WR250Xツーリング 富士山周辺へ行ってきた

バイクに関する内容の記事です



 概要:WR250X「富士山周辺ツーリング」の感想



 夏休みに計画していた富士山周辺のツーリングですが、まさかの予定日の雨天が続いてしまいました。そのため、まさかの緑葉はおろか紅葉すら終わっている、枯葉の12月に富士山周辺をツーリングしていたのです。

 今回は、肌寒いを通り越して本気様相で寒い富士山周辺へ出掛けた「富士山周辺ツーリング」の記録。


 ということで、今年も12月ともなれば普通に寒いですね。事前に天気は問題が無いことを確認したものの、神奈川県で気温は10度ほどです。肝心の出向く先の山梨県では、朝方は0度という予報なのでした。

 おぉ、ジーザス。



 今回の朝は8時過ぎくらいに地元を出発して、とりあえず足柄サービスエリアを目指します。のんびり左ルートを選択しても渋滞は全く無く、朝は9時過ぎの足柄サービスエリアはバイクもクルマも多めに先客がいましたね。

 ただ、風は非常に強かったのです。もろに走行風を受けるWR250Xでは、高速走行と相まって中々に穏やかなものではありませんね。

 東名高速に入ってしまえば風防の設置箇所が増えるので問題もありませんが、それまでの圏央道(海老名JCT以南)では風防も皆無な状態なのでハンドルに超集中なのです。

 ちなみに、静岡に差し掛かると途端に寒くなりました。急に空気がスーッと冷たく澄んだ感じになり、ヘルメットのインナーワールドでハナミズキとファイティングナウでしたから。



 そして、寒くて近くなった用を足して足柄SAを発てば、すぐの御殿場の出口です。御殿場アウトレットのアナウンスを横目に出口を左折したら、しばらく道なりでキリンの富士御殿場蒸留所などを傍目に何てこともない道を走ります。

 今回は富士五湖道路を使わないという決定なので、須走南を左折して側道に入り、引き続き箱根裏街道を走るルートとなります。その時は中々の曇天でしたから眺望もへったくれも無さそうでしたし、のんびりと下道で十分かなと。



 で、富士五湖道路を背にして間もなく「道の駅すばしり」があります。立ち寄る予定はなかったのですが、何やらバイクに車にと吸い込まれるように入っていったので、釣られて立ち寄ってしまいました。

 規模としては大きすぎずといった道の駅なのですが、中々に賑わっていましたね。私は利用しませんでしたが、足湯もある立派な道の駅なのです。



 ただし、この曇天具合です。かなり不安にさせてくれる天候ですね。事前に確認した天気予報では雨の心配は無さそうでしたが、堪える寒さと冬らしい色の曇り空は「引き返す?」という気分にさせてくれるものなのです。

 しかし、そんな意気消沈の最中で、何やら売店を発見。



 ・・・。

 いや、あれだけ寒い寒いと言っていたのだから、それこそホットドリンクでも飲めばいいのは分かっているのですけれどね。

 これは食べないかんでしょう。

 今のところ富士山のかけらも見えていないので「景気づけに食ってしまえ」という感じです。

 注文の際に、売店の人の「ソフトクリームですか?」というリアクションに少し日和りましたけれどね。何故か返事に「大丈夫です」と返してしまいましたけれどね。



 覚悟を決めろ!実食!

 でもね、とっても美味しかったのですよ。白い部分は不二家のミルキーのような甘くコクのある味で、淡い青色の部分は青バラの風味でスッキリ爽やか。ビジュアルとして富士山のイメージによる配置なのでしょうかれど、この上下の配置も味わい的に上出来な感じですね。

 愛煙家のために青色のアイスクリームの味を表現すると、それは単体ならエヴァローズ・スリムですね。上段の白いソフトクリームと合わせると、ブラックデビルのピンクローズなのです。



 そして、寒さと冷たさのダブルパンチにより程よく両手先の感覚が程よく失せたところで、看板にて経路の確認です。

 とは言え、これまたおおよそ道なりですね。箱根裏街道を走り山中湖に抜け、富士五湖道路と並走するような感じなのです。

 あぁ、でも非常に寒い。アイスクリームの効果で指の先までカチコチングナウなのです。私はエリザベスを攻略することが出来ませんでした。




 山中湖を傍目に箱根裏街道を抜けたら、そのまま国道138号を進みます。富士山周辺に来たというのに、まるで関心も無しと言わんばかりに河口湖やら西湖やらの表示を無視して進みました。

 そして、道なり順調に昼食の目的地である「道の駅なるさわ」へ到着なのです。

 しかしながら、バイクが少なすぎる。というか、何かがおかしい・・・。

 え!?ここバイク駐輪スペース無いの!?

