glo Kent Neo Sticks Berry Boost を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます



 概要:グロー「ケント・ネオスティック・ベリー・ブースト」の喫煙感想



 今度はカプセル搭載で新たに加わったグロー専用ネオスティック。グロー「ケント・ネオスティック・ベリー・ブースト」を吸ってみた。


 アイコスよりも格段に手頃な価格と一体型の手軽さが特徴とも言える、BATによる電子タバコはグロー。そのグローの専用銘柄であるケント・ネオスティックへ新たに追加された銘柄の一つが、このベリー・ブーストなのです。

 何よりも特筆すべき特徴としては、フィルターにフレーバーカプセルを搭載しているということでしょう。紙巻では全く珍しい仕様ではなくなりましたが、こと電子タバコ専用銘柄となれば話は別で、初のカプセル搭載銘柄となります。この煙草と同時にリリースされたミント・ブーストとともに、カプセルのリーダーとも言えるBATならではと先陣を切ったわけですね。

 製品の詳しい内容としては、メーカによると「ミントの心地よい爽快感。カプセルをつぶすと、ベリーのようなフレッシュなアロマがはじける。」となっているようですね。製品名やパッケージのカラーリングからも察する通り、ベリー系フレーバーのカプセルを搭載しているとのことなのです。




 パッケージデザインは従来のネオスティック銘柄に倣うものとなっていますが、カプセル搭載銘柄ということで紙巻のケントのカプセル搭載銘柄と同様にPCの電源マークのような印がデザインされていますね。

 ちなみに、これは余談ですが、このPC関係のオンオフのスイッチに用いられる棒と丸のマークは、数字の0と1をピクトグラムしたものらしいのですね。デジタルプログラミングにおける0(オフ)と1(オン)に由来する、国際的な標準記号なのです。

 日本人としては丸印の方がオンと思う方も多いのかも知れませんが、これさえ押さえておけば迷うことも少ないことでしょう。私はDTM環境にスイッチ式でセルフバスパワーに対応するHUBを導入した時に、棒と丸しか記されていないスイッチい対して恥ずかしながら困惑してしまいました。



 パッケージサイドには「本製品中にベリー類の果実や果汁は含まれていません。」との注釈が記されています。

 まぁ、当たり前と言えば当たり前というのか。どことなく訴訟大国メリケン仕様にも思えますね。それくらい察しましょうよ、という日本人気質に基づくと、少しアホ臭いようにも思えてきます。




 フリップトップの内側には、詳細も不明な「OPTION2」という文字が色違いの重複で記されていました。これは一体どういう意味なのでしょうかね。

 また、シガレットデザインは従来のネオスティックに倣ったものとなっていますが、カプセルを仕込んでいる位置に印がデザインされています。極細のスーパースリムサイズである上にネオスティック特有の分厚いフィルターチップと相まって、ややカプセルは潰しにくい印象ですが、早くも電子タバコにもカプセルが搭載される日がやってきたのだと実感することでしょう。

 やはり、ことカプセルに関してはBATが先陣を切るかたちとなりましたね。流石はカプセルメーカーのパイオニアといったところでしょうか。



 ちなみに、従来のネオスティックと同様にジェットフィルターが採用されています。しかしながら、記憶は曖昧なのですが、何となく覗き込んでみるとフィルター部分の材質に従来のネオスティックとは差異があるように見受けられなくもないのです。

 ほんと、不確かな記憶なので何とも言えませんが、もしかするとカプセルを仕込むにあたり特別なフィルターを採用しているのですかね。という憶測が膨らんでおります。


味・香りについて感想



 この煙草は、中々にベリーのフレーバーとネオスティックならではの強メンソールがダブルパンチで個性を発揮している煙草となっているのです。

 まず、シガレットの香りなのですが、セロラップ外装を取り除いた時点でパッケージに鼻を近づけると、非常に強烈なメンソールの香りを感じ取ることが出来ますね。むせ返るほどに強烈なメンソールの香りですが、この時点ではフレーバー感も無く、グリーンミントガムのような爽やかな香りなのです。

 シガレットそのものはネオスティックらしく甘い香りが強めとなっていますが、やはりメンソールが非常に強いのだろうなと察する香りです。あなたがメンソールフリークならば、この時点で期待値も大となること請け合いなのです。

 そして、自慢のカプセルを潰して喫する喫味の方ですが、第一印象はフレーバーというよりもメンソールの強さという印象ですね。ネオスティックのメンソール製品らしく、かなり強烈なメンソールの清涼感がガツンと来ます。

 しかしながら、フレーバーも非常に個性を発揮しているのです。なるほどベリーというよりは、どこか小梅ちゃんを思わせる味わいで、強烈なメンソールとともに負けじと楽しませてくれますね。

 アタックは小梅ちゃんで、アフターがブルーベリーガムのような香りとでも言ったところでしょうか。強い清涼感とのコンビネーションにより、すっきりと甘く軽快なベリーフレーバーに仕上がっているのです。

 何と言うのか、副産物的にベリーのフレーバーがネオスティックのメンソール独特の強い青臭さや苦味を緩和してくれているので、よりストレートにメンソールの清涼感も強いと感じる次第です。フレーバーもメンソールの青臭さや苦味が抑えられている手前で、今までのネオスティックのフレーバーメンソール銘柄よりもフレーバーを楽しみやすいのではないでしょうか。

 さらに、フレーバーカプセルの恩恵として、グローやネオスティックの印象として多くに思われているであろう「すぐに味が無くなる」という残念な点も緩和されています。正しく、カプセルにより味や香りがブーストされているのですね。

 総じて、ネオスティックも非常に進歩していると感心する出来となっています。今までのネオスティックのフレーバーメンソール銘柄と比べると、こもった味やメンソールの苦みや青臭さなど受け入れ難かった味わいを排していると思えるために格段に良いと思える煙草となっているのです。

 何より、メンソールフリークも黙るだろう、安定の強烈すぎるメンソール感です。ベリーフレーバーも分かりやすく、余計なメンソールの青臭さや苦味も比べると格段に少なくなっているためフレーバー感も上々ですしね。後味も嫌なことは無く、さっぱりとした清涼感とベリーのフレッシュな甘酸っぱい香りが残りますから。

 そう。後味が直接加熱式の電子タバコにしては良いと思える点も、かなりアドバンテージと思えます。

 正直なところ、グローのネオスティックはベースの味わいがフレーバーを邪魔する印象に良いとは言い切れないものばかりでしたが、今回は中々に健闘したのだろうことを察します。カプセルのフレーバーで捻じ伏せるという力業にも思えますが、結果的には非常に良好なのです。

 やや喫煙時に甘い香りが強く漂う点は、人によりけり賛否両論かも知れません。

 ちなみに、カプセルを潰さずに喫すると、やや甘味はありますが、普通にネオスティックらしい苦味と青臭さの強い少し微妙なテイストの味わいとなります。後味も微妙ですので、確実にカプセルは潰して喫した方が吉ですね。

 あと、猛烈に吸い込みづらい印象を覚えました。すーっと吸いこめないというのか、かなり抵抗感のある吸引具合となっています。それでも、ベイパーの量は従来のネオスティック銘柄と差は感じませんが、やや好き嫌いは分かれそうです。
 

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar---mg Nicotine---mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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