たまのや 手焼たばこ煎餅 を食べてみた

部屋を明るくして離れてみてね



 概要:銘菓「たばこ煎餅」のレビュー



 煙草葉の形をした福島県田村市の焼き菓子。銘菓「たばこ煎餅」を食べてみた。


 神奈川県で煙草と言えば、それは「秦野市」で、そこにも「煙草煎餅」なる指定銘菓があります。しかしながら、福島県の田村市という場所も煙草葉の一大産地であるようで、その田村市にも「たばこ煎餅」なる銘菓が存在するのです。

 今回は、その福島県田村市の玉野屋菓子舗による謹製「たばこ煎餅」で一服。美味しく食べてみました。




 同封されていたリーフレットには、あぶくま山系の田村市が日本でも有数の葉たばこの生産地であることが冒頭で紹介されています。煎餅の方に関しては、新鮮なバター・鶏卵・蜂蜜を豊富に使用して一枚ずつ心をこめて焼き上げた手焼きの高級煎餅と紹介されていますね。



 シガレットのボックスパッケージ程度の大きさの煎餅は、二枚ずつ小包装にされています。本物の葉たばこは何倍もの大きさですが、菓子としては十分な量ですね。



 さて、お茶を淹れて準備は完了です。

 この煎餅は何気に芸が細かいようで、しっかりと葉脈が型でデザインされていますね。その他にも、葉っぱらしくアーチ状の造形であったりと良い感じなのです。

 ちなみに、お茶の方は「WR250Xツーリング 足柄へ行ってきた」の時に立ち寄ったブルックスで購入した摘みたての煎茶です。


味・香りについて感想



 この煎餅は、普通に美味しい焼き菓子なのです。サクサクでクリスピーという軽快な食感で、ほんのりと甘く香ばしい、何とも和菓子らしい味わいの煎餅ですね。

 蜂蜜が使用されていることもあり、確かに蜂蜜の風味も感じられます。お味としては、どら焼きの皮や蜂蜜を使用したカステラの味とでも言えば良いでしょうか。それを焼き菓子にしたような感覚です。

 とても緑茶と合いますね。かなり食しやすい食べ心地なので、気を付けないと一杯の緑茶で一袋の煙草葉たちが全滅しそうな感じなのです。

 後に引かない軽めの味付けなので、濃いめの緑茶も喧嘩をせず引き立って良い感じ。

 この煎餅と緑茶での一服を終えてからの、煙草での一服も至福の時なのです。

 その際は、あまりフレーバーやメンソールといった味わいの銘柄ではなく、素直に煙草葉で香りを楽しませてくれる銘柄が良いのかなと思います。

 ピースとかだと、もう最高ですね。

 ほんのり蜂蜜風味の煎餅と濃いめの緑茶を交互に口へと運び、締めくくりに華やかでカチッとした吸い心地のフィルターシリーズのピースの紫煙を愉しむ。愛煙家なら、何とも想像に易いものではないでしょうか。

 福島といえば、まだまだ先の震災の影響も癒えていないものかと思われます。様々な方面に心無い声で騒ぐ輩も少なからずいるようですが、日本の愛煙家にとっても大切に想うべき素敵な場所ですからね。この煎餅も、全国の愛煙家にとって想い馳せる銘菓となればと思います。

 これら和菓子も当然のこと、福島の名産である煙草も緑茶も大好きな嗜好品ですから。私なりに関心を忘れないように努めたいと思います。


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