喫煙に関する内容を含みます
概要:紙巻「メビウス」の喫煙感想
日本のトップブランドはオリジナルポジションのような銘柄。紙巻 「メビウス」を吸ってみた。
セブンスターのマイルドブランドとして生まれた「マイルドセブン」という銘柄は、長きに渡って親しまれた名を改め「メビウス」へとリニューアルしましたね。これは中々の一大事であったかと思います。
ただし、それはグローバル志向による変更と噂された通り、味わいや香りなどの基本要素はマイルドセブンより何ら変わらずとなっています。
また、そんな数あるメビウスファミリーの中でもオリジナルのような存在であるソフトパックTar10mgのメビウスは、他のタールバリエーションと同様にボックスタイプや100'sタイプも展開されてはいます。しかしながら、それらと比べてもソフトパック仕様は人気も上々な様子ですね。
このメビウスに限らず、日本たばこ産業のブランドは多くにソフトパックの方が高い人気傾向を見せている印象も見受けられます。これはボックス化が顕著な外国煙草を例に見ても、やや特殊な傾向と言えるでしょう。
何はさておき、ジャパンスタンダードとも言える要素を多分に持ち合わせた煙草であることは間違いも無いはずなのです。
シガレットの方は、マイルドセブンの頃より変更は無いと思われるフィルターチップのデザインですね。仕様の方も変わりは無いようで、空気穴は小さなものが間隔を広く1列で配され、チップにも記載の通りチャコールフィルターが使用されているのです。
味・香りについて感想
この煙草は、数あるメビウスファミリーのオリジナルということもあり、やはりメビウスらしさに際立ちを見せる煙草となっているのです。
まずはメビウスのシガレットの香りなのですが、これが程よい量感ながら他にはない中々に変わった香りと思えます。、火を点ける前から中々に楽しめる香なのですが、香料感の強い甘い香りであり、どこかスーッと爽やかな香りが含まれているようにも思える不思議な香りです。
喫味の方も、やはり独特ですよね。スムースな吸い心地や普及率の高さから「普通」と表現されることも多い銘柄ではありますが、これが普通と称される日本の嗜好性こそ、世界的には「異様」なのだと思います。お陰様でマールボロやラッキーストライクなどの世界的に「普通」な銘柄が奮わず、市場が解放されても欧州のように国内銘柄が負けることなく頑張れる一要因となっているわけですね。
その喫味はというと、甘さが際立つ味わいとなっていて、柔らかながら香り高さが心地の良いものです。スムースを謳い文句にするだけあり、苦味や渋味に酸味などは全く含まれていません。
この甘さに香ばしさという美味しいところだけが呈される味わいは、普及率による普通なキャラクター性に埋もれがちですが、本来なら脱帽すべきクオリティに思えるのです。
また、パンチ感やキック感などのアタリが全く無いヌメッと滑らかな質感も非常に独創的で、スムースな吸い心地に拍車を掛けていますね。比べて高タールな仕様により吸い応えは上々ながら、絹のような