Winston Lights 6 Box を吸ってみた

 概要:紙巻「ウィンストン・ライト・6・ボックス」の喫煙感想

 新たにリニューアルされたチャコールウィンストンのTar6mg。紙巻「ウィンストン・ライト・6・ボックス」を吸ってみた。

 一度は敗したチャコールウィンストンが、再編されて再突入してくるようですね。グローバル仕様のウィンストン・フィルターを別格に置いておきつつ、ブランドやファミリーの周知のために、後方的任務を負う部隊が新たに編成されたのです。

 ということで、この煙草は少し前に発売されている「ウィンストン・ライト・ボックス」の後継製品となります。銘柄名の違いは6の数字の有無しかないですが、これだけで完全に扱いとしては別銘柄となるので、今回の再編に相当の本気なのか、後継製品というだけで別物なのか。どうなのでしょうか。

 今回のリニューアルのイメージガールのようです。めっちゃ煽ってますね。軽装のわりに携帯灰皿を装備しているのは良いのですが、肝心の煙草はどこに身に付けているのでしょうか。

 フィルターチップのデザインはチャコールウィンストンらしく銘柄とラインがスタンプされた白色のフィルターチップとなっていて、前身となるライト・ボックスと同じような感じですね。

 ただ、赤のラインは以前のライト・ボックスより明るめで、パッケージカラーに合わせたものになってるのです。

 この煙草は、たぶん以前のものとそう違いは無いと思うのですが、ところどころ、こんなかんじだったかなと疑問に思うところも事実なのです。

 まず、葉の詰まりが、こんなに甘かったかなと。結構なスカスカ具合で、とんとんするとすぐに5mmくらい頭が落ちるのですよね。

 燃焼も速い気がしますし、風にあおられると、すぐ燃えていきます。

 喫味の方も、まぁ、こんな感じだったと言われれば、確かにこんな感じだったかなと。いい塩梅にウィンストンらしい粗野な感じがありつつ、そこまで後味に残らない感じ。

 でも、何故か洋モクを吸っている気にならないのですよね。

 何故でしょうか。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

Winston Lights Box を吸ってみた

 概要:紙巻「ウィンストン・ライト・ボックス」の喫煙感想

 ウィンストンのTar6mg。紙巻「ウィンストン・ライト・ボックス」を吸ってみた。

 2009年10月に発売ということで、製造・販売ともにJTによるウィンストンですね。チャコールフィルターを搭載しているとのことなので、親玉でグローバル志向なウィンストン・フィルターのタールバリエーションというよりは、Tar1mgで展開されている国内向け仕様のチャコールウィンストンのタールバリエーションという側面が強いのかなともいます。

 今までのウィンストンにない、オシャレなパッケージが良い感じですね。

 フィルターチップもコルク柄ではなく、チャコールウィンストンということもあってか白色のものとなっています。

 ただ、スタンプなどの意匠はTar1mgの100’sよりも品質の良いものとなっていますね。

 この煙草は、チャコールフィルターや空気穴を用いて、吸い応えや煙草感を求めながらもタール数値を気にする、といった方に向けられているらしいのですが、思いのほかうまいこと出来ているように思えます。

 ポイントとしては、チャコールフィルター製品でありながら、あまり「チャコールフィルター製品です!」というように感じられないところでしょう。それって本末転倒でどうしようもないと思われるかも知れませんが、実際として確実にチャコールフィルターの効果は発揮されているはずなので、これがまた良い線なのですよ。

 多くのローカライズ洋モクとは異なり、しっかりと、うっすらと、ウィンストン・フィルターはじめ非ローカライズ洋モクのような硬質感や量感攻めのような野暮ったさや広がりがありつつ、それでいて一服しても後に嫌に残らないという。喫している最中は思いのほか本格的でも、喫煙後は現代的。そんな感じです。

 メーカーの言う「吸い応え」「後味スッキリ」は、上手いこと体現できているのではないでしょうか。

 何より、ここ最近は長いことTar12mgかTar1mgという両極端な選択肢しかなかったウィンストンです。この中間バリエーションの存在は何よりも喜ばしいことで、その中間が単なるタールクラスとしての中間にと止まらず、全く異なるキャラクターであるTar12mgとTar1mgのキャラクター的な中間にもなっているので、中々にポジション適正値が高すぎる煙草となっているのですね。

 なんだろう。吸い応えという重量感や煙量感があるというよりは、単純に味・香りが濃く感じるのかな。それだから、喫煙中の満足感に喫煙後が引っ張られないのかしら。

 Tar1mgのような少し粗野なタール感もあり、Tar12mgのようなモッサリとした甘さや青臭さもありと、よくうまいことニコイチにしたな。と。

 ブランド的に軟派と捉える方も多いかも知れませんんが、しっかり実直に仕上げられている煙草なのでした。

 雑な言い方をすると、マールボロのライトやラッキーストライクのライトあたりのなんちゃってよりも、よほど本格的に洋モクらしい仕上がりになってますよ。

 追記:発売早々。ラインナップのリニューアルのために廃止銘柄となるようですね。ただし、ウィンストン・ライト・6・ボックスという後継製品が用意されているとのことです。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MILD SEVEN Super Lights Re-Mastered Edition を吸ってみた

 概要:紙巻「マイルドセブン・スーパーライト・復刻版」の喫煙感想

 復刻版マイルドセブンのスーパーライト。紙巻「マイルドセブン・スーパーライト・復刻版」を吸ってみた。

 2012年の「Re-Mastered Edition」という復刻企画で、マイルドセブンのソフトパック製品を対象に、発売当初のデザインを復刻したものなのです。

 ライトの発売後、世の中のライト志向も一層に強まり発売されたTar6㎎のスーパーライト。発売当初のパッケージデザインは、当時の先に発売されていたライトを踏襲したものなのです。

 ・・・、ただ、これもライトと同様に発売時のデザインではなく、一度の変更が行われた後のデザインとなっています。マイルドセブンが本格的に「脱・セブンスター」を行った当時のデザインなのです。

 各銘柄にスーパーライトクラスがラインナップされた1990年周辺に、マイルドセブンファミリーに加わったスーパーライト。

 封緘紙に「Re-Mastered Edition」と復刻版であることを表記していますね。その封緘紙もデザインは先に発売したライトを踏襲したものになっているのです。

 パッケージに限る復刻企画なので、中身のシガレットは現行品なのです。ブルーウィンドが配されたフィルターチップには小さめの空気穴が2列で、十八番のチャコールフィルターが使われています。

 この煙草は復刻版ですが中身のシガレットは現行品なので、当然ですが現行品の感想で、Tar10mgのオリジナルとTar8mgのライトとでは「不足」に感じるような点は無かったのですが、Tar6mgのスーパーライトでは明らかに空気に因る薄まりを感じるのです。

 Tar8mgのライトはライト化に伴い喫味の輪郭を際立たせていました。

 比べてTar10mgのオリジナルは煙量の多さからか輪郭が「ぼやけている」といった印象ですが、このスーパーライトは空気増しのため「薄まっている」といった印象で、輪郭の削れ方にも違いを感じます。

 まろやかな感じもライトに続き減っていて、シガレットらしい渋味が少しだけ顔を出しています。

 煙量も、明らかな減少を感じます。

 なんだか、ここまで「ダメ」と言わん様に述べてしまいましたが、よりライトな仕上がりになっている分、風味の中の甘味も感じやすくなっていますし、これくらいが丁度いいと思うユーザーは多いだろうと思う仕上がりになっているのです。

 さいこうに、ちょうどいい、なんちゃら

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MILD SEVEN Style Plus 6 を吸ってみた

 概要:紙巻「マイルドセブン・スタイルプラス・6」の喫煙感想

 マイルドセブンに加わったスーパースリムシガレットのラインナップはTar6mg。紙巻「マイルドセブン・スタイルプラス・6」を吸ってみた。

 先のセブンスターのカッティングメンソールに続き、マイルドセブンにもスーパースリム規格のシリーズがラインナップされましたね。セブンスターの方はメンソール仕様でしたが、こちらのマイルドセブンのスタイルプラスは、ノンメンソールの低臭気仕様が特徴となっています。

 JTの低臭気銘柄ということで、銘柄には冠されていませんが、D-Spec仕様の煙草となります。

 ちなみに、巻紙に配合した香料成分で臭いを少なく、巻紙を煙の出にくいものにして煙(副流煙)を少なく、といった技術でD-Specを実現しているそうです。機能としては既存のマイルドセブンのディースペックと同じようですね。

 この手では一足先にリリースされている、ケントのナノテックなどと同様にキングサイズのスーパースリムシガレットとなっています。パッケージも同様に、薄型のハーフラウンドボックスとなっていますね。

 正面側の角だけ丸めた、いわゆる「かまぼこ形状」なのです。

 この手のパッケージは、基本的に側面の面積が小さくなるためか、掲載が必要な情報が全て裏面に集約されることが多いため、パッケージの背面は本当に箱の裏という感じになりますね。

 あまり形状としては好みではないカマボコパッケージですが、あらゆるシーンにおいて何気に収まりが良く、機能性を感じさせてくれたり合います。

 また、地味ながら、パッケージテクスチャには銘柄にちなんでか「+」のマークがエンボス加工されています。

 ちなみに、既存のディースペックシリーズと同様となるように、Tar1mgも同時にラインナップされています。

 フィルターチップは小さめの空気穴が2列となっています。

 どことなく、グレーを基調とした色味というか、雰囲気がケントのナノテックと被ってしまっている感じがしますね。既に二番煎じ感が否めない中で、なぜ被せてきたのかは気持ちが分かりませんが、あちらと異なりデザインセンスは良い感じです。

 このグレー基調にブルーの差し色というのも、一昔前の子供向けなダサカラーのトレーナーみたいで、背景の+マークと相まってポップに見えてくるのです。

 同梱リーフレットでは、低臭気や煙を抑える仕様についての図解がありました。何気に重要なのは「煙を抑える」という点において、それが視覚比較において少ないとアナウンスされていることでしょう。

 この煙草は、まずシガレットの香りは既存のディースペックと似ていますね。あの独特の香りは、やはりD-Specによるものなのかも知れません。

 その香りというのも、とても独特な甘さの、なんともこってりとした、それでいてくどさを感じない、何とも不思議な香り。ナチュラルな香りというよりは、完全に人工じみた香りなので賛否も分かれそうですが、わりと好きな香りなのです。

 喫味の方も、わりとそのまま既存のディースペックです。独特の人工的な印象の甘さが特徴的で、タール感や苦味などが排除されているために、それに全力系統な煙草となっています。

 ただし、極細巻きになったためか、既存のディースペックと比べると、ぼんやり感が少し減って、あたりの強めなシャープな質感となっています。スーパースリムゆえに吸い方に気難しさはあるかも知れませんが、相変わらずJTらしく吸い方に対するキャパシティは広めなので、既存のディースペックの味わいや香りは好きだけど、もうすこしグッとくる吸い応えが欲しいな、という方には良さそうです。

 二番煎じの後出し感は否めないところですが、間違いなく先発よりクオリティが高いので、しっかりと市場存在価値はありそうなのです。

 極細巻きは、物量的に葉の使用量が下がることによる価格帯への不満が少なからず市場には存在するようすね。その潜在的なリスクを回避するために、告知等で「凝縮」のような表現で付加価値へと転じようとすることが多々ありますが、この煙草では嘘ではなく「確かにそんな感じがするなー」と思ったり。

 たまに思います。「細くて葉の使用量が少ないので、既存銘柄より一箱あたり1円の価格差です。お得です。」と言われて、価格にケチ付ける馬鹿は喜ぶのでしょうか。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MILD SEVEN D-SPEC Super Lights Box を吸ってみた

 概要:紙巻「マイルドセブン・ディースペック・スーパーライト・ボックス」の喫煙感想

 マイルドセブンにラインナップされているD-Spec仕様のTar6mg。紙巻「マイルドセブン・ディースペック・スーパーライト・ボックス」を吸ってみた。

 巷で「ディースペック」と言えば、もはやこの煙草のことと言うほど代名詞的銘柄と化していますね。

 そもそもディースペックというのはJTのシガレットにおける低臭気仕様銘柄に充てられる規格名称となっています。煙草における低臭気需要の一定の存在に応えるために、様々なブランドに低臭気銘柄をラインナップしていたのですが、散在していたためカテゴリーの統一を図った際に、公募より2004年2月より決定した名称が、ディースペックなのです。

 まぁ、低臭気の他にも副流煙が少ないなどの特徴を併せ持つことも多く、技術として何か一つのものを指すわけでもない様子です。(D-SpecのDも、色々な意味を込めているようですし)

 ちなみに、周知とカテゴリーの統一を図り規格名称を決定したにもかかわらず、先の通り、ディースペックというと本製品を指すほどに知名度を一点にさらってしまったという、何ともな逆転現象が起きているのですね。

 しかも、地味にディースペック第一号はルーシアの方で、この煙草ですらないという。

 ※2015年3月以降、D-SpecはLSS(Less Smoke Smell)に名称を改めています。

 フィルターチップは最近のメビウスに倣うデザインとなっていますね。極小空気穴が2列のチャコールフィルター仕様となっています。パッケージにしてもシガレットにしても、特に小細工らしい印象は受けないのも良い感じですね。

 この煙草は、低臭気仕様云々はどうでもよくなるほど、非常に癖のある味わいが印象的な煙草となっているのです。

 これはすごいです。他に類を見ません。

 何と言うのか、まず、火をつける前からシガレット本体より驚くほどコッテリとした甘い香りが漂っています。既に個性しか感じられません。

 そして、喫味の方も恐ろしいほど、この印象の通りとなっています。

 強いてギャップと言えば、シガレットから漂う香りの甘さほど喫味に派手な甘さはありませんが、それでも十分に甘いと感じるほど。何より、まったりコッテリとした質感が非常に個性的な煙草となっています。

 あれですね。あんことマーガリンたっぷりの、ふわふっわ小倉トーストです。この煙草は、それです。

 正直なところ、臭いが少ないのか、煙が少ないのか、これに関しては分からないというのか、肌感覚では分かりづらいところですが、公式が結果的にアナウンスしているので多少なりとも効果はあるのでしょう。

 しかしながら、この煙草においての神髄は、正に先の通りの味わいの方ですね。

 甘いスイーツが好きな人には、とっても向いている煙草かも知れません。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol