MILD SEVEN Impact One Menthol Box を吸ってみた

 概要:紙巻「マイルドセブン・インパクト・ワン・メンソール・ボックス」の喫煙感想

 マイルドセブンのインパクトシリーズにラインナップされたメンソールバージョン。紙巻「マイルドセブン・インパクト・ワン・メンソール・ボックス」を吸ってみた。

 Tar1mgでも確かな吸い応えを武器とする、マイルドセブンのインパクトシリーズ。しばらくはノンメンソールのみの単独ラインナップでしたが、シリーズ初となるメンソールバージョンもラインナップされました。

 インパクトシリーズはマイルドセブンで初となるコルク柄のフィルターチップを採用したシリーズということもあり、このメンソールバージョンもコルク柄のチップを採用しています。

 そして、フィルターにはメンソールスレッドが仕込まれていますね。

 この煙草は、何と言うのか、やはりこのインパクトシリーズのコンセプトとメンソールというのは、あまりマッチしていないのだなと。というか、インパクトシリーズのコンセプトは、ノンメンソールでこそだったと言うのか。

 喫してみて思ったのは、ノンメンソールの方は驚くほどコンセプトの通りにTar1mgでも確かな吸い応えを呈してくれましたが、こちらはメンソールということもあり、幾らかメンソールの特性に謳い文句の吸い応えが相殺されてしまっているような印象なのです。

 清涼感によるパンチはあるのですが、これが吸い応えかというと、ちょっと印象が異なるのですよね。

 そのメンソール感も、では強メンソールかというと、そこまでではないといった具合で、しっかりと清涼感はあるのですが、刺激が強いというものではないという印象です。

 風味としては、甘み少なめな爽やかなミント感といったフレーバーですね。

 ともあれ、甘みや苦みに青臭さと全てを穏やかにバランスよく呈してくれるアクアシリーズとは味わいも差別化もされていて、その点では存在意義もあるのでしょう。インパクトのメンソールも悪いものではなく、アクアに比べればインパクトという名の通りにパンチはあります。

 ただ、やはり、先のノンメンソールのインパクトが非常にコンセプトの体現を巧みにやってのけているので、ちょっと看板からの印象は期待外れなところでもあります。

 とやかく言いましたが、普通にTar1mgのメンソール製品としては、かなり完成度は高い煙草となっています。苦みや青臭さは感じられず、ほのかに甘みを帯びたスーッとした清涼感を楽しめる、良きメンソールシガレットではあります。

 インパクトのある吸い応えは、また別の話です。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MILD SEVEN Style Plus 1 を吸ってみた。

 概要:紙巻「マイルドセブン・スタイルプラス・1」の喫煙感想

 マイルドセブンにラインナップされた極細仕様のTar1mg。紙巻「マイルドセブン・スタイルプラス・1」を吸ってみた。

 スーパースリム市場の開拓のためか、ここ最近でJTが連投している極細巻き銘柄。セブンスターに続き、マイルドセブンにラインナップされたスーパースリムシガレットシリーズで、Tar1mgのタールバリエーションとなります。

 この手のキングサイズのスーパースリムシガレットというと、世間的には先に発売されているBATのケント・ナノテックというシリーズがイメージに強いかも知れません。

 実際のところ、先に発売したセブンスターのカッティングメンソールは、クールのナノブリザードの競合だろうと思われましたが、こちらのスタイルプラスは、ファミリーやラインナップ的にも競合はケントのナノテックシリーズでしょう。

 ただし、こちらは低臭気仕様であるD-Specを付加価値として充ててきていますね。ラインナップとしても、競合に合わせず、既存のディースペックに倣うかたちとなっていますし。

 マイルドセブンらしいブルー基調であったTar6mgとは異なり、こちらは既存のディースペックのTar1mgと合わせるようにブラック基調となっています。何と言うのか、ブルーウィンドが皆既日食のような感じになっていますね。

 Tar6mgの方や多くのキングサイズのスーパースリムシガレットと同じように、パッケージは薄型のハーフラウンドボックスとなっています。

 テクスチャーの+マークのエンボスもTar6mgの方と同様となっているのです。

 チップデザインもTar6mgと同じような感じとなっていて、カジュアルにもフォーマルにも見える、わりと賢いデザインだと思います。空気穴は、Tar1mgということもあってか、ぱっと見の肉眼でも分かるほど大きめのものが2列。

 この煙草も、やはりマイルドセブンのディースペックらしい甘い香りが特徴となっていますね。シガレットから漂う香りも、喫味の方も、しっかり踏襲といった感じとなっています。

