Peach Holic Highball を飲んでみた

飲酒に関する内容を含みます



 概要:チューハイ「ピーチ・ホリック・ハイボール」のレビュー



 ふんだんにピーチ果汁を使用したハイボール。チューハイ「ピーチ・ホリック・ハイボール」を飲んでみた。


 国産ピーチ果汁を11%も使用し、人工甘味料は使用せずにピーチ果汁による甘い味わいを特徴とするハイボールです。オエノンのホリックシリーズという様々な味のリキュール商品があるのですが、そのチューハイバージョンが、このピーチ・ホリック・ハイボールなのです。

 ちなみに、ハイボールと謳われている手前で誤解する方も多いかも知れませんが、この商品はウイスキーは使用していません。いわゆる「チューハイ」という認識で良いかと思われます。

 まぁ、今の御時世ではハイボールだろうがチューハイだろうがサワーだろうが、おおよそ似たような感覚で使われている言葉ですからね。あまり変に固執せず、ハイボールと言われたら「炭酸入りの酒」と認識すれば良いのかと。



 何とも「甘ったるそう」とすら思えてくるパッケージは、可愛いというのか、中々に特徴的と言えるデザインですね。先の通り、パッケージでもアピールされているように国産ピーチ果汁11%使用という高い果汁含有率が特徴となっているのです。

 ちなみに、ピーチ味の缶チューハイといえば、有名どころはネクターサワーピーチでしょうか。不二家のネクターをサッポロビールが提携して缶チューハイ化している、いわゆる不二家ネクター味のチューハイ版ですね。

 そのネクターサワーは、確かピーチ果汁10%使用であったかと思います。恐らくは、定番にして競合となるネクターサワーを意識して11%という果汁含有量を設定していると思えるところも、何だか可愛いですね。




 果汁は11%と非常に贅沢なのですが、アルコール度数は4%と少し控えめな印象でしょうか。この手の商品は低アルコールの方が需要も高いと思うので、問題も特に無いのでしょうけれど。

 あと、さり気なくパッケージにも記載されていますが、もとは割り用のリキュール商品です。このチューハイを気に入ったら、リキュールの方で好みの濃さにするのも良いかも知れませんね。

 ちなみに、液色の様子は割愛しますが、ネクターサワーほどではないものの、少し白濁した液色となっています。


味・香りについて感想



 このチューハイは、かなりピーチ感の強いチューハイとなっているのです。

 まず、香りから本格的にピーチというか、桃の香りですね。人工的な要素は全く感じられず、いたって自然な桃の香りがするのです。

 そして、お味も本格的に桃です。ただ単に甘い桃ではなく、本物の桃のような少しの苦味も感じられますし、非常にリアリティーに富む桃の味が再現されています。

 あと、意外であったのが売りとなっている「甘さ」ですね。もっそりと甘ったるいものかと想像していたら、思いのほか歯切れの良い甘さであったことに驚きました。ざっくりと言えば、確かに甘いのだけれど、それは果実の桃らしい甘さといったところです。

 どちらかと言うと、味覚としても十分に甘いのですが、本格的な桃の香りから印象に受ける甘さの方が強いのかも知れません。味覚から感じる甘さは舌に触れているうちは甘さを感じさせますが、わりとスッと潔く引いてくれますから。余韻は味覚よりも香りのほうが強いという印象なのです。

 ということで、意外にも食中酒としても楽しめるという印象でした。

 総じて、とってもあま~いと言われると、人によっては飲みどころに困るかも知れません。しかしながら、意外と汎用的に対応力のある味なので、そう考えずに飲めることはチューハイらしく嬉しいところですね。

 何より、ただ甘いだけに桃を再現しているのかと思いきや、きちんと桃の苦味などといった生々しさもアクセント的に再現されているのです。

 甘いもの好きにはもちろんですが、桃が好きな人にこそおすすめです。

 桃。美味しいですし、そう嫌いという人もいませんよね。

 本物の桃は贅沢なものですが、このピーチホリックハイボールは日頃の代替としても十分に務まると思うのでした。


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