喫煙に関する内容を含みます
概要：紙巻「ウィンストン・XS・ワン・100's・ボックス」の喫煙感想
名称や仕様が変われども、継続してラインナップされている煙草。紙巻「ウィンストン・XS・ワン・100's・ボックス」を吸ってみた。
販売量が世界で第二位というグローバルブランドでありながら、あまり国内では奮っていない感じは否めないウィンストンブランド。新製品が出ては消えを繰り返すように、日本たばこ産業も分かりやすい試行錯誤を繰り返しているブランドですよね。そんなウィンストンブランドでは、Tar1mgの100'sシガレットとして姿こそ変われど長いこと供給されている煙草だったりします。
喫煙者の高齢化などによる低タール需要も後押しで、マイナーなウィンストンの中でも最もポピュラーな煙草ではないでしょうか。
ちなみに、一時はブラックカラーで装っていたウィンストンのTar1mgは今回の名称と仕様の変更でホワイトカラーに戻り、LSSという低臭気仕様を新たに実装したのです。そのLSSと言うのは「Less Smoke Smell」の略で、要は同じく日本たばこ産業の低臭気仕様であるD-specの名称を改めたもの。
もちろん、味わいも以前とは異なるとのことです。
パッケージ背面では、ビニール包装のプリントにて製品自慢が謳われています。そこでは触れられてもいませんが、以前まで同様にTar1mg/100'sという仕様で販売されていた「ウィンストン・ウルトラワン・100's・ボックス」とは味わいや香りが全く異なるのだそうです。末期では黒色基調のパッケージであった製品ですね。
インサーターでも、今回のリニューアルについて告知しています。忙しなくリニューアルを繰り返すウィンストンですが、そろそろ落ち着くのでしょうか。
中包装紙は淡い金色で、フィルターチップは金文字でXSとデザインされた白色基調のものとなっています。全体的に姉妹品のTar6mgより高級感を漂わせているのです。
味・香りについて感想
この煙草は、順当にTar6mgのタールバリエーションといったところ。仕様の変更で味わいは大きく変わってしまいましたが、以前のウィンストンの1mgより毛色こそ違えど甘味は増して味わいが豊かになっているのも確かなので、好ましい結果と捉えて良さそうです。
ただ空気量を増やして煙を薄めただけみたいな感じだった前身であるウィンストン・ウルトラワンは、やや淡白気味な至ってTar1mgらしい味わいでしたからね。
そして、シガレットの香りは本家であるソフトパックのウィンストンと比べると「ぼんやりふんわり」していて趣も異なりますが、アメリカンブレンドらしい甘い香り。
喫味の方は、Tar1mgの100'sということもあり吸い込みは強くなりがちで、それでも辛味は感じられない優秀な仕上がりなのですが、さすがに口の中が乾いているとヤニっぽい臭いと渋味が少しだけ顔を出してきます。また、空気穴の一つ一つが大きいこともあり主流煙はフィルター中心部から広がりも狭く細目に吸い込まれるため、ややネチっこい甘味と相まって吸い方によっては中々に喉に刺激を感じるのです。
ただ、そんな野暮ったい吸い方をしなくてもウィンストンのイメージらしからぬスムースな吸い心地でありながら、そこそこに吸い応えもTar1mgの100'sにしては高めなので、丁寧に吸って心地の良い甘味を楽しめるのです。
どんな嗜好品にも合いそうな甘い喫味なので、ドリンクと合わせることも楽しみな煙草です。ほんのり甘い喫煙の余韻が喧嘩をしないように、ミルク入りの甘めなドリンクと合わせることが良いように思えるのです。
紫煙の香りもTar6mgと同じくLSSらしいと言うかD-specらしいと言うのか、スイート系ドライシガーのような甘めなものとなっています。しかしながら、副流煙の量そのものは目立って少ないとは感じないかな。
総じて、仕様変更で味わいは豊かになったものの優しく甘い香ばしさと柔和な煙の質感が個性となっていて、流行りの「吸い応え」を謳う煙草のようなパンチやドライさやシャープ感は全く持ち合わせていないため、主喫がTar1mgでないと味わいに気付きにくいと思うのです。
まぁ、言っても「大体そんなもん」なTar1mgの100'sシガレットですからね。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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