煙草企業である「R.J.レイノルズ」が擁するブランドなのですが、同社がJTに買収されてからは主にJTが取り扱うこととなったことで色々と物議を醸したブランドだったりするのです。

 元々はトルコ葉をブレンドした独特の味わいを特徴とする世界初のアメリカンブレンドシガレットだったのですが、その独特の味わいが日本では今一つ受け入れられなかったことは結果より明白なのかと思います。マニアックな人気は一部で存在したものの、非常に存在感の薄いブランドだったのですね。

 そして、日本たばこ産業が買収した後に日本人向けの味わいへ変更してユーザーの獲得を図ったのですが、それも裏目に出て「個性が無くなった」と言われる始末に終わります。結局のところ新規のユーザーは増えるに至らず、旧来の愛飲者も離れていってしまったのです。

 どうあがいても、日本では人気も絶望的な煙草だったのでしょう。


味・香りについて感想


 この煙草は、そんなJT買収後の「JTキャメル」などと呼ばれる煙草なのです。とても吸いやすいスタンダードと思える喫味や香りの方は、あまり印象にも残ってはいません。

 これらJTのキャメルに対して多く言われていることなのですが、Tar11mgという高タールな仕様に反して非常に吸いやすく、ほのかな甘味を含んだ穏やかな喫味は特に何といった癖も感じられないものだったと記憶しています。何とも「スムース&マイルド」が言い得て妙な煙草だったはず。

 確かに、前評判から抱いていたキャメルというブランドイメージに反して非常に吸いやすい煙草だったこともあり、オリジナルのターキッシュリーフをブレンドしたキャメルも気になりました。しかしながら、この吸いやすいキャメルも決して悪くは思えず、パッケージが気に入っていたこともあり、しばらく主喫していた時期もありましたよ。

 パッケージが良いもんね。

 ちなみに、酷く人気が無かったことに追い打ちをかけるように東日本大震災による影響を受け、しばらくの間だけキャメルは日本から姿を消すこととなります。それでも、2015年の現在ではJTがキャメル再販の要望に応え、その実態の調査も兼ねるようにドイツ製の輸入品キャメルが数種類ほど試金石のように展開されています。

 キャメルが好きなら、つべこべ言わずに支持しなければね。それが「愛」というものなのです。

 私は愛も薄いから言いますけれど、パッケージデザインは現在のドイツ製キャメルよりも、この煙草のような「旧来のキャメルらしいデザイン」の方が非常に好みなのです。更に言うなれば、キャメルはラッキーストライクやセブンスターと同じく「ソフトパック」の方が絶対に良いと思えます。

 ソフトパックだボックスだと言えば、このJTのキャメルは珍しく「ボックスの後にソフトパックが追加された」という経歴が残っていますね。テスト販売だった上に瞬殺だったようですが・・・。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar11mg Nicotine0.8mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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