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概要:WR250X「ワイズギア(ヤマハ)のWR250X用ステップラバー」のレビュー
WR250Xはオンロード向けのモタードバイクですが、WR250Rというオフロードバイクと姉妹モデルです。それゆえに、オンロード向けバイクらしからぬオフロードバイクらしい要素が微妙に名残りとして散りばめられているのですよね。
ちなみに、私は「あれはオフロードじゃない!デュアルパーパスだ!」という向きは、あまり好きではありません。便宜というものを知ってほしいのです。
▼ステップが鬼畜
こちらがWR250Xのステップでございます。オフロードモデルであるWR250Rと共通のパーツのようですね。
多くのオンロード向けバイクとは異なり、オフロードバイクは時として悪路も含む様々な路面を踏破するために工夫が凝らされています。そして、その路面やシーンに合わせて搭乗者は必ずしもシートに着座しているとは限らず、いわゆる「立ち乗り」をするケースも多いのです。
それゆえに、オフロードバイクではステップから足が外れることのないようにシューズソールへの食い付きを向上させるため、ギザギザなステップが採用されているわけですね。
そして、WR250Xはモタードバイクということもあり、そのオフロードモデルであるWR250Rのステップを踏襲しているわけなのです。
しかし、私は至ってオンロード向けレジャー目的でWR250Xを使用しているわけですね。相手は一般の道路ですよ。
たたないよね!
そりゃ、三角木馬で尻が痛くなってきたら少しは立つこともあるけれどさ。
何より、このギザギザステップで靴がボロボロになるわけですよ。とっても優しくない。
▼メーカーも見越してかステップラバーが絶賛販売中
ヤマハのバイク用品ブランドであるワイズギアより、WR250RとWR250Xで共用のステップラバーがリリースされていました。
肝心なことと言えば「ステップラバー」であって「ラバーステップ」ではないということですね。ステップを交換することなく、純正のステップにポン付けで使用するという手軽な製品なのです。
これを使用することにより、純正ステップのギザギザが無効化されます。夢のラバーステップ化が行えるのです。
お値段は、おおよそ3,000円ほどですね。靴の寿命が延びることを鑑みれば、決して高価なものではないと思います。底面はメタルプレートで補強されていますし、固定用のビスもついていますし、しっかりとした製品ですから。
▼装着
このように、装着すると純正ステップのギザギザよりもラバーが張り出すため、鬼畜なギザギザを無効化です。食い付きという面では純正状態よりも劣るのかも知れませんが、崖から崖へ飛び移るような乗り方をするわけでもないですし、私にとっては全く問題もありません。
ちなみに、張り出しの量は1cmにも満たないほどですが、敏感な人は装着により足が窮屈になったと感じるかも知れませんね。ブレーキやシフトのペダルとの位置関係も微妙に変化するので、些細ながら装着による違和感も感じると思います。こちらに関しても、私は全く問題ありませんでしたが。
また、装着に関してですが、基本的にはポン付けと言える程度に簡単なものです。
しかしながら、かなり良く出来た品ゆえに寸法精度がパーフェクト・ピッタリです。はめ込みは力技となりますので、ハンマー的なものやゴムを傷めないラバーグリスとかシリコングリスがあると作業が楽になりますね。
ちなみに、私はハンマーは使いましたがグリス類は引っ張り出すのが億劫だったので使用していません。それでも特に問題は無く装着することが出来ましたよ。
それにしても、はめ込んだ後にステップと一緒に締めるビス。正直なところ、あまりにカッチリとステップに嵌っているので不要と言えば不要かも知れません。
▼結局の感想
オフロード向けであるWR250Rに乗っている方はともかく、舗装された一般道がメインとなるだろうWR250Xに乗っているのなら用途は似たような方が多いと思いますし、装着して損は無いパーツかと思います。
というか、これ、もはや標準装備パーツ。
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