部屋を明るくして離れてみてね
概要:お菓子「給食チーズ」のレビュー
レトロなのか胡散臭いのか、少し判断に困らせるパッケージが相変わらずな「オイシイオヤツ」というシリーズのチーズ味。お菓子「給食チーズ」を食べてみた。
これは歴とした米菓の製造元である「三真(さんしん)」というメーカーによる菓子で、先のニューヨークマヨネーズなんかと同じく「オイシイオヤツ」というシリーズに属している製品なのです。コンセプトとしては「昔懐かしい給食のチーズの味を再現」とのことで、このレトロで胡散臭いパッケージは、ある意味で素直すぎるパッケージだったりするのですね。
ちなみに、パッケージに「九拾グラム」と記されている通り、90g詰めとなっています。
ニューヨークマヨネーズの胡散臭さも然ることながら、この給食チーズはレトロが転じた胡散臭さを漂わせていて、ぱっと見では何なのか分からない点も共通ですね。シースルーパッケージとなっているので、もはや中身が透けて見えることが配慮であるように思えてきます。
中身は見た目に普通な「ひねり揚げ」となっています。
ところで、この製品をメーカーは「ねじり揚げ」と言っていますが、呼び方は「ひねり揚げ」や「ねじり揚げ」もしくは「綱揚」と様々で、これらって何をもって使い分けられるのでしょうかね。
味・香りについて感想
まず、開封すると中々にチーズの香りを感じることが出来ますね。チーズはチーズでも、なるほどメーカーが言う「昔懐かしい、給食にでていたチーズの味を再現しました。」に納得の、何と言うのかな、こってり安っぽい感じのチーズ臭。ただ、給食のチーズって、そのものは大して香りを発さないチープなものだったように思いますし、この香りは少し異なる趣に思えます。
お味の方は、一口目では思っていたよりもチーズ感は控えめな印象で、これは「チーズの味がする」と言うよりも「チーズの風味がする」と言ったような感じとなっています。最近に多い本物志向なチーズ味の菓子類とは違って、チーズ味なのに「あっさり」していて非常に食べやすいのです。
・・・ですが、ホイホイと口数も増えてくると、中々にチーズの風味が侵略してきます。
最初は「なんだぁ、わりと普通にヒネリアゲでないかぁ」とか思いながら、そのマイルドなチーズ感と軽快な食感にうつつを抜かし食べ進めると、気が付く頃にはチーズ星人に領地を占領されている感じです。ちょっと、給食に出てくるチーズとは安っぽさのキャラクターが違う気もしますが、どちらかと言うとハンバーガーに使われているチェダーチーズみたいな安っぽさに思えますね。
濃厚そうに見えるのに、食べてみると思いのほか淡白なチーズ感のアレ。
とは言え、何ともオイシイオヤツなのでした。
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