Dunhill Lights を吸ってみた

ダンヒル・ライト の喫煙感想

 ファッションブランドとして有名なダンヒルの名を冠した少しマイナーな銘柄。紙巻「ダンヒル・ライト」を吸ってみた。


銘柄概要

 イギリスのファッションブランドである「ダンヒル」を冠したシガレットで、ここ日本ではBATが取り扱っている銘柄なのです。ダンヒルで喫煙関連といえばパイプやシガーの方が有名かも知れませんが、そちらの方はインターコンチネンタル商事が取り扱っているようですね。

 ちなみに、このパッケージデザインのダンヒル・ライトはアメリカ製なのですが、2011年中頃以降よりパッケージデザインが変更された現在のダンヒル・ライトは韓国製なのだそうな。

 パッケージ背面にはシンプルに製品の謳い文句がデザインされています。この文章はアバウトに翻訳してみると「とっても上質な煙草と独特な丸い縁のパッケージはダンヒルの証」みたいな感じの内容となっているのです。

 ちなみに、原文は以下の通り。

These superb cigarettes in their distinctive rounded edge pack are made with superior quality tobaccos to Dunhill's unique standards of perfection

 今となっては、ラウンドボックスそのものは広く普及する一般的なパッケージ形状となってしまいましたけれどね。

 そんな仰々しくも「証」とされているということで、パッケージはラウンドボックスとなっています。

 ちなみに、ダンヒルはダンヒルでも、ファインカットシリーズなんかのパッケージはラウンドしていませんが、あちらも正真正銘のダンヒルなので、あしからず。

 私的には、このパッケージデザインの方が生産移管後のパッケージデザインよりもダンヒルらしい雰囲気であるように思えるため、今のパッケージデザインよりも好きでした。

 白色のフィルターチップにはダンヒルとBATのロゴが共存しているのです。少しだけ作りの精度が良くないのか、何となく品がありながらも野暮ったい印象を受けるシガレットデザインとなっていて、非常に素敵な雰囲気を帯びていると思います。空気穴は分かりやすい小さめのものが2列で配され、チャコールフィルターが使用されてます。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、見てくれは完全にダンヒルのイメージしかないものの、やはり中身は完全にBATといった感じで、喫味の方はBATらしく「ほっこり」とした優しい味わいとなっているのです。

 ただ、ちょっとマイルド過ぎる気がしないでもないです。ものすごく雑に例えると、ケントから甘味を減らして後味などの癖を無くしたような味わいで、素朴な甘さの軽めなボディと乾いたような質感とが相まって少し淡白気味かも。

 ダンヒルというブランドを冠していますが、特別なラグジュアリー感を持ち合わせているかというと、そういった印象はありません。至ってスタンダードな「大人しい系」で万人に受け入れられるような仕上がりが紳士的な印象の銘柄となっています。

 中々に「レア・ブランド・洋モク」といった日本人に好まれそうな要素を持ち合わせていますが、それらとは裏腹に日用品のような気軽さで楽しむことがベストのように思える銘柄ですね。そうなると、流通の現状とのギャップが残念な気がしなくもないのです。シガーやパイプのダンヒルイメージを望むと、とってもマイルドで軽快な喫味の「まるでシガレット」な煙草なので、もしかすると面食らうかも知れません。

 また、燃焼速度は速めですが、これがBATの基準という気もするので大して気にはなりません。

 なんなんだろうなぁ~、なんだか「寡黙が紳士の美学」みたいな煙草なのです。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.6mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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