概要:紙巻「マイルドセブン・ワン・復刻版」の喫煙感想
復刻版マイルドセブンのワン。紙巻「マイルドセブン・ワン・復刻版」を吸ってみた。
2012年3月の「Re-Mastered Edition」という復刻企画で、マイルドセブンのソフトパック製品を対象に、発売当初のデザインを復刻したものなのです。
ここまでになると見覚えも確かなデザインで「あぁ、こんなのもあったなぁ」という感じ。ただし、このデザインはワン(ソフトパック)の発売当時のデザインではありません。
この復刻版にて再現されているデザインは2004年3月に行われたデザイン変更後のもので、マイルドセブン・ワンのソフトパックは、その1年前の2003年3月に発売されています。(1年間のみ存在したデザインがあり、そのデザインがオリジナルだということ)
確かに、マイルドセブン・ワンのソフトパックは他のマイルドセブンのレギュラーシリーズと違い、発売時よりブルーウィンドを配したデザインであったため、縦帯を配したデザインのものは存在しません。(先に発売されていたワン・ボックスとワン・100’sは、それまでのボックス製品に準じたデザイン)
まぁ、その発売当時のデザインも今回の復刻デザインと大きくは変わらないのですが、発売当時は下地が青でブルーウィンドは白という、いわゆる復刻版を「反転」したようなデザインでした。(色使い以外のブルーウィンドや意匠の配置は微妙に違う程度で、同じような感じ)
何故、そちらのデザインにて復刻しなかったのかは、何となく分かる気もしますが。(2004年4月に行われたソフトパック製品デザイン変更後のTar10mgソフトパックと酷似している)
今でこそ、そこそこの統一感もあり、ラインナップも数の割にスッキリしている印象ですが、ほんの数年前まではデザイン乱立、価格バラバラ、噂では喫味の傾向も違っていたという。何ともトップブランドとは思えない、足並みの悪い銘柄だったのです。
現行のデザインとの結びつきも分かりやすいデザインで、今ではTar1mgのお手本のような配色ですね。
今では当たり前のブルーウィンドも、初めて配したのはワンのソフトパックだったはず。
封緘紙に「Re-Mastered Edition」と復刻版であることを表記していますが、他にはというと「あれ?今と何が違うんだっけ?」という感じで、現行品が手元にないので分かりません・・・。
パッケージに限る復刻なので、中身は現行品となっています。このワンの復刻版はパッケージにもブルーウィンドがあるため、他の復刻版のようなジェネレーションギャップはありませんね。小さい空気穴が4列のチャコールフィルター仕様です。
この煙草も、シガレットは現行品なので、現行品の感想なのですが、チップの空気穴を見た通り、やはりTar1mgなので相当に薄味。煙量も相当に減らされていますから、これでは強く吸い込みがちなのです。
あくまで薄まり過ぎているだけであり、決して全く風味が無いというわけではないのですが、煙草を吸いたいのに「吸えない」というもどかしさは多くのTar1mg製品に共通することのように思えます。これだったら、一つ上のTar3mgを正しく吸おうかなとも思わなくありません。
ちなみに、海外にはTar1mgを超えたTar0.1mgのシガレットもあるらしく「どっちなのかハッキリしなさい!」と言いたくなってしまうような本末転倒様。
Tar1mgを愛用している人に限って、指で空気穴を塞ぎ火種を尖らせている人が多いような気もします。
それなら、少しタール量を増やせばいいのに・・・。
どうせ、かき氷にはシロップを掛けるのでしょう?
マイルドセブンは開発の段階で「アメリカンにチャコールの矛盾」や「風味が薄い」という問題があったこと、でも結局は「なんかイイからいっか」で発売に至ったということ、そこそこに有名な話しだとは思います。
当時の当事者たちは現在の市場を見て、どんな言葉を発するのでしょうか?
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol