Kent D-Series 1 Box を吸ってみた

ケント・ディー・シリーズ・1・ボックス の喫煙感想

 19本入り390円でリリースされたディーシリーズのTar1mg。紙巻「ケント・ディー・シリーズ・1・ボックス」を吸ってみた。


銘柄概要

 ナノテックやエスシリーズに続き、格安カテゴリーとしてケントにラインナップされたディーシリーズのTar1mgです。その名のDが示すように、このシリーズは「デミサイズ」という珍しい規格を採用しているシリーズなのです。

 ちなみに、デミサイズという仕様は「Demi:半分」という意味の通りで、よくある一般的なキングサイズとスーパーキングサイズの中間的サイズなのだそうな。ピンと来ない方は「ショートとロングの中間的な長さの煙草」とでも言えば伝わりやすいでしょうか。

 また、長さとともに「太さ」もデミサイズなのだそうです。ケントには一般的な太さの銘柄とスーパースリムの銘柄がラインナップされていますが、それらの中間的な太さを採用しているとのこと。ざっくり例えると、ピアニッシモなどのスリムシガレットよりも少しだけ細いかなといった感じですね。

 さらには、ナノテックやエスシリーズを下回る価格設定や1箱19本詰めという仕様など、このディーシリーズは数値に関する仕様が特殊なことだらけなのです。

 あとは、何気に「最適熟製」という謳い文句は掲げています。こればかりは今一つ不明瞭な感じですし、あくまで安かったり本数が少なかったりというネガティブに受け取られがちな要素を払拭するために用意した仕様なのでしょう。

 そもそも、最適ではない熟成方法を用いる煙草なんてものは無いでしょうし。

 発売初期のビニール外装では、この製品の特徴でもある19本入りである旨と低臭気仕様であることを示す「LESS SMELL」の表記がされています。

 価格の安いシリーズだと思えば、何気に至れり尽くせりなシリーズですよね。

 100'sシガレットと比べると、ほんの少しだけ短めのパッケージとなっています。胴回りも少しだけ小振りとなっていて、私的には中々に好きなパッケージサイズなのです。

 何と言うのか、このパッケージサイズを手に取った後だと、どうしても既存のサイズのパッケージは野暮ったいサイズ感に思えますね。それだけ、中々に良い感じのサイズ感ということなのでしょう。

 かっちりとした印象を覚えさせるシガレットは、少し小振りで少し長いという印象のシガレットとなっています。この適度なスリム&ロングなシガレットは、中々に良いサイズ感だと思うのです。

 フィルターチップの柄も、ここ最近のケントにしては良いと思えるデザインではないでしょうかね。柄物ですが野暮ったさは感じさせませんし、どちらかと言えば男性向きかも知れませんが、オーソドックスと思えるデザインですよね。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、少し細めのシガレットとジェットフィルターという組み合わせから想像するよりは、思いのほかソフトな印象の煙草となっているのです。

 何と言うのか、やはりディーシリーズは全体的にバランスの良い味わいの煙草となっているように思えますね。これが「最適熟成」という謳い文句によるものなのでしょうか、スタンダードなケントよりも煙のアタリが優しいため香り立ちが良く、細いからとナノテックシリーズほど野暮ったいな印象もありません。

 更には、ややヤニっぽさが目立つエスシリーズのように雑な味わいでもないため、ケントのラインナップでは非常にバランスが良い印象となっているのです。

 取り分け、ジェットフィルターの個性が薄いようにも思えることがディーシリーズの特徴とも思えます。そのために、このTar1mgは相応の吸い応えと思えるあたりは、人により賛否両論かも知れませんね。吸い応えより香りと煙の優しさに重きを置く方は良いと思えるでしょう。

 総じて、安いながらにディーシリーズは良い感じです。お飾りのようになっているジェットフィルターも、苦手な私的には好印象ですしね。

 また、低臭気仕様の副産物かは知りませんが、香り立ちが良く思える点も良いところです。

 ただし、このTar1mgでは、ややケントらしい酸味や紙臭さが目立つという点に御留意を。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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