喫煙に関する内容を含みます
概要:紙巻「キャビン・マイルド・ボックス」の喫煙感想
ラークの競合製品として知られる国産銘柄はキャビンのTar8mg。紙巻「キャビン・マイルド・ボックス」を吸ってみた。
フィリップモリスが擁する「ラーク」に対して、日本たばこ産業が競合製品としてラインナップし始めたことが起こりであるブランドが「キャビン」となっていますね。そのキャビンはラークと異なりフルフレーバーと謳うオリジナルのTar11mgが没して久しく、このマイルドなるTar8mgが現在のキャビンの代表銘柄といった様相となっているのです。
ちなみに、キャビンはラークと同じく「チョコレート系フレーバー」を採用しながら、同社のハイライトと同じようにラム酒の香料をアクセントにすることで差別化を図っているようです。
しかしながら、実のところは「個性的な味わい」という点にはラークと同様のキャラクターでありながら、その喫味は大して似ているという印象も無くといったところでしょう。
フィルターチップには、今や数も少なくなってしまったコルク柄のものが採用されているので、人によってはコレだけでも大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。フィルターにはチャコールが使われているのですが、何故か目視では空気穴を確認することが出来ませんでした。
タール数値からすれば、空気穴が無いということは不思議です。
味・香りについて感想
この煙草は、香料感の溢れる甘い香りとマイルドクラスにしては空気感の薄い不思議な質感が印象的な仕上がりとなっているのです。
喫味の方は、その名の通りに至ってマイルドで軽快な吸い心地でありながら、、一口に「マイルド」とは言っても空気による薄まり方とは違うような、何とも独特のマイルド感が特徴的となっている味わいですね。違和感こそ覚えないものの、かなり個性的なマイルド感と言って良いでしょう。
具体的に述べるなら、多くのライト煙草にありがちな「ライト化という空気量の増加による硬質感が無い」といったところで、味わいはマイルドでありながら煙の密度にスカスカ感が無いという不思議な感じなのです。
また、一癖ある味わいながらラークと比べると嫌な酸味や奇妙な塊感は無く、ボディの軽快さも相まって非常に喫しやすさを覚える味わいとなっています。それでいて煙量感は中々です。
あと、シガレットの燃焼速度に関しては他の多くと比べて遅い傾向にあるラークに対し、キャビンは全体的に速い印象を覚えます。それ故に、比べると一服は短く終わってしまいますね。
同じキャビンでもウルトラ・マイルドほどの高速燃焼ではないので、私的には程好いと感じる燃焼速度ではありますが、こればかりは短すぎると感じる人も多いかも知れません。やや気を付けたいところでしょうか。
総じて、中々に甘い香りの際立つ味わいであり、マイルドと謳うように軽快なボディ感ではあるものの、空気感は少なく密度の高い不思議なボディが特徴的な煙草です。ラークは個性的という内容が万人向けとは言えない方向に向いていますが、このキャビンの個性的という内容は受け入れやすさに働くファクターとして受け取れる気がしました。
一口に個性的な競合製品同士と言えど、両者には中々の違いがあって面白いのです。
ちなみに、私の場合はキャビンの方が好みであるものの、ふとした時に「喫したいな」と思うのはラークである場合が多かったりしますね。当たり障りなく暮らしたいものの、たまには怖いもの見たさの好奇心が働く、そんな典型的思考の現れに思えるのでした。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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