Camel Menthol Box を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「キャメル・メンソール・ボックス」の喫煙感想

Camel Menthol Box

 パッケージの「NUTTY MENTHOL」という表示がワクワクさせてくれるキャメルのメンソールシガレット。紙巻「キャメル・メンソール・ボックス」を吸ってみた。


 RJRというメーカーがJTに買収されてから、キャメルのラインナップに加えられたメンソールシガレットですね。メンソールシガレットとして先に発売されていた「キャメル・ライト・メンソール・ボックス」などとは異なり、この煙草は「モノトーン調」のデザインが妙に素敵なキャメルのメンソールシガレットなのです。

 ちなみに、宮城県でのテスト販売を経て、わずか数ヶ月で全国販売に至った中々の人気銘柄でもあります。

 そう、人気銘柄なのです。RJRが作ろうがJTが作ろうが、どうあがいても日本において人気は絶望的であったキャメルブランドにしては「唯一」と言っても過言ではない人気銘柄なのです。

 まぁ、実際には「それでもキャメルの程度」といったところだったのか、終いにはブランドそのものの打ち切りにて廃止となってしまいましたけれど。

 また、パッケージにもあるように「NUTTY MENTHOL」という謳い文句を掲げていて、JTキャメルらしくナッツのような風味が特徴となっています。一応は低臭気を謳うD-spec仕様で、D-specの宣伝も兼ねて限定パッケージが流通していたりもしたそうです。

Camel Menthol Box

 正面と同様の雰囲気で仕上げられたパッケージ背面は、デザインとメッセージ性を見事に両立しているのです。このモノトーン調のパッケージデザインは非常に優秀と思えますし、この煙草に勝るデザインは私にとって無いと言っても良いくらいなのです。

 キャメルらしい異国情緒の溢れる雰囲気と、時代の影響を受けないデザインは秀逸そのものではないでしょうか。

 ちなみに、この「NATTY MENTHOL」という表示のパッケージは、途中から「MENTHOL」のみの表示のパッケージへ切り替えられているのです。理由としては「喫味に対する偏見を与えてしまう」なのだとか。

 また、そのパッケージのデザインを変更した際には、パッケージ正面のオールドジョーの尻尾がピョコンと跳ね上がった「隠しパッケージ」が低確率で流通するという遊び要素が追加されました。(隠しパッケージの詳細はコチラの記事をご覧ください。


味・香りについて感想


 喫味の方は、私の喫煙経験の中にあるJT製のキャメルの中では、唯一にハッキリと記憶に残る銘柄です。メンソールフレーバーは清涼感も非常に控え目なのでスースーする冷涼感は無く、苦味と青臭さを少しだけ添えるような感じに留められていました。

 これはメンソールシガレットと言うには少し肩透かしを食らってしまいそうなくらいにメンソールの存在感は薄めの仕上がりですが、パッケージに記載されている通り「NUTTY」と言うには納得な独特の香ばしい甘味がボディのコアとなっています。そのボディを引き立てるように添えられたメンソールフレーバーが正に絶妙というバランスの煙草ですね。

 これは、あらかじめ「NUTTY」と言われなければ気にも留めない程度かも知れません。しかしながら、薄皮を剥いたアーモンドを食べた時のような香ばしさがフワリと感じられ、そこに添えられたメンソールの苦味が正しくナッツ類の薄皮の苦味を再現しているかのようなのです。

 ちなみに、D-specとは謳っていますが特に紫煙が少ないというわけでもないと思いました。紫煙は少し甘い香りですが何が誇張されている印象でもないので、わざわざD-specと謳うほどでもないような気がしますね。喫煙者の肩身が狭い昨今で、この点は人によって賛否も両論でしょう。

 パッケージのデザインセンスも込みで、素晴らしい煙草だったなぁ。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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