Cherry を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「チェリー」の喫煙感想

Cherry

 日本たばこ屈指の名作品と言っても過言ではないと思われる煙草。紙巻「チェリー」を吸ってみた。


 これは日本専売公社時代に発売された日本初のアメリカンブレンドシガレットとしても有名なチェリーという煙草です。その印象的な銘柄により特定の時代を象徴するアイテムとして様々な作品に登場したりしているので、喫煙経験は無くとも御存知の方も多い煙草ではないでしょうか。

 ジブリなら「耳をすませば」に登場する雫の父の愛飲銘柄として演出されています。のび太のパパの愛飲銘柄としても有名かと。

 ちなみに、明治時代に煙草専売局が発売した最初の煙草にも「チェリー」という名の銘柄が存在したようなのです。しかしながら、そちらは細めのシガレットが特徴的な両切り煙草で、このフィルターシガレットのチェリーとは味わいが異なる製品なのだそうな。

 ただし、そんな初代のチェリーの趣そのものは、この二代目のチェリーにも踏襲されている様子なのです。なるほど明治時代を思わせる和でも洋でもない「日本的和洋折衷」なデザインが、とっても素敵な雰囲気の煙草ですよね。

 残念ながら東日本大震災による供給困難を受け廃止となっていまいましたが。

Cherry

 パッケージにもデザインされている桜のイラストがレイアウトされたフィルターチップは、他には無い妙な雰囲気を漂わせているのです。洋モクっぽさを漂わせながらも、繊細な桜の線画が日本らしさを漂わせる不思議な印象ですね。

 仕様としては、古くから存在する銘柄らしくノンチャコールのプレーンフィルターが使用されています。


味・香りについて感想


 この煙草は、今では数も減ったプレーンフィルター製品であるにも関わらず、非常に日本的煙草といったようにスムースで心地の良い甘味を呈してくれる煙草であったと記憶しているのです。

 似たようなところと比べると、比較的カッチリとした質感のピースやハイライトなどと比べて非常に柔和な質感と味わいだったと思います。端的に柔和とは言っても、風味を薄めて「とりあえずマイルドにしました」のようなローカライズ洋モクなどとは違い、しっかりと程好い「華」を感じられつつも物腰柔らかと覚えさせる喫味だったのです。

 とりあえず、どちらかでも良いので、タール数値も現代仕様でも良いので、さくらかチェリーは復活しないでしょうかね。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar15mg Nicotine1.1mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


▼あわせて他銘柄どうぞ▼
小目録「JT Products」へ戻る
大目録「TOBACCO」へ戻る