glo Kent Neo Sticks Rich Tobacco X を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:グロー「ケント・ネオスティック・リッチ・タバコ・エックス」の喫煙感想



 数多いバリエーションの中でも数少ないノンメンソールレギュラーな銘柄。グロー「ケント・ネオスティック・リッチ・タバコ・エックス」を吸ってみた。


 リッチ・タバコの上位互換のようなかたちでリリースされましたが、その実はリッチ・タバコは廃止という流れとなったため、実際にはリッチ・タバコの後釜といった立ち位置となる銘柄ですね。

 とりあえず、このエックスと冠する銘柄は「エックスレンジ」というシリーズとされているそうです。特徴としては、フィルターの口元側の中空構造が従来のものと比べて狭くなっているそうです。

 要するに、口元のジェットフィルターが分厚くなった、といったところです。これにより味わいが向上するのでしょうけれど、どういう根拠かは知りません。

 また、この仕様は順次他銘柄にも適用されるそうなので、時期にエックスレンジならではの特徴とは言えなくなってしまうあたりも、少し個性に欠けるところでしょうか。

 どちらかと言うと、ブライト・タバコとリッチ・タバコの差別化をシリーズを変えることで、より顕在化させる効果の方が大きそうですよね。




 シルバー基調であった従来のケント・ネオスティックと比べて、色合いは濃紺を基調とした落ち着きあるものとなっていますね。ただし、基本的なデザインは、おおむね従来のケント・ネオスティックと同じような感じなのです。

 地味にパッケージ裏の使用方法の図が、グローのシリーズ2となってるあたり、ちょっと気になってしまいますね。



 小賢しい役人による加熱式電子タバコの課税方式の変更のためか、パッケージサイドには旧重量と新重量が表記されています。旧重量はシガレット全体の重量で、新重量は煙草葉の重量を指しているそうです。

 従来の加熱式電子タバコはパイプ煙草の課税方式に準じて1gを1本とカウントして課税されていましたが、たばこ税は国や国民にとって重要な財源なので、より多く課税できる課税方式を、わざわざ作ったわけです。

 成果までの仕事が遅い、そもそも仕事を選り好みして仕事をしない、そんな役人でも、こういう仕事は本当に速いものです。

 そして、この課税方式の変更により国や健康団体の「価格を上げる=喫煙量を減らして健康向上」という名目は嘘であったとということが透けて見えましたね。

 ・・・と言いたいところですが、近い未来に外国資本の独壇場となりそうなことを危惧するならば、この対応は迅速かつ適切な対応と言える側面もあるのかも知れません。過去にも、江戸・明治あたりにも似たような件はあったような気がしますから。




 シガレットデザインは、おおむね従来通りといった印象でしょう。

 数ある加熱式電子タバコの中でも、取り分け一般的な紙巻煙草に近い見てくれのシガレットだからこそ「火をつけないでください」という文言が、押すなよ的な感じに汲めてしまいます。



 で、こちらが、これからのグロー用シガレットのスタンダードとなるジェットフィルターなのです。従来のものと比べると一目瞭然で、明らかに中空構造が狭められています。

 まぁ、この効果を確実に体感できるかと言うと、それは微妙なところかも知れません。


味・香りについて感想


 この煙草は、思いのほか淡泊な印象を覚えました。

 いや、これは決して「味が薄い」などといった悪いことではなく、加熱式電子タバコ特有の嫌な味・感じ、いわゆる「こもった味」が低減されていることを意味します。あの「いや~な味」が低減されているので、それが無い分だけ「淡泊」という印象なのですね。

 ですが、あれは、あって良いものではありません。この場合の淡泊は、すっきりとしていると言い換えることも出来るでしょう。

 それでいて、吸い応えに関しては従来通りに十分に感じられます。グローの課題である「時間経過での味わいの消え失せ」も、かなり改善されていると思いますしね。しっかりと進歩していると感じさせてくれるところです。

 アイコスのレギュラー陣と比べても、味・香りの質感は大きく上回っていると言っても過言ではないでしょう。特に、あの「こもった味」の低減において、かなり目を見張るものを体験させてくれるはず。

 お陰で、喫煙後の気持ち悪い感じも大きく低減されていますからね。

 肝心の味・香りも、おおむね取っ付きの良いと言える、ほんのり栗のような香ばしい甘さを感じられるグローらしいものとなっています。あまり加熱式電子タバコらしさが無いという点が、むしろ従来の喫煙者にもプラスと働くことでしょう。

 総じて、加熱式電子タバコのレギュラータイプを常用したいけれど、どうにも味わいが受け付けられない。もしくは独特な味気にあてられて喫煙後に悪心を催すという方は、この銘柄を試す価値はありそうです。

 逆に、いや~な感じも吸い応えの演出というような感じでアイコスに一辺倒といったような方には、やや吸い応えに欠けるという印象を覚えるかも知れませんので力不足と感じるかも知れません。

 アイコスなら、競合するところだとマールボロのスムース・レギュラーやヒーツのクリア・シルバーあたりと思いますが、スッキリと謳うそれらよりも、段違いでスッキリしていると思います。

 同ブランドのブライト・タバコと比べても、こちらの方が余計な味・香りが抑えられていながら、その反面で吸い応えは向上していると感じられます。それによりバランスが非常に良い仕上がりとなっていると思いました。

 ということで、わりと「うげっ!」となりやすい加熱式電子タバコのレギュラータイプにおいては、中々に良い線をいっている煙草と思えたのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar---mg Nicotine---mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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