MEVIUS Premium Menthol Option Red 8 を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「メビウス・プレミアム・メンソール・オプション・レッド・8」の喫煙感想

MEVIUS Premium Menthol Option Red 8

 メビウスのプレミアムメンソールはオプションの第三弾。紙巻「メビウス・プレミアム・メンソール・オプション・レッド・8」を吸ってみた。


 毎度のこと出たとこ勝負のように話題を集めるメビウスはオプションシリーズ。カプセルによるキテレツなフレーバーが特徴的なシリーズも、もはや定番化していますね。

 そして、何気にプレミアムメンソールでのオプションシリーズも第三弾ということで、今回は「レッド」と称するリンゴをキャラクターに満を持する登場です。他のオプションシリーズと同様に、このTar8mgをはじめ、Tar5mg/Tar1mgも丁寧に同時リリースされています。

 シガレットのアップル系といえば、既にキスやアークローヤルにてリリースされているフレーバーではありますが、さて、どのような仕上がりにて攻めてくるのか、非常にワクワクですね。


MEVIUS Premium Menthol Option Red 8

 初めのベリー系フレーバーを採用した無印のオプションから早くも第三弾とは、何だか感慨深いものも感じますね。あのオプションを喫した時の衝撃は未だに超える銘柄も無いように思えます。

 それこそ外国他社も流れを追従していますが、それはイマイチであったり二番煎じであったりという印象も否めません。このジャンルでは、未だにオプションシリーズが元祖でありトップランナーのように思えるのですよね。

MEVIUS Premium Menthol Option Red 8

 相変わらず製品名やインサーターではカプセルについての具体的な内容は語られていません。直接的な表現などを避ける大手らしい傾向とも言えますが、もう少し直感的に分かりやすくなると嬉しかったりします。

 とりあえず、メーカーは「フレッシュな香り」とアナウンスしているようで、インサーターでは「カプセルをつぶすと、みずみずしく紅く香る」とコピーが打たれています。このカラーリングだけだとリンゴかチェリーかストロベリーなど、色々と想像できるものも多いですよね。

 私はチェリーフレーバーなのかと思いました。

 ちなみに、メーカー曰く「パープルは華やかな香り」で「イエローはスッキリとした香り」であるとか。そこに、今回の「レッドはフレッシュな香り」が追加されたという構図なのです。

 そして、今回のレッドはオプションの中庸的ポジションに充てたシリーズなのだそうです。色んな意味でパープルとイエローはピーキーな個性が特徴となっていますが、それらとは少し毛色を変えて「穏やかなフレーバー&メンソール」をコンセプトにしているのだとか。

 確かに、オプションシリーズは既に突き進んだ感もあるので、ここらで「ちょうど良い感じ」のキャラクターも欲しくなるのかも知れませんね。

MEVIUS Premium Menthol Option Red 8

 先のオプションシリーズを踏襲したシンプルなフィルターチップですが、もはやワクワクしか覚えないデザインなのです。

 また、空気穴は小さめが1列で配され、日本たばこ製品らしくカプセルは極口元側に埋め込まれている点が特徴と言えるでしょう。カプセル効果が最大限に発揮されるだろうので、私的にカプセルは当該の位置がベストに思えますね。


味・香りについて感想


 この煙草は、プレミアムメンソールのオプションシリーズにしては意外にもバランスの良さを窺わせる、まとまりの良い仕上がりとなっているのです。

 まずはシガレットの香りですが、何だか黒糖のような濃い甘さが強い香りに思えます。しかしながら、特段に何かのフレーバーかと言われると、シガレットそのものは特に何も思い浮かばない香りではありますね。メンソールらしい清涼感や青臭さも強めに、わりとメンソールシガレットらしい香りといったところでしょう。

 この時点では、このレッドと銘打つオプションは得体の知れない煙草といった感じです。

 そして、とりあえず火は点けずにカプセルを潰して喫してみると、これは確かに林檎なのです。何回か吸うまでは「?」といった感じだったのですが、なるほどアップル味のキャンディーのような感じです。正しく「林檎風味」と言えるでしょう。

 喫味の方も、それに準じて林檎フレーバーなメンソールシガレットとなっています。火を点けずに吸ってみた時のフレーバー感が、そのまま現れていますね。

 ただし、やはり今までのプレミアムメンソールシリーズにしてはメンソール感は少し控えめです。オプションシリーズにしては、あからさまなフレーバーの分かりやすさというものもありません。

 全体的にバランス重視といったように穏やかな印象の味わいとなっていて、わりと香ばしい煙草感がプレミアムメンソールシリーズにしてもオプションシリーズにしても、ちょっと珍しいバランス感となっています。どちらかと言うと、オプションでもプレミアムメンソールと言うよりは、先のオプション・リッチのようなバランス感ではないでしょうか。

 この林檎なカプセルフレーバーは、あまり強いメンソール感とのマッチでは負けてしまうのかと、何だか勘繰ってしまう感じのバランスです。今までの破天荒なフレーバーバランスのオプションとは、まるで一線を画する仕上がりですね。フレーバーは支配的な要素ではなく、あくまで煙草らしいメンソールテイストにフレーバーが添えられているような味わいなのです。

 何だ、JT。ここに来て、ようやく丸くなったのか。みたいな。

 しかしながら、控えめにして林檎の風味は存在感も抜群で、非常に妙といった仕上がりには魅せてくれます。林檎もといアップルという、これまた数も少ない紙巻ではニッチなキャラクターを持ち合わせながら、それが分かりやすくも煙草感に豊かという、不思議なオプションなのです。

 総じて、強メンソールに全力傾倒でもなければフレーバーが味わいを支配する味わいでもないという煙草です。プレミアムメンソールにしては煙草感を豊かに個性的な林檎のフレーバーが添えられた仕上がりとなっていて。何だか「逆に」といったように珍しさを覚えてしまう煙草なのです。

 シガレットでアップルというと、それこそキスのフレッシュアップルやアークローヤルのアップルミントなど既存の商品としてリリースされています。しかし、それらはベースとなる喫味も非常に甘く癖のあるものであるため、比べてオプション・レッドは親しみやすいアップルなシガレットとなっていると思います。

 何はともあれ、アップル系シガレットの中では抜群のバランスを持ち合わせる喫味となっています。既存のアップル系で度を超えるような印象を覚えていた方も、これなら取っ付きも良く感じるのではないでしょうか。

 取り分け、Tar8mgでは煙草らしさも豊かに感じられるため、フレーバー過多なバランスを避けたい方はTar8mgが宜しいかと。

 うん、やはりJTのカプセル系は落としどころが妙で優秀な仕上がりですね。

 ちなみに、カプセルを潰さないとフレーバー感は特に無く、ひんやりとした清涼感と苦味が目立つメンソールテイストとなります。決して悪くはないのですが、今回のレッドはカプセルのフレーバーも比べて穏やかですし、カプセルは常時使用が好ましいような気がします。

 子ども舌が抜けてくると、このくらいのバランスが程よいかも知れませんね。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.5mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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