Droid 1 を吸ってみた

ドロイド・1 の喫煙感想

 フロイドの姉妹ブランドはドロイドのTar1mg。紙巻「ドロイド・1」を吸ってみた。


銘柄概要

 この「ドロイド」というブランドは、先に発売された「フロイド」というブランドの姉妹にあたるものとなります。そのフロイドとは何が違うのかというと、端的に言えば「入り本数が18本」であり、それにより価格が抑えられているというだけの違いとなっているのです。

 また、最大の特徴となるフィルターに関してはフロイドと同じであり、このドロイドも「CelFX」という特殊技術を用いた高効率ろ過フィルターを搭載したブランドに変わりはありません。アセテートにチャコール粒子を混ぜる一般的なチャコールフィルターとは異なり、チャコール含有率を極限まで高めた画期的なフィルターですね。

 この「CelFXフィルター」は第三者機関による検査を実施の上で「化学物質を%除去する」と謳っていますし、それによる身体への負担を軽減する効果や雑味の無い味わいなどを期待することが出来るとのことです。ある意味でチャコールフィルターの究極系といった感じであり、スーパーチャコールフィルターなんて謳われ方をしています。

 ちなみに、このドロイドもメーカーはフロイドと同じくウルグアイの「モンテパス」で、他に有名なブランドだと「アークローヤル」なんかを製造しているメーカーです。歴とした大手製品ですので、何も怪しまないように。

 パッケージには「BY FLOYD」と、フロイドとの繋がりを要所でアピールしています。そもそものフロイドそのものがメジャー性に欠いている現状なので、少しナンセンスかも知れない表現であることも否めませんね。

 私的にはフロイドよりも好みのデザインです。

 そのフロイドとは印象もガラリと異なるパッケージデザインが特徴的となっていますが、スーパーチャコールをイメージしたカーボン模様やパッケージ背面のCelFXフィルターのアピールなど、ちょいちょいフロイドと共通した要素を含むデザインとなっていますね。

 ちなみに、タールバリエーションであるドロイド・6とパッケージを組み合わせると、両目のデザインになります。ドロイドはフロイドと異なりTar10mgが用意されていないのですが、この際だから両目をデザインしてドロイド・10も作っちゃえば良いのに。

 インサーターではドロイドの広告と同時に、裏面はフロイドの広告となっていました。まぁ、ドロイドもフロイドも結局は同じ特徴を持ち合わせる製品なので問題は無いのですが、フロイドを知らない方が見たら中々に訳の分からない広告ではありますよね。

 ドロイドは入り本数が18本と少し少なくなってはいますが、パッケージは一般的なシガレットボックスと同じサイズであるため、中に詰められたシガレットは少しだけ遊んでいる感じなのです。それでも気に障ることなく良い感じに詰められてはいるので、同じように18本詰めで売られていたハンターという煙草と同じような感じですね。

 また、まさかのシガレットはフロイド・1と全く同じという強硬策です。これは流石に如何なものかと、これでは完全にフロイドありきのオリジナリティを欠いた下位互換という印象を覚えること間違いなしとなるでしょう。

 こちらは、CelFXフィルターの様子です。

 ちなみに、このCelFXフィルターは何がスゴいのかというと、恐らくは空気を殆ど通さないチャコールのみで構成されながら、吸い込むという動作である喫煙に全く支障を来さないという点なのだと思います。画像を見てもらっても分かる通り、まるで空気を通さなそうな作りであるにも関わらず一般的なシガレットと何も変わり無く喫煙が出来ますから、これはスゴいことです。

 また、このCelFXという技術はモンテパスの技術ではないらしいのですが、今のところはモンテパスが独占的に使用している技術であるため、このドロイドやフロイドでしか体験することが出来ないフィルターとなっています。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、当たり前ですが喫煙の感想はフロイドのTar1mgと同じくと言ったところ。

 普遍性を感じさせながらも中々に独特なシガレットの香りは、香料感を多分に感じる非常に甘い香りとなっていますね。ややローズフレーバー系シガレットのような個性を含む不思議な香りなのです。一度でも記憶に残せば、すぐにフロイドの香りだと分かるくらいに個性的。

 喫味の方も、苦味や辛味といった雑味の全く無い豊かな甘さが際立つ味わいとなっています。これこそがスーパーチャコールフィルターの恩恵なのか、喫する煙は非常にクリアで軽快な質感でありながら、それでいて中々にボディ感は豊かと軽薄にはならない感じが好印象ですね。

 かなり日本人の好みと言える味わいではないでしょうか。

 化学物質が除去されているためか、野暮ったさが全く感じられない喫味は香りを楽しむために全力傾倒していながら、きっちりとボディをスポイルすることなく呈してくれる吸い応えも十分に確保された仕上がりは、正しくフロイドのソレなのです。

 また、煙草葉を10%増量していることもあり一服の時間は適度に長く、機能面でも優れた煙草であると言えます。高タールバリエーションでは特に差し障りは感じられなかったものの、このTar1mgでは少しだけ煙の吸入に詰まりのような感覚を覚えなくもないのですが、それでも確かに吸入は出来ているようですし、私的には気にならないかな。

 総じて、かなりクオリティの高い煙草であることはフロイドより引き続きといったところです。クリアで軽快な煙にて香料感の豊かな心地の良い甘さを出来るだけ長く楽しみたいという欲張りな方には打って付けではないでしょうか。

 決して健康的とは言いませんが、確かに身体への負担が少ない感じは多分に受け取れますので、そういった要素に関心を持つ喫煙者にも勧められるでしょう。

 このドロイドに対して、当初は「中身を全く変えないとは如何なものか」と疑念を抱いてはいたものの、喫した後は優れたものであるために最良の選択と思っています。むしろ、外観的要素のみで個性化を図ってくれていることは中々に粋なのです。

 オンオフでフロイドとドロイドを使い分けるのも良いかも知れませんね。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar1mg Nicotine0.1mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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