部屋を明るくして離れてみてね
概要:ご当地サイダー「富士山サイダー」のレビュー
何とも言えないローカル臭が素敵な瓶詰めサイダー。炭酸飲料「富士山サイダー」を飲んでみた。
この手の「ご当地サイダー」は、よくサービスエリアとかで売っているのを見かけますよね。私はバイクで富士山方面にツーリングに行った時ですが、道中で立ち寄った道の駅なるさわで売られていたので買ってしまいました。
ちなみに、メーカーである木村飲料の製品紹介によると「モンドセレクション最高金賞受賞の名水である富士山萬年水をベースに、富士山をイメージして作った富士の国のご当地サイダー」とのことです。天然水の素材を活かすため、甘みを抑えてスッキリしたのどごしを追及したのだそうな。
また、メーカーの木村飲料というのは「男のちょい割る強ソーダ」のメーカーなのだそうです。わりと企画臭やローカル臭の強いメーカーかも知れませんが、男のちょい割る強ソーダは一般店でも見かけることの多い商品ですよね。
レトロな印象を覚える、何とも素敵なデザインですね。綺麗な水色のボトルのようにも見えますが、ボトルそのものは無色透明のガラスです。中身のサイダーが淡い水色なのです。
ちなみに、ビー玉は入っていません。一般的なスクリューキャップのガラス瓶となっています。
また、この富士山サイダーはモンドセレクションにて金賞を受賞しているという旨がラベルに掲載されています。さらには、使用している天然水もモンドセレクションの最高金賞を受賞している「富士山萬年水」なのだそうです。
まぁ、モンドセレクションそのものは色々と言われていますが、食の安全という面では一役を買っていますよね。
最近は何でも透明にすることが流行のようですが、このように王道的な淡い水色のサイダーだと妙に気分が良くなってしまいます。やはりスタンダードなサイダーは、中身なりボトルなり水色でないと気分が盛り上がりませんよね。
何だか、久し振りに淡い水色の炭酸を見たような気がします。
味・香りについて感想
このサイダーは、まぁ、何とも王道なサイダーとなっています。どちらかと言うと、サイダーというよりもラムネと言った方が伝わりやすいかも知れませんね。
ちなみに、味覚として感じる甘さは非常に控えめです。それゆえに、この手の清涼飲料にありがちな「後に残る口内が粘つく感じ」は抑えられています。かなりスッキリとした印象のサイダーなのです。
某三本矢の大手サイダーと比べると、味覚として感じるものが比較的スッキリとしています。ふんわりと鼻腔を抜けるラムネの香りが分かりやすく、何とも心地の良い感じですね。
と言うよりも、このサイダーはサイダー好きというよりは炭酸水が好きな方に向いているかも知れません。いわゆる割り用の炭酸水で、あの味がしない炭酸水です。甘さが非常に控えめなので、ほのかに炭酸水へラムネの香りと甘さを添えたようなバランスですから。
何より、ここ最近では珍しい印象にまでなってしまった「水色のサイダー」は、やっぱり気分的にも良いものです。別に透明であることが悪いわけではないのですが、サイダー=夏の風物詩=冷涼感という手前では淡い水色だと気分も盛り上がるのです。
まぁ、そんな記事作成時の今は「冬」ですけれどね。
何はともあれ、何となく味付けと淡い水色が懐古的な気分にさせてくれる、意外にも儚い要素に溢れるサイダーなのです。サイダーって甘ったるいから嫌なのよね、という方は是非とも試す価値のあるサイダーと思いますよ。
ネタモノという印象のわりには意外と美味しかったのと、素敵なくらいにノスタルジックな気分に浸れる、たかがサイダーされどサイダーなのでした。
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