WR250Xツーリング 真鶴・小田原を探検して挫折した

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 概要:WR250X「真鶴・小田原の探検」の感想

WR250Xツーリング 真鶴・小田原を探検して挫折した

 神奈川県におけるドライブ&ツーリングの定番である真鶴や小田原も、まだまだ知らぬ道が多く存在するようです。知られぬ道には理由があるのでしょうか。

 知らぬが仏。Ignorance is bliss.

 今回は、そんな言葉が見事に似合うツーリングと相成ったのです。

 その「真鶴・小田原ツーリング」の反省のような記録。


 事の発端はというと、計画していた奥多摩方面のツーリングが天候による不安を帯び始めてきたため、近場の代替案へ切り替えることを念頭に何となくグーグルマップを見ていた時のことです。小田原の山中に謎の行き止まりがあるのを発見してしまいました。それと同じくして美味しい惣菜を売る魚屋さんが真鶴にあることも気になっていたので、急遽として「真鶴で惣菜ランチ&小田原で探検ツーリング」を実施したのです。

 ちなみに、今回のツーリングで計画したルートは下記の地図の通り。


▼地図と経路

予想総距離:約65km


 要点としては先の通り、F地点への到着と二藤商店の惣菜なのです。

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 ということで、やはり安定のコンビニ集合です。特に装備に変更はなく代わり映えの無い画ですけれど、お決まりとして一応ですね。今回もツーリング前の定例と化したチェーンメンテナンスにオイル交換と基本的な下準備は済ませたものの、まさかの空気圧点検を忘れるという凡ミスで少し憂いていたのは今更の話だったり。

 ではではとツーリング内容の確認に一服も程々でコンビニを出発したら、これまた定番の西湘バイパスを使って真鶴を目指します。

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 ところで、西湘バイパスの下りSAは神奈川県のバイク乗りにとって定番のスポットであることは有名なことだったりします。たくさんのバイクが集まっているのを見かけると、ついつい休憩には早過ぎる場所なのに立ち寄ってしまうのですよね。毎度のこと、色んなバイクや人が集まっていて面白い場所なのです。


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 そんなこんなで、特に困る渋滞も無く第一の目的地である「二藤商店」に到着です。真鶴駅から程なくして現れる魚屋さんなのですが、お惣菜が有名な店であるようで前々から気になっていたのですよね。フライに煮付けに寿司に刺身などなど、その時々によって品揃えは変わるようですが、どれも飾らないながら美味しそうなものばかりなのです。店の対向に設けられた駐車場にバイクを止めて、ささっと買い物。


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 お惣菜を買ったら真鶴岬を目指して昼食です。先の二藤商店で色々と悩んだ挙句、店員さんに「鯵(あじ)と鯖(さば)の寿司があるけれど、迷っちゃいますね」と訊いてみたら「鯖の方が肉厚でイイよ」と答えてくれました。そこで、私は「バッテラ5個入り」を主食に「さつま揚げ2個」と「ちぎり揚げ2個」を買ったのです。

 バッテラは脂も程々と確かに肉厚で、思ったより酸っぱさも控え目でマイルドな味わいです。揚げも素朴ながら美味しく、全体的に過度な味付けも無く家庭的な味に仕上げられている印象なので、この後も続くツーリングのことを考えると非常に良い具合の昼食となったのです。腹八分目はツーリングの正義です。


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 気持ちの良い晴天の下で美味しい昼食を済ませたら、ぼちぼち真鶴岬に背を向けます。おっかない下り階段は苦しい上り階段となり行く手を阻みますが、このツーリングのメインクエストは真鶴ではありません。この後の小田原なのです。

 そう、冒頭でも触れた「謎の行き止まり」ですね。地図上ではターンパイクに突き当たるように行き止まりとなっている、本当に道があるのかどうかも怪しい道です。

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 昼食後の上り階段でグロッキーになりながらも一先ずは給油を済ませて、せっせとメインダンジョンを目指します。画像は西湘バイパス石橋出口より間もなくの脇道に進入すると程なくして現れるダンジョン入り口で、地図上Dの地点より撮影したものです。画像では伝わりづらいと思うのですが、雰囲気に少し怯んでしまいそうな感じなのです。