 入り口すぐを案内の通りに左折して駐車場に入りましたが、ぐるぐる回れどもバイク置き場がありません。仕方が無く同行してくれている御仁のYZF-R25と一緒に一台分の車用スペースに二台のバイクを駐輪します。

 それでも腑に落ちないので、御仁と一緒にバイク置き場は無いものかと探してみます。すると、あるではないですか。

 この「道の駅なるさわ」のバイク置き場は、道の駅の裏側にある第二駐車場にあります。まず道の駅に進入したら、最初の駐車場の左折案内は無視して直進しましょう。すぐに「第二駐車場・バイク置き場」という左折案内が現れます。

 正直なところ、気付かず回遊して出てってしまう方や車用のスペースに停める方が多い印象でしたけれどね。発つ頃にはバイクの台数も増えていましたが、ほとんど第一駐車場の車用スペースに停めていましたし、本来の駐輪スペースには私たちの他に二台のバイクが停まっているだけでしたから。

 まぁ、バイク専用の駐輪スペースが無い道の駅もあるので、あるだけましとは思いますけれど。



 で、バイク置き場の件で消沈しながらも、外の灰皿で一服を済ませたら昼食です。寒いのでラーメンを注文しましたが、食堂は席数も少なく簡素な印象ですね。メニューも特別に何がというわけでもない印象なのです。

 それにしても、ナルトの入ったラーメンって久し振りに見た気がします。



 せっかくなので、ラーメンを食べたら併設されている「富士山博物館」という施設にも立ち寄ってみました。施設内は撮影禁止のようで画像はありませんが、どちらかと言うと博物館と言うよりも普通に売店のような感じでしたね。

 とっても高価な鉱石を「展示がてら売ってますよ~」というような感じなのです。パワーストーンとか好きな方には良い施設かと思います。

 あと、よく分からない螺旋通路の恐竜は異様の迫力でした。何も知らずに通りかかると、たぶん大の大人でもビビると思いますよ。私たちは直前で「何だよ~、おまえ前にビービー泣いてたじゃないかよ~」と入場を渋る親子を見ていたので身構えていましたけれどね、それでも「はぅあ!」となりましたから。



 そして、しこたま土産を買ったら、帰路に着きます。

 ちなみに、この頃には嘘のように天気が晴れていて、この日の初富士となりました。

 とりあえず、やっぱり、この道の駅は構造が少し変なのです。せっかく富士山を望めるのに道の駅の本棟は背を向けていますし、何より「バイクは裏口でいいでしょ」という感じが少し悲しいものです。

 なんでバイクだけ裏手の業者搬入口横なんだよー!

 ただし、お陰様で第一駐車場からは見えない富士山を見ることが出来たので良しとしましょう。これぞ富士山の救いなのです。

 いや、哀れみかな。



 帰りの中央道で立ち寄った談合坂サービスエリアで、上り中央道の最終給油地点ですね。画像では明るめですが、すでに日が傾き暗がりになっていました。

 ちなみに、ここまでの間に本日のメインである精進ブルーラインを走ったのですが、すっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。程よく走りやすい道でしたよ。私たちは帰路の都合で精進湖から進入して北上しましたが、雰囲気としては甲府市側から精進湖に向けて南下する方が良いと思われます。



 で、寒さや尿意と格闘しながら無事に帰ってきました。私たちのツーリングは基本的にモヤさまスタイルなので、最後は喫茶店になだれ込みます。


バイクツーリングを終えて



 いやはや、寒かったのですが珍しく道中に渋滞は全く無く、その点を鑑みれば非常に快適なツーリングであったと言えるでしょう。

 また、順路の半分は高速道路という内容でしたので、何となしにWR250Xの高速走行性もチェックしてみました。私感としては法定速度の80km/hとか100km/hとかなんだで巡行が出来ましたし、体感だとWR250Xの高速道路の感覚は並みの普通自動車と同じような感じなのです。

 普通に走る分には走行レーンも一般的な追い越しも全く問題がありませんが、前後に全く車両が無い空いた状態でブァーンと疾走していく車のような真似は出来ません。というか事故の原因となるので、絶対にしてはいけません。

 ただし、やはり走行時の向かい風は厳しいです。ハンドル操作に関しては軽ワゴンにおける横風で問題を感じなければ大した差でも無いとは思っていますけれどね。

 ということで、今度は新緑の季節か初秋に出向きたいものですね。富士山一周をしてみたいものです。

 でも、本当は熱海の山奥を走りたい。

 でも、熱海は何気に遠い。中途半端に遠いのだよなぁ。

 あと、そろそろリアサスペンションが馴染んできたのでしょうか。諸々の装備品の追加による車重の微増と相まって沈み込みが強くなってきた気がするので、次回のツーリングあたりはプリロードを少し変更してみようと思います。

 あ、そうそう。今回は渋滞が無かったので、尻が痛くなりませんでした。


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