 ただし、タールバリエーションのTar6mgの方では、極細巻きによる既存のディースペックとの差異も感じられましたが、こちらのTar1mgは既存のTar1mgとの差もないかなといったような感じがするのです。ここまで空気で希釈されると、まあそれもそうか、という感じではありますが。

 このTar1mgでは味わいやらで選ぶというよりは、極細か普通か、スタイルやシーンで選ぶような向きが強いように思えますね。

 それでも、既存のディースペックのTar1mgと比べると、極細巻でキングサイズという仕様の効果か、煙量感は比較して多いと感じました。それでいて、JTらしく、Tar1mgユーザーにありがちなチューチュー吸いをしても味わいが崩れにくいため、そこはメリットかも知れませんね。

 まぁ、そうすると、光の速さで火種が口元に迫ってきますが。

 Tar1mgなりに、それでいて極細らしく、ふんわりと比較的豊富な煙量感でマイルドセブンのディースペックらしい独特の人工的な印象の甘さを体験できる煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MILD SEVEN D-SPEC One 100’s Box を吸ってみた

 概要:紙巻「マイルドセブン・ディースペック・ワン・100s・ボックス」の喫煙感想

 低臭気仕様のD-Specを搭載したマイルドセブンのTar1mg。紙巻「マイルドセブン・ディースペック・ワン・100s・ボックス」を吸ってみた。

 この煙草は、既にラインナップされているTar6mgのD-Spec仕様のタールバリエーションで、Tar1mgの100’sとなります。D-SpecはJTが低臭気仕様の銘柄に関する名称で「臭いが付きにくい」や「煙(副流煙)が少ない」といった特徴を掲げています。

 時代の流れを感じさせますね。

 D-Specというのは何かしらの技術で低臭気を実現している銘柄に冠されるそうで、何か単一の技術を指すわけではないそうなのですが、この煙草はパッケージの個包装にて、巻紙に特殊香料を添加し臭いを抑えている旨を知らせていますね。

 また、マットな質感のパッケージデザインは黒基調でラウンドボックスと、先にラインナップされているTar6mgとは全く異なるものとなっているのです。もしかすると、Tar6mgの方も合わせてデザイン変更されるのでしょうか?

 私的には、あのTar6mgの綺麗なメタリックブルーは好きなので、こっちよりあっちに合わせてほしいところですが。

 やや特殊な仕様の銘柄ではありますが、フィルターチップのデザインは実にマイルドセブンらしいものとなっていますね。シンプルながら、素材の品質が良いために質感は上々な感じなのです。

 空気穴は大きめのものを2列と、穴数より穴の大きさで空気量を稼ぐタイプとなっています。にしても、穴が大きい。

 この煙草は、Tar1mgではあるものの、葉の詰めがスカスカというわけではないと思うのですが、やはり相応に煙量は少なめとなっています。

 うっすらとTar6mgの個性的な質感や甘さを感じることは出来ますが、やはり煙量が少なすぎるかなといった印象の方が勝ってしまう感じ。慣れるには、しばらくTar1mgに吸い慣れを覚えるまで待たなければですね。

 とは言え、ほんのり甘い香りの超軽快な煙草と思えば、中々に優秀なのかと思います。

 Tar1mgを、さらにシルキーに軽快に、という方には向いているかも知れません。

 あと、今回のパッケージに封入されていたインサーターですが、何だか妙にデザインが「事務が作りました」という雰囲気だったので、面白かったです。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MEVIUS Premium Menthol Option 1 100’s を吸ってみた

 概要:紙巻「メビウス・プレミアム・メンソール・オプション・1・100’s」の喫煙感想

 JTの唐突なイロモノ投入シリーズはTar1mg。紙巻「メビウス・プレミアム・メンソール・オプション・1・100’s」を吸ってみた。

 特異なカプセルフレーバーで早くも今年度一番の外道臭がプンプンするオプションシリーズ、それのTar1mgは100’s。

 様子を窺うこともなく、いきなりTar8mgからTar1mgまでを一斉にラインナップしてしまうあたり、かなりの曲者シリーズながら本気度というか、確度は高いのかな、といった感じなのです。

 ちなみに、このオプションシリーズはプレミアムメンソールの派生シリーズとなっていて、コンセプトとしてはピアニッシモのヴィヴのように、カプセルの新しい使い方を提案しているような感じの製品となっています。

 カプセルに封入したの香料によって口内の後味のスッキリ感を狙ったヴィヴに対して、こちらは香りを華やかにするといったカプセルの使い方をしているようなのです。

・・・先に言ってしまうと、搭載されているカプセルは「香りチェンジカプセル」と銘打たれていますが、もちろんのこと、このカプセルはガッツリと喫味にも変化を与えるものとなっていて、このカプセルを壊すことによって得られるブルーベリーのようなフレーバーこそ、最大の製品特徴だったりします。

