Marlboro Ice Mint Box を吸ってみた

 概要:紙巻「マールボロ・アイス・ミント・ボックス」の喫煙感想

 マールボロのメンソールシガレットの単独シリーズ。紙巻「マールボロ・アイス・ミント・ボックス」を吸ってみた。

 通常のマールボロのスタンダードなメンソールラインナップとは別に展開されている、アイス・ミントという煙草です。不思議と、目立つこともなく、いつからか静かに佇んでいるような煙草ですよね。

 とりあえず、Tar6mgのメンソールシガレットという仕様となっています。

 また、スイス製造などが多い印象のマールボロのラインナップにしては珍しく、ドイツ製造となっているそうです。ドイツの方で売っている銘柄なのでしょうか。

 フィルターチップは白色基調で、パッケージカラーに合わせた意匠が印刷されています。ラインの装飾等は無いためか、非常にシンプルなデザインという印象を覚えますね。

 そして、喫味の方ですが、なるほど確かにシリーズを分けていることもあり、スタンダードなメンソールラインナップとは異なる喫味のキャラクターとなっているのです。

 刺激感という点では弱めではあるものの、スーッとした清涼感は必要十分に感じられる、すっきりとしたメンソール感。アイスという冷たい表現が上手くマッチしている清涼感で、青臭さや酸味といった清涼感の邪魔になり得る要素が排されている点も、キャラクターに合っていますね。

 ほんのりと甘みも感じられますが、わりと喫味としては淡泊な部類でしょう。

 とても吸いやすく、良く出来た煙草だとは思うのですが、突出した個性は特に感じないという二面性の煙草ですね。

 単純に清涼感の実を楽しみたいメンソールユーザーも多いでしょうし、それでいてメンソールシガレットは清涼感の邪魔になるものを清涼感や刺激感の上書きというパワープレイになりがちなものも多いので、そういうものに嫌気がさしている人には良い煙草かも知れません。

 マールボロのメンソールらしい酸味なども無いため、万人向けな仕上がりとなっていますので。

 何と言うのか、マールボロのメンソールが嫌いな人のためのマールボロのメンソールといったような立ち位置の煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

Marlboro Lights を吸ってみた

 概要:紙巻「マールボロ・ライト」の喫煙感想

 マールボロのハーフタール。紙巻「マールボロ・ライト」を吸ってみた。

 マールボロのハーフタールとなるTar6mgのマールボロで、金色を配したのパッケージのわりには嫌味が無くノーマルな感じですね。

 ライトということでライトユーザーをターゲットにしている事は一目瞭然なのですが、ライトユーザーはボックスタイプを好む傾向があるので、このライトのソフトパックは、正直なところメジャーマイナー系なのです。

 ただし、マールボロのブランドにしては珍しく、このライトはソフトパックとボックスに加え、ボックス100’sもラインナップされている事から、シリーズの中でも売れている方だということが窺えるのです。

 その点はライトメンソールも同じですね。

 以前はフルフレーバーにも100’sが存在したらしいですが。

 チップデザインも、赤を基調とするTar12mgやミディアムとは打って変わります。白色のフィルターチップとなっていて、ロゴとともにラインの装飾も施されています。

 コルク柄のものと比べると、なるほどライトな印象なのです。

 この煙草、ライト煙草という事もあって非常に吸いやすくなっているのですが、それと同時にマールボロの個性も大分に薄れてしまっているのは残念なところでしょうか。

 フルフレーバーとミディアムは同じようなテイストを楽しめることに対し、このライトは確実にマールボロやミディアムとは少し違ったテイストという印象なのです。

 空気量が増えてくるからなのでしょうか。やや酸味のような雑味も出ており、さすがに空気感や紙臭さも感じられます。至極ライト煙草らしい、といった感じとなっていますね。

 それらに邪魔をされているのか、甘みや香ばしさというものも感じづらく、広がりも減って肉減りも否めません。

 独特の青臭さも無くなっていますが、その代わりにタール感が目立つようにもなっています。

 ライトクラス以下よりパッケージが赤基調から変わっていることも、何となく分かるような気がします。

 比べて、後味はスッキリとしているのです。

 吸いやすいと言えば吸いやすいのですが、あえてこれを選ぶ理由は、マールボロというブランド志向の他にあるのでしょうか。

 ちょっと面白くはないと感じてしまいましたが、日常的に喫する分には疲れず良いかも知れませんね。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

Pianissimo viv Menthol を吸ってみた

 概要:紙巻「ピアニッシモ・ヴィヴ・メンソール」の喫煙感想

 ピアニッシモでは珍しい仕様の煙草。紙巻「ピアニッシモ・ヴィヴ・メンソール」を吸ってみた。

 今までのピアニッシモのキャラクターを鑑みると、中々に異色なキャラクターを感じさせる煙草がラインナップされましたね。

 このピアニッシモのヴィヴは、ピアニッシモでは初となるスタンダードなキングサイズとなっているのです。スリムサイズでもなく、セブンスターなどのような一般的な煙草と全く同じシガレット規格となっているのですね。

 また、JTでは初となるフィルターにカプセルを搭載した銘柄でもあります。このカプセルは「Breath sparkling shot」と銘打たれていて、他社の多くはメンソール感を増すために搭載するカプセルですが、このカプセルは「喫煙後の口の中に残る嫌な感じを低減する」という全く新しい目的のために搭載されていたりします。

 何はともあれ、色々と挑戦的な銘柄となっているわけですね。

 パッケージ背面では、搭載されているカプセルについて説明がされています。お口の中に残るたばこのにおいが気にならないといった文句とともに、カプセルをつぶすと香りが広がるといった内容もあるので、何かしらのフレーバーも添えられているようですね。

 全体的に中々にピアニッシモとしては新規路線な感じで攻めたデザインとなっていますが、よくよく考えてみれば女性志向のピアニッシモでも、このタイプの女性はラインナップされていませんでしたよね。女性も色々ということに気が付いたということでしょうか。

 正直なところ、この煙草に関しては、女性というよりも若向けといった印象を漂わせていますね。もちろん、実年齢的にというよりも気持ちの方での若向けね。あまり男女の志向性は感じられないかも知れません。

 カプセルだけかと思いきや、まさかのスレッドまで仕込まれていました。もはや当たり前の標準搭載といわんばかりに、全く触れられていませんね。恐らく普通にメンソールを添加しているのだと思われます。

 フィルターチップのデザインも中々にオシャレですね。空気穴は1列で大き目のものがレイアウトされています。

 そして、この煙草は、パッケージを振ると「カラカラ」と何かが転がるような音がするのですよね。

 で、気になってフィルター部分を分解してみたら面白いことになっていました。

 よくあるカプセル搭載シガレットは、カプセルをプレーンフィルターの中に埋め込んでいるのですが、この煙草では口元側からスレッド搭載プレーンフィルターと普通のプレーンフィルターを並べたデュアルフィルター構造となっています。そして、面白いことに、その二つのフィルターとの間に間隔を設けて、そこにカプセルが転がしてあるのです。

 そのために、カプセルの置かれてる部分に遊びが出来て、振ると音が鳴ったのですね。手に取る1本だけならまだしも、箱ごと振れば20本から「からから」しますからね。もはや、マラカス状態です。

 これ、狙って遊んでるのかな。それとも特許とかの技術的な何かがあるのかな。

 ちなみに、この形状のフィルターを「キャビティーフィルター」と呼ぶらしいです。確かに、キャビティーですね。(この煙草の場合は厳密には「カプセル+青色FTF搭載キャビティーフィルター」とされています)

 ただ、カプセルがフィルター素材に包まれていないこともあり、カプセルを潰した時に中の液体がフィルターに上手く行きわたるのか、チップが濡れたりしないのか、少し不安を覚えるような気もします。

 カプセルを歯で噛み潰す人も多いと思いますが、このキャビティーフィルターだと、チップに穴が開きそうですね。

 まぁ、そんな下品なことはせず、女性は指で潰すだろうということなのでしょうか。

 確かに、このキャビティーフィルターだと、指で潰す分には力がフィルターに逃げないので、一般的なカプセル搭載のフィルターよりも格段に潰しやすいというメリットはあります。

 私は指派なので、この仕様は地味に便利だったり。

 また、この煙草のカプセルは他の多くの銘柄のカプセルと比べると非常に大きいので、この仕様となったのかも知れません。

 そして、喫味の方ですが、カプセルを潰して、とりあえず火は点けずに吸い込んでみると、これはあれですね。クールのミックスやラークのミントスプラッシュを想像すると分かりやすいと思いますが、スペアミントを思わせる甘い清涼感ですね。表現力に乏しい人たちが「歯磨き粉だ!」というやつです。

 では、喫味はそれらと同じなのかというと、そんな面白くないものではありません。火を点けて喫してみると、そのスペアミント感は意外と控えめとなっていて、そのスペアミントとは異なる甘さを「ふんわり」という程度に帯びた味わいを楽しむことが出来ます。

 メンソール感は中々に強めで、青臭さや苦みは無く、スーッとする清涼感をメインに、あまり余計な他の要素を含まないシンプルな清涼感となっています。

 ピアニッシモだと思って舐めてると、わりと強めのメンソールにびっくりするかも知れません。

 ちなみに、カプセルを潰さずに吸うと、メーカーは「ミント系の爽やかなメンソール感」と謳っていますが、爽やかというよりは順当に強メンソールという感じで、少しの苦みや青臭さなどもあるスタンダードな強メンソールといった具合です。爽やかというよりは刺激的ですね。

 このことからも、既にベースの部分でメンソール感は高められていて、カプセルはフレーバー効果に徹していることが窺えますね。

 カプセルを潰して喫し終えた後の口の中の「もやもや」も確かに少ないです。程度で言うと「微塵も何も残らない!すごい!」というわけではないのですが、しばらくして、ふと思った時に「あ、本当だ」という感じなのです。

 これ、わりとすごいです。

 ということで、カプセルの効果も永続的ということは無いでしょうから、この喫煙後の効果を何よりも期待している場合は、喫煙はじめしばらくはカプセルを潰さずに喫して、中盤から終盤でカプセルを潰す方が良いのかもと思います。

 紫煙は、D-Specらしい甘い香り。

 しれっと、すごい煙草が出てきましたね。

Pianissimo Precia Dia’s Menthol を吸ってみた

 概要:紙巻「ピアニッシモ・プレシア・ディアス・メンソール」の喫煙感想

 ピアニッシモのスーパースリムラインナップであるプレシアに加わったTar6mg。紙巻「ピアニッシモ・プレシア・ディアス・メンソール」を吸ってみた。

 セーラムブランドからの独立後、ひたすらに女性志向まっしぐらなピアニッシモブランドへ加わった、これまた完全女性志向なピアニッシモのディアス。同ブランドのスーパースリムサイズ製品であるプレシアシリーズに加わった、Tar6mgとなっています。

 コンパクトなパッケージですが、しっかりとケースには20本の煙草が収まっているのです。

 最近は特徴的な銘柄を採用することが多いピアニッシモですが、この製品名の「Dia’s」は「Diamond:ダイアモンド」に由来する造語ということで、大人の気品と輝き、芯の太さなどの意が込められているのだそうな。

 ちなみに、先に発売されているTar1mgのプレシアはスタンダードに強めのメンソールを特徴とする煙草でしたが、こちらのディアスは強めのメンソールとベリーフレーバーを特徴とする煙草となっているそうです。ということで、単純なタールバリエーションということではなく、スーパースリム規格を共通とする異なるキャラクターの煙草ということなのですね。

 ※この煙草は2019年3月より名称が「ピアニッシモ・ディアス・メンソール」に改めれれています。同時にパッケージ形状も一般的な薄型のハーフラウンドボックスに変更されています。残念。

 ダイアモンドに由来する銘を冠するだけあり、パッケージデザインは中々に絢爛なものとなっています。特徴的な小振りのパッケージ形状と相まって、何とも言えない品を感じさせてくれるでしょう。

 ただ、このデザインは女性の中でも、やや賛否は別れそうでしょうか。それくらいに雰囲気に特徴のあるパッケージデザインとなっています。

 インナーカットも独特の形状で、中包装紙を含めパッケージ外観にマッチしたゴールドカラーとなっています。このインナーカット形状もメーカーこだわりのようで、繊細さを演出しているのだそうです。意外にも、このインナーカットにデザイン性を持たせている銘柄は少なかったりしますよね。これからは、ここも注力されていくのでしょうか。

 もちろん、フィルターチップのデザインも注力している感じが伝わってくるものとなっていて、パールシャイン調の光沢感のある門が採用されていますね。意匠はピンク色のモノトーンとなっていて、抑えるところは抑えている加減の良いデザインと思えるでしょう。

 そして、気が付きにくいのですが、この煙草はフィルターにフレーバースレッドを搭載しています。メンソールスレッドではなく、フレーバースレッドとアナウンスされているので、よくあるメンソール強化用ではなく、ベリーフレーバーなど総合的に添加されているものなのでしょう。

 本来なら、このスレッドにも多くと同じように特徴を視覚的に売りやすくするため色を付けたかったのでしょうが、あえて女性向けということで全く目立たない白色にしたのでしょう。女性は見えるものや機能という存在性の高いものよりも、しっかりと感覚で感じ取れるはずということなのかな。確かに、デザインだけで言えば、この煙草に色付きスレッドは不似合いと思えますしね。

 空気穴は小さいものが1列の配置となっているプレーンフィルターとなっています。

 この煙草は、パッケージやコンセプトといった外側に負けないくらい、本質の煙草としても中々に良い煙草に仕上がっていますね。

 正直なところ、完全に女性志向に振り切っているのがもったいないくらいですよ。

 ベリーフレーバーということですが、思いのほかフリップトップを上げて取り出すシガレットからは、そこまでフレーバー感は感じられず、ほんのり甘い香りとメンソールの香りが漂う程度となっています。前情報よりは非常に上品だなと思うことでしょう。

 そして喫味の方も、しっかりとスーッとする清涼感がありながら過度な刺激はなく気持ちの良いメンソール感は、青臭さなどといった不似合いな要素も感じられずキャラクターにマッチしたものとなっています。気になるフレーバーも、分かりやすくベリーフレーバーという感じではありませんが、ふんわりと甘い香り。これはベリーフレーバーというよりも、D-Specらしい甘さかな。

 意外にも、しっかり煙草としての吸い応えもありますね。決してタール感があるというわけではなく、メンソールやフレーバー感、それらが比較的しっかりとした煙量で呈されるので、充足感に不足もないことでしょう。

 多くの女性が煙草に求め無さそうなもの。苦みや青臭さや辛味やタール感といいたものは、しっかりと潜められていて、きちんと狙っているなと思わせてくれます。

 Tar1mgの順当に喫しやすいラインナップが充実するピアニッシモの中で、あえてこれを選ぶというのは、女性的な嗜好性と男性的な嗜好性を半々で持っているのかな。などと考えさせてくれる煙草なのでした。

 ピアニッシモの競合は確実にバージニアスリムだと思いますが、ここ最近は完全に内容とクオリティでピアニッシモが圧勝していますね。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.4mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

Winston Lights 6 Box を吸ってみた

 概要:紙巻「ウィンストン・ライト・6・ボックス」の喫煙感想

 新たにリニューアルされたチャコールウィンストンのTar6mg。紙巻「ウィンストン・ライト・6・ボックス」を吸ってみた。

 一度は敗したチャコールウィンストンが、再編されて再突入してくるようですね。グローバル仕様のウィンストン・フィルターを別格に置いておきつつ、ブランドやファミリーの周知のために、後方的任務を負う部隊が新たに編成されたのです。

 ということで、この煙草は少し前に発売されている「ウィンストン・ライト・ボックス」の後継製品となります。銘柄名の違いは6の数字の有無しかないですが、これだけで完全に扱いとしては別銘柄となるので、今回の再編に相当の本気なのか、後継製品というだけで別物なのか。どうなのでしょうか。

 今回のリニューアルのイメージガールのようです。めっちゃ煽ってますね。軽装のわりに携帯灰皿を装備しているのは良いのですが、肝心の煙草はどこに身に付けているのでしょうか。

 フィルターチップのデザインはチャコールウィンストンらしく銘柄とラインがスタンプされた白色のフィルターチップとなっていて、前身となるライト・ボックスと同じような感じですね。

 ただ、赤のラインは以前のライト・ボックスより明るめで、パッケージカラーに合わせたものになってるのです。

 この煙草は、たぶん以前のものとそう違いは無いと思うのですが、ところどころ、こんなかんじだったかなと疑問に思うところも事実なのです。

 まず、葉の詰まりが、こんなに甘かったかなと。結構なスカスカ具合で、とんとんするとすぐに5mmくらい頭が落ちるのですよね。

 燃焼も速い気がしますし、風にあおられると、すぐ燃えていきます。

 喫味の方も、まぁ、こんな感じだったと言われれば、確かにこんな感じだったかなと。いい塩梅にウィンストンらしい粗野な感じがありつつ、そこまで後味に残らない感じ。

 でも、何故か洋モクを吸っている気にならないのですよね。

 何故でしょうか。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol