MEVIUS Premium Menthol Spread 8 を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「メビウス・プレミアムメンソール・スプレッド・8」の喫煙感想

MEVIUS Premium Menthol Spread 8

 かなりの変わり種であったオプションに続き、メビウスのプレミアムメンソールシリーズに加えられたスプレッドシリーズのTar8mg。紙巻「メビウス・プレミアムメンソール・スプレッド・8」を吸ってみた。


 何食わぬ顔して売りだされたオプションの衝撃的なフレーバーが記憶に新しい内に、またまたプレミアムメンソールシリーズに新しくラインナップされた「スプレッド」というシリーズのTar8mgです。

 ちなみに、何がスプレットなのかというと、フィルターの極口元側に吸い込んだ煙を分散して放出するための穴を設けているそうです。それにより、従来のフィルターとは異なり吸い込む煙が「スプレッド・de・イン」するという珍仕様なのだそうですね。

 先に記しておくと、プレミアムメンソールの派生といえども先に発売されたオプションのようなフレーバー系ではないとのことです。

 ただし、その珍仕様からプレミアムメンソールと同じとも言えない様子なのです。

MEVIUS Premium Menthol Spread 8

 ビニール外装では「3D体感メンソール!」ということで、スプレッドフィルターのイメージが掲載されていました。実写を使って煙の流れを説明している店頭での案内はイラストの通りだったので、このように煙はスプレッドしているのでしょう。

 見えないところって、何だろうと好奇心を掻き立ててくれますよね。

 機械の内部構造や、素材の断面。人の心の中や、政治・警察の暗部。

 純粋に見えないところを見える楽しみや、絶対に陰謀論の世界だと確信してしまう怖いもの見たさなど。ワクワクしません?

 絶対に見えない、世界を秘密裏にコントロールする賢人たちの姿とか。

MEVIUS Premium Menthol Spread 8

 で、そのスプレッドフィルターというものは、このように極口元側にスプレッド用の穴を設けたものとなっています。詰まるところ、この穴からも煙が出るから「ブワッ」といったようにスプレッドしてくれるのでしょう。

 ちなみに、通常の空気穴は別に設けられています。

 何と言うのか、この「吸い込まれる煙がブワッ!」みたいな感じは、人知れず登場して人知れず消えていったケントの迷作「サラウンドシリーズ」を彷彿させてくれますよね。どことなく、一抹の不安が漂います。

MEVIUS Premium Menthol Spread 8

 先の「3D体感メンソール」ということで、フィルターには合わせ技のメンソールスレッドも内蔵されているのです。これはストレート&スプレッドといったところで、中々に贅沢な仕様ということで良いのでしょうかね。

 ただ、やはり脳裏をよぎるのは、ケントの迷作で「サラウンドシリーズ」と「HDシリーズ」なのです。

MEVIUS Premium Menthol Spread 8

 そんな特殊装備てんこ盛りなフィルターチップは、デザインも何となく情報量が多めな印象ですね。シンプルが好きな方には合わないでしょうが、このような混みいったデザインが好きな人も多いと思います。

 また、スプレッド用の大きな空気穴に対してブレンド用の空気穴は非常に小さいものが1列となっているのです。


味・香りについて感想


 この煙草は、そもそもノーマルのプレミアムメンソールとはメンソールのテイストが異なる意外な味わいに仕上げられているのです。

 まず、シガレットの香りは、どことなく昔のフィリップモリスのメンソールシガレットやサムタイムを彷彿させる独特のミント感な香りとなっていますね。少し酸のような印象を覚える、どこか懐かしいペパーミントなメンソールの香りなのです。

 喫味の方は、私的にはスタンダードの範疇ではありますが、やはりペパーミント系メンソールシガレットのような酸味に癖のあるメンソール感も含まれているように思えます。スタンダードなプレミアムメンソールのような突き刺さる超刺激なメンソール感もスプレッド仕様によるのか非常に和らいでいるのです。

 全体的には香りを重視したような、清涼感ほどよく穏やかな印象のメンソールシガレットと思えるでしょう。

 あとは、決して余裕があるとは言い切れない手狭なフィルターチップに、空気穴とスプレッド用の穴という2つの仕掛けが施されているわけです。それにより、中々に口元のポジショニングがシビアな印象を受けるのです。

 何も気にせずに喫煙すると、指で空気穴を塞いでしまうかスプレッド用の穴を唇で塞いでしまうか、何かしらを事故を起こしてしまいそうな感じですね。

 とは言え、実際のところは絶妙な位置に双方の穴を設けているので、指も口も位置には大きな問題も無いとは思います。それでも、私的にはスプレッド用の穴を生かすには少し奥まって口を付けないといけないのかなといったところ。

 せっかくなら、フルでスプレッドしてほしいですからね。少し深く咥えるようにしています。

 また、この目には見えないために判断に困るスプレッドの加減なのですが、たばこ屋さんで掲示されていた通常のフィルターとの比較写真を見た限り、煙の出方には大きな違いがあることは分かりました。ホントに「ブワッ」とスプレッドしていたのです。

 喫した感想としては、何と言うのかな、少しだけ煙が口内に滞留するといった感じがします。比べて言うのなら、スタンダードなプレミアムメンソールのように強いメンソールの刺激が喉にグッとくる感じが少し和らいでいるのです。

 この点は、強烈メンソールのフリークではない私にとっては好印象ですね。

 総じて、ストレートに強めの刺激を味わいたければノーマルのプレミアムメンソールを、煙草をスイーツ感覚で楽しみたければオプションのプレミアムメンソールを、それらの極端ともいえるキャラクターの中間に補填するようなポジションがスプレッドなのだと思います。

 やや癖のある、昔のサムタイムを彷彿とさせる味わいですけれどね。

 味わいそのものは、どことなく懐古的な印象のメンソールシガレットなのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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