 従来にありがちな「カプセルでメンソール感を増す」という既存のキャラクターを増長させるようなものではなく「ものごと変えちゃうよ」というものなのですね。

 よくよく考えてみると、100’sではないTar1mgのメンソールって少ないですね。ということで?、このTar1mgだけは100’sとなっているのです。

 ビニール包装のプリントには、フィルターに内蔵されたカプセルによって香りが変化するという製品の特徴がアナウンスされているのです。

 他のオプションと違いフィルターの長い100’s仕様ですが、カプセルの位置は口元寄りで変わりがないようなのです。相変わらず情報量が多めな印象のチップデザインでも、Tar1mg製品の割に空気穴は大きめが1列と、なんとなくTar1mg製品らしくない外観だったりしますね。

 何となくですが、軸方向の空気の取り込み面を減らしつつ、口元よりに配すことによってカプセルが鎮座するであろう断面中心への空気の影響を減らしつつタールを希釈することは、喫味やフレーバーの感じ方にも効果を及ぼしそうです。

 この煙草、もといオプションシリーズの最大の特徴は、何と言ってもカプセルによるブルーベリーガムのような風味なのですが、やはりタール数値が下がれば空気量が増えるため、独特の風味も伴って薄まっていくようです。

 この煙草は、その独特の風味がシリーズの中でも最も弱いものとなっているのです。(他のオプションと違い、その点で取っ付きの良さが特徴のように思えます)

 Tar8mgのような強烈な個性を期待して喫煙すると、Tar5mg以上の肩透かしを喰らうのかも・・・。

 以前のインパクトメンソールやアイシーンのクリスタなんかのグリーンガムっぽい風味が好きならば、この薄っすらブルーベリーガム風味もアリと思えるのかも知れませんね。

 ちなみに、カプセルを壊さないで吸うとプレミアムメンソールのTar1mgより少し弱めのメンソール感なので、以前のインパクトメンソールやアクアメンソールのTar1mgが好きだった方なんかは、プレミアムメンソールのTar1mgを吸うより、オプションをカプセル無しで吸う方が得策のように思えます。

 まぁ、印象としては他のオプションと違い、無難に吸えるイロモノといったところで、クオリティもJTの御墨付、おもしろフレーバーとメンソールも相まって非常に吸い易い煙草なのです。

 このオプションシリーズは独特のカプセルフレーバーで、好き嫌いがハッキリと分かれそうですが、やたらと「不味い」等のネガティブな意見ばかりを言う奴は了見の狭い経験値の低い奴だと思いましょう。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

MEVIUS One 100’s Box を吸ってみた

概要:紙巻「メビウス・ワン・100’s・ボックス」の喫煙感想

 数あるメビウスの中でも人気が高そうなTar1mgの100’s。紙巻「メビウス・ワン・100’s・ボックス」を吸ってみた。

マイルドセブンの頃からファミリーの中でも売上はトップクラスであるらしい様子の煙草。

このメビウスのTar1mg100’sと、他にキャスターのTar1㎎100’sにケントのTar1mg100’sあたりは、最近の低タール志向な市場傾向において「Tar1mg100’s御三家」のような状態となっているらしい。

メビウスへブランドを変更された際に追加されたクリックロックは、開閉時にカチッと鳴るのは良いのですが、あまり大義は無さそうな気もしますね。

 チップデザインはマイルドセブンの頃より同じデザインを引き継いでいる様子で、しっかりと4列の空気穴がTar1mgだと言わんばかりに主張しています。

 Tar1㎎を始め低タール志向の製品は、空気量の多いものが大多数を占める中で、その喫味の薄さと煙量の不足感から、ついつい強く吸い込みがちになります。

 そして、味わいのバランスが崩れ、非常に口当たりの悪く不味い煙を吸っていることも、しばしばといったところ。
(・・・というより、こんな感じの吸い方をしている喫煙者は意外にも多いですよね)

 しかし、この煙草は少しくらい強く吸い込んだところでは、あまり味わいが悪くはなりません。

 この点は特筆すべき点とも思えますし、お陰でTar1mg100’sというスペックにしては充足感も高めで、特に何のフレーバードというわけでもないのですが、吸い心地は上々なのです。

 旧名マイルドセブンという名の通り、流石はスムースの王道にして代名詞のような製品といった感じで、今となっては面白味も皆無ですが、実に真面目な煙草なのです。

 少し前までは「Tar1mgで100’sなんて、どうなのか?」などと思っていましたが、最近は有意義に吸えます。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol