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概要:チューハイ「レモン・ホリック・ハイボール」のレビュー
果汁含有率の高いレモン味のハイボールもといチューハイ。チューハイ「レモン・ホリック・ハイボール」を飲んでみた。
鍛高譚などで有名なオエノンというメーカーによる「とっても○○」という謳い文句のホリックというシリーズのリキュールがあるのですが、そのホリックリキュールのハイボール(チューハイ・サワー)バージョンですね。リキュールと連動して様々な種類があるのですが、こちらはシチリアレモン果汁15%使用の「とってもすっぱい」が謳い文句となっているホリックレモンのハイボールなのです。
ちなみに、あまりハイボールやチューハイ類に親しくない方はピンと来ないかも知れませんが、この手の商品で果汁15%というのは中々に高含有率であることは間違いありません。多くは一桁パーセンテージですから、その高含有率による酸っぱさが特徴なのですね。
また、このシリーズはハイボールと謳われています。ハイボールやらチューハイやらサワーやらと、中々に混同しがちかも知れませんが、正直なところ、もはや混同しているので混同して当たり前なのです。
よく「ハイボールはウイスキーをソーダで割ったもの」とウイスキーベースに限定されると言う方もいますが、それは起源に倣った話であり正解でもあります。しかしながら、現在の日本の酒類業界ではハイボールという言葉を炭酸含有の酒類全般に適用するので、必ずしもハイボールがウイスキーベースである必要は無いのです。
そんなわけで、このホリックハイボールもウイスキーベースではありませんし、あまり歴史がどうだと固持するよりも、何となしにハイボールと言われたら「炭酸の入ってる酒なんだな」という程度に認識した方が幸せになれると思います。要するにハイボールだろうがサワーだろうが、ひっくるめてチューハイ類といった感じですね。
パッケージの各所で「すっぱい」をアピールしています。表示部分には「酸っぱい好きが求めるお酒」と題して「レモンホリックがハイボールになりました」と、オリジナルがリキュール商品であることもアピールされています。
ちなみに、ほんとにすっぱいやつです。ひたすらレモンの酸っぱさを求めるような感じのやつなのです。
容量は見ての通りで350mlとなっていて、アルコール度数は4%と少し低めな印象かも知れません。
また、特徴と思える点といえば、表示の通り「人工甘味料不使用」ということでしょうか。誤解する方も多いかも知れませんが、その果糖ぶどう糖液糖というのは人工甘味料には該当しないそうです。細かい説明は省きますが、要するに砂糖と同様に甘味料ということです。冷たい飲み物と相性が良いらしく、よく使われるそうですね。
そして、ベースとなるリカーはウォッカとスピリッツであるようです。原材料表示は多く含まれる順に列記されているので、この場合はウォッカがベースと言えるでしょう。先陣は製品特徴も伊達ではないように「レモン果汁」が切っていますが、この手のチューハイ類は多くの場合で果汁が先頭に立っているため見慣れた光景なのです。
液色は、まぁ、よくあるチューハイですよね。レモン果汁を多く含んでいるということもあってか、やや不透明な無色となっています。
味・香りについて感想
このチューハイ(ハイボール)は、何ともすっぱいレモンの味が良い感じのチューハイとなっているのです。
とにかく、そこいらのレモン味の缶チューハイとは異なり、ガチンコのレモン味となってますね。甘いなどといった印象よりも、何よりポッカレモンのような生々しいレモンのすっぱさが非常に素敵のです。
というより、ほとんどアルコール感が無いので、もはや水よりレモン果汁の方が多いレモン水のような感じです。それを少しの甘味料で味を整えたような味わいのチューハイとなっていますね。
ざっくりと例えるのなら、C1000ビタミンレモンの味でしょうか。がっつりすっぱい、疲れが取れそうな感じの味わいが何とも癖になります。レモンのすっぱさが好きな人には堪らないチューハイなのです。
総じて、こうも「すっぱさ」に重きを置くレモン味のチューハイも、缶チューハイでは珍しいところでしょう。レモン味ということで想像の通りさっぱりしていますし、ほとんどアルコールの味も感じないので、お酒が苦手な方でも間違いなく楽しめるはずです。
その反面で、すっぱいものやレモンが苦手な方には確実に向かないこと請け合いでしょう。かなり「レモン」なチューハイですし。
いやはや、良いですね、このすっぱさ。
ちなみに、これは多くの飲料に当てはまるのですが、グラスに注いで飲むよりも缶のままダイレクトに飲んだ方がすっぱさが増します。その反面で、レモンの香りや風味はグラスに注いだ方が増すので、お好みで飲み方を選んでみるのも楽しいかも知れませんね。
ここまで果汁を含む缶チューハイは、貴重な存在ですよ。きちんと「レモンのすっぱさ」なので、中々に好印象なのでした。
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