Peace Aroma Crown 100's Box を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「ピース・アロマ・クラウン・100's・ボックス」の喫煙感想

Peace Aroma Crown 100s Box

 ピースはアロマシリーズのタールバリエーションで、Tar6mgの製品。紙巻「ピース・アロマ・クラウン・100's・ボックス」を吸ってみた。


 超高級志向なザ・ピースに続き、これまた高級路線でラインナップされたアロマシリーズのタールバリエーションなのです。こちらは「クラウン」と銘打つTar6mgの100'sシガレットとなっています。

 ちなみに、タールバリエーションであるアロマ・ロイヤルの方はTar10mgとなっていますね。

 価格帯的に競合しているのは、それこそパーラメントの100's銘柄かと思います。しかしながら、パーラメントはプレミアムシガレットという位置づけではなく、あくまで「ブランドが高級」といった印象も私感としては強いところです。

 あまり本質的にはバッティングしていないかも知れません。

Peace Aroma Crown 100s Box

 パッケージのテクスチャーは、ほぼ全面に不思議な流線型のレリーフ加工が施されていて、メーカーいわく「高級時計をイメージした」のだそうな。

 これがまた近くで見ないと分からない程度に主張も控えめな加工で、こだわりが怖いほどに伝わってくる感じなのです。

Peace Aroma Crown 100s Box

 フィルターチップはロイヤルと共通した印象のデザインなのですが、タールバリエーションを表す「AROMA Crown」の文字はバリエーションのイメージカラーでもあるシルバーへと変更されているのです。

 何というのか、比べると、少しだけダンディな印象になりましたね。

 仕様としては小さい空気穴が1列だけ施され、香りに重きをおくピースらしさを象徴するようにノンチャコールのプレーンフィルターが使われています。


味・香りについて感想


 この煙草は、質感や味わいにピースらしい上品さを感じながらも、かなり現代志向な印象も同時に受ける軽快な味わいに仕上げられているのです。

 まず、シガレットからはレーズンやプルーンのようなドライフルーツを連想させるピースらしい甘酸っぱい香りがします。おもむろに火を点けずに吸ってみると、まるでフルーツソースが入ったチョコレートのように上品な香りが楽しめるのです。

 このピースらしい香りは非常に好印象で、楽しんでいると火を点けることすら忘れてしまいますね。

 喫味の方は、低タール化に伴い空気量が増えた分だけ軽快な吸い心地になってはいますが、Tar10mgのロイヤルと比べると少しだけ刺々しさを感じるような気もします。全体的には質感も良く吸いやすいのですけれど、やはり増量した空気が少しの悪さをしていることは否めない印象でしょう。

 ちなみに、現在のピースのラインナップの中では最も軽快な吸い心地かと思います。それゆえに、香り高い味わいではあるもののピースらしい果実のような瑞々しさや華のある上品な質感は少し控えめに感じるのです。

 ひたすら、ふくよかで柔らかい甘味と香ばしさが呈され続ける感じであり、その奥に少しの華やかさが見え隠れするという、他のピース銘柄との逆転現象に違和感を覚えなくもありません。

 しかし、それがまた良い。

 同様にTar6mgであるピース・スーパーライトと比べてみても、アタックやボディに坦々とした平坦な印象を感じるところです。吸いやすさという点では喫味や煙の輪郭も丸く感じらるでしょう。

 これは逆説的に言ってしまえば、ややピースにしては物足りなさを覚える気もしますよね。プレーンフィルターらしいダイレクト感が無いという点も、吸いやすさと引き換えに物足りなさを覚えさせる理由の一つかも知れません。

 でも、それがまた程よい。

 また、やや低タール化による紙臭さのようなものを感じる瞬間が少なからず存在します。喫煙後の余韻も順当に煙草の喫煙後といった仕上がりですので、余韻と言うよりは普通に「後味」といったところでしょうか。ロイヤルと比べると、わりと普遍的な煙草っぽさを印象に覚えなくもないですね。

 ただし、決して嫌な後味という印象も無い。

 これはこれで吸いやすさを持ち合わせているので悪いとは思わないのですが、折角ならロイヤルか、もしくはスーパーライトの方が贅沢品としては満足度も高いのかなと私は思います。何と言うのか、ちょっと華に欠ける印象の喫味なので日頃から主喫するには良いのかも知れませんが、折角の贅沢と言うには高価な価格設定にギャップを抱いてしまうかも知れません。

 総じて、ピースブランドの中でも随一と思われる「吸いやすさ」で選ぶのであれば大いに価値を見出せる煙草なのです。しかしながら、Tar10mgという仕様に抵抗がないのであれば素直にロイヤルを選んだ方が楽しいのかなと思いました。

 取り分け余韻の薄さには、やはりライトシガレットらしさなのかなといったところなのです。

 ぶっちゃけ、これくらいが気兼ねなく楽しめるので、ちょっとリッチなデイリーユースにはピッタリかと。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar6mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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