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概要:お菓子「ケトルチップス・カントリースタイル・バーベキュー・794g」のレビュー
コストコで売っていたケトルブランドのポテトチップスはバーベキュー味。お菓子「ケトルチップス・カントリースタイル・バーベキュー・794g」を食べてみた。
数あるコストコの商品の中でも、取り分け人気が高いのは「大容量ポテトチップス」だったりしますよね。こちらは、そんな大容量ポテチにおいて定番となっている「ケトルチップス」のバーベキュー味となります。
また、いくつか展開されているフレーバーの中でも、やはり人気はカークランドシグネチャー製品として売られている「シーソルト味」であるようです。王道的うす塩味でPBゆえに安定して売り場に陳列されているそうですし、少しだけ他のケトルチップスより安いですからね。何となく、比べてしまえばバーベキュー味は少しだけマイナーな印象を覚えるでしょう。
というか、メーカーウェブサイトを見るにケトルチップスは味の種類が非常に多いため、恐らくコストコでも店舗によって品揃えはマチマチなのだと思います。バーベキュー味だけでも何種類かラインナップされているようですから。恐るべしスナック大国。
ちなみに、先の通りにコストコで売られているケトルチップスは、これらのケトルブランドの製品とともにコストコのPB(プライベートブランド)であるカークランドシグネチャーの製品も混在していますね。どちらにせよ製造はケトルブランドなので、カークランドシグネチャーとして売られている製品を除けばケトルブランドのポテチは他店でも購入が可能となっているのです。ケトルブランドは小容量のポテチもラインナップしていますし、輸入食品に強い店舗であれば稀にケトルブランドのポテチが売り場に並んでいたりしますよ。私は「やまや」でケトルブランドのポテチの小容量バージョンが売られているのを見かけましたし、コストコに縁が無い場合は探してみては如何でしょうか。
ただし、何故かケトルチップスは湿気りにくいという特性を持ち合わせているため、あまり小容量のアドバンテージは感じられないかも知れません。味の違いによって好き嫌いに大きく印象が異なるため、お気に入りの味を見つけたい段階では小容量がオススメです。問答無用で無類のポテチ好きは、やはり未踏だろうが黙ってコストコで大容量を買うが正義なのです。
とっても大きなパッケージなのです。もちろん無駄に大きいわけではなく、内容量も794gと超大容量となっています。コンビニ限定の少し大きめなカルビーのポテトチップスが霞むほどのサイズです、それは米袋のような感じとなっています。子供の頃はポテトチップスって量が少ないと思っていましたが、最近は適量も素晴らしいと思う今日この頃。
こちらは数あるケトルチップス製品の中でも「オーガニックチップス」というシリーズのラインナップなので、原材料は化学要素を排しているようですね。その他にも、話題のトランス脂肪酸やグルテンを含まなかったり化学調味料や保存料を使用しないことがオーガニックチップスシリーズの特徴となっています。何気にアメリカもヘルシー志向なのですね。意外と日本人の方が食の安全に関しては疎いのかも知れません。
ちなみに、化学調味料や保存料を使用しないオーガニック食品となっていますが、先の通りで非常に湿気りにくいという特性を持ち合わせています。やや大容量袋ゆえか油分が袋の底に溜まりやすいようですが、内容が劣化しにくいという点は大容量という特性上で非常に嬉しい仕様なのです。
チップはバーベキュー味らしく少し濃いめな味を想像させてくれる色味となっていて、おおよそ違和感は無い見てくれですね。シーソルト味のようなクリンクルカットではありませんが、ケトルチップスらしく分厚く硬めなチップなのです。たっぷりと付着している調味料が期待に応えてくれそうな感じを満々に漂わせています。
味・香りについて感想
このポテトチップスは、バーベキュー味というスコーンの功労により取っ付きが良さそうな雰囲気を醸しながら、やや日本人には馴染みの無いバーベキュー味となっているのです。
まず、パッケージを開封した時に感じる香りですが、ここから多くの日本人は少し首を傾ける様相となるでしょう。それは何と言うのか、バーベキュー味のスナックと言うよりも、生々しくリアリティーに迫るバーベキューソースの香りなのです。確かにバーベキューソースの香りがソレでしかないといった香りなのですが、これはスナック菓子なのですよね。そこに少し違和感を覚える感じとなっています。
お味の方はというと、こちらもバーベキュー味のスナックとして慣れ親しんだスコーンのバーベキュー味なんかを想像していると、完全に肩透かしを喰らいますね。何と言うか、甘いです。そして、後に少しのスパイシーなピリッと感があります。この言葉でピンとくる方はもいるかとは思いますが、香りと同じく味も本格的にバーベキューソースの味なのですよ。
詰まるところ、分かりやすく例えるならばマクドナルドのチキンナゲットに付いてくるバーベキューソースの味なのです。日本製スナックのバーベキュー味のようなビーフパウダーやスパイスに傾倒したバーベキュー味とは異なり、正にバーベキューソースの味となっています。
何だか、流石はバーベキュー大国とソレに感化されたバーベキュー文化を発展させた国の違いと言うのか、両者ではバーベキューという言葉からイメージする味も中々に異なるものなのだと実感した次第なのです。強いて言うなら、本格的にバーベキューなのは間違い無く、このポテトチップスですね。
しかも、どちらかと言えばサクサクと軽快な食感のものが多い日本のスナックとは異なり、やはりケトルチップスはザクザクと歯応え抜群で食べ応えがあります。日本製品で近いものとして例えるならば「堅あげポテトチップス」の食感ですね。食欲を刺激するバーベキュー味と、それに少し負けながらも存在は確かなポテト感が合わさり、何とも食べ応えのあるポテトチップスといった様は、正しくケトルチップスならではなのです。
総じて、バーベキュー味に対する偏見から最初は少しだけ戸惑う味であったものの、中々に美味いポテトチップスとなっています。ポテトの風味に重きを置きたい方にとってはシーソルト味が至高となるだろう点を揺るがすこともないものですが、リアルなバーベキューソース味とともにポテトの風味も中々という仕上がりです。痛風にならない程度で、ビールと合わせて楽しみたいポテチなのでした。
しかしながら、この手の味なら私的にはマウイオニオンのポテチの方が好きかな。マウイオニオン、ものすごく美味いですよ。
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