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 で、結論から言うと題の通り、道も半ばで挫折しました。それが地図上だとEの地点であり、これより先の様子も分からず、何より半端な気持ちでは色々と心身ともに痛い目を見そうだったので、ようやく現れた広めの道幅に甘えて引き返すことに。農道を謳うわりには、どこに「農」があるのかと訊きたくなるガレガレ悪路には参りました。

 ちなみに、画像では勾配の程度は伝わりづらいかと思います。その勾配も実際の角度は定かではありませんが、体感では所により30%弱はありそうな気がするほどです。基本的に狭く荒れた10%から30%くらいの安定しない勾配が続くような道なのですよ。

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 こちらは尻尾を巻いて帰る際に序盤の道中を撮影したものです。基本的に川というか水路というか、それに沿って道は続いています。その序盤は所々で川の反対側に民家があり、その民家へ渡るための橋が点々と架けられているのですが、その橋も画像のように丸太と木の板だったりと中々な様子。確実に夜は危ないと言える道ですね。


バイクツーリングを終えて



 今回のツーリングは天気こそ快晴と暑いくらいの陽気に恵まれながら、何とも「美味しいのち悔しい」なツーリングとなりました。二藤商店の惣菜で楽しんだ真鶴岬での昼食は様々なバイク乗りに勧めることが出来るほどに良いものだったのですが、その後の行き止まり探索が問題でしたね。それはもう不甲斐なく実に悔しい、正真正銘の残念と言わんばかりなものとなってしまったのです。せめてもの順序が逆だったのならば、後味は今ほど悪くはなかったでしょう。

 ひとまず頭を冷やして考えてみた「箱根の旧東海道から謎の行き止まりを目指すルート」なら、今回のルートとは比べものにならないくらい難易度はイージーになるかも知れません。しかし、謎の行き止まりを目指した手前では挫折した地点より先の様子も非常に気になってしまったのです。端的に行けるか行けないかだけで言えば、へっぽこな私でもWR250Xなら苦労すれば無理ではなさそうなのですが、酷い勾配とガレによるケツ振りで足つきによる不安は暗雲として立ち込めます。

 ちょっとだけ足つき完全無欠なゴリラでの出動も頭をよぎりましたが、私のゴリラは近所の10%ちょっとな勾配でも参ってしまうくらいですので、この道の勾配は確実に駆け上がれないこと山の如し。やはり、このクエストのパーティーは現状だとWR250Xしか選べなさそうですね。

WR250Xツーリング 真鶴・小田原を探検して挫折した

 とりあえず、今のままでは私のレベルが足りません。というか、アップデートパッチでレベル上限値を引き上げても間に合うか怪しいところでしょうか。それほどまでに私は基本ステータスが低いのですよね。正直なところ、ガレ場と勾配をなめていました。この無念の画像を教訓に、今後の策を練ってリベンジしたい所存なのです。

[✓] 最後に補足

 最後に、ある程度の舗装は実施されている道ではあるものの決して易しい道ではありません。全体的に小さな軽自動車がギリギリで一台程度の道幅が続く上に急勾配であり、中々の未舗装路が点々と存在します。所により現れる舗装路の多くも「これなら舗装されていない方がマシ」と思えるくらいボコボコのバキバキな状態ですし、子供の腕くらいはあろう木片や松ぼっくり程度の石片がゴロゴロと道に転がっていました。あと、今回は旬の時期ということもあり栗のイガも散乱していましたよ。

 何より、手前の方は「農耕車優先」としている道路であるにも関わらずバイクですら自動車とのすれ違いは厳しいほどです。待避所と呼べる場所や自動車が進入できる脇道も非常に少なく、更には急勾配で細やかな車体のコントロールは難しいとなれば、対向車が来た時は大きな絶望に飲み込まれることでしょう。しかも、勾配により直進ですら見通しは悪いです。

 そんなこんなで、この道は近隣の方のためにも静かに放っておくことが良いことなのかも知れません。


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