部屋を明るくして離れてみてね
概要:キャラメル「富士山さいだー風味キャラメル」のレビュー
いわゆる御当地キャラメルの富士山バージョン。キャラメル「富士山さいだー風味キャラメル」を食べてみた。
信玄餅キャラメルやジンギスカンキャラメルなどのように、御当地な要素を含むキャラメルは一つのカテゴリーとして定着していますね。そんな御当地キャラメルは富士山バージョンなのです。
ちなみに、同様に御当地なサイダーで「富士山サイダー」という炭酸飲料がありますが、関連性は不明です。わざわざ「サイダー」の表現を「さいだー」にしていたり、要所に「イラストはイメージです」と掲示しているので、本格的に関係は無さそうな気配を漂わせてはいます。
いわゆる、よくある御当地キャラメルと同様のサイズ感のパッケージとなっています。デザインとしては「富士山さいだーグミ」と共通したものですね。
また、富士山サイダーと並べて画像にしてはいますが、富士山サイダーは木村飲料という静岡県の飲料メーカーが製造・販売する商品です。対して富士山さいだー風味キャラメルは藤二誠という山梨県の商社が企画・販売している商品なのです。
富士山さいだーグミは「風味」という表現を含みませんでしたが、このキャラメルでは富士山さいだー風味キャラメルと「風味」と銘打たれていますね。この違いは何なのでしょうか。
ただし「山梨ならではの美味しさ誕生です!」と、相変わらず「富士山=山梨県」というアピールは健在なのです。富士山を巡っての静岡県と山梨県の抗争は、土産物でも繰り広げられているのですね。
そして、やはり気になる「イラストはイメージです」の掲示。
当初は富士山のイラストに対してかと思っていましたが、これは恐らく富士山と一緒に描かれている「FujiSanCider」とラベリングされているサイダーのイラストに対してなのでしょうね。
なんとな~く「富士山サイダーとは関係ないよ~」と言っているような気がしないでもありません。
粒は大きめで、銀紙で包装されていました。色は完全にキャラメルのソレで、サイダー風味と言うのだから、てっきり青色を想像していたので少し面を喰らった感じです。
ちなみに、キャラメルのようなバターやミルクの香りは全くしません。
味・香りについて感想
このキャラメルは、しっかりとサイダー味のキャラメルとなっているのです。
キャラメルとサイダーと言うのは、あまり結びつかないので想像しにくいかと思います。ただし、このキャラメルは想像以上に分かりやすい味なのでした。
そう、本当に味はサイダーそのまんまです。あくまで「キャラメル」と言うのは形態でしかないという感じで、味に関してはキャラメル感ゼロとなっています。もはや「風味」ではなく、100%富士山サイダー味なのです。
分かりやすく言えば、キャラメルというよりもチューインキャンディーといった感じですね。サイダー味のハイチュウと言えば、より分かりやすいでしょうか。そんな感じなのです。そこに、少しのマーガリンのコッテリ感を含むようなテイストです。
総じて、サイダー味もしくはソーダ味のガムやキャンディーが好きなら、絶対に気に入ると思います。中々に濃いめのサイダー味ですし、そこそこ大きいサイズの一粒の食べ応えはキャラメルらしい食感もあり抜群ですから。
最近はキャラメルも高級志向と言うのか、それこそ生キャラメルを皮切りに古き良き庶民感とは遠いイメージになってしまったような気もします。その中で、とても駄菓子感の豊かな味わい深いキャラメルは非常に新鮮であったのです。
まぁ、味は全くキャラメルではないですけれどね。このサイダー味は、駄菓子好きには堪らないと思いますよ。
ちなみに、私は森永ミルクキャラメルも好きですが、どちらかと言うとグリコキャラメル派です。あの独特の清涼感にも似た風味は病みつきですよね。
でも、不思議と「キャラメル味」の製品は、あまり好きではありません。キャラメルポップコーンが流行ったせいで普通のポップコーンにありつけなかった暗黒時代は、正に最悪の時代であったのでした。
何はともあれ、美味しいサイダー味の・・・、チューインキャンディーなのでした。童心に帰れる一品です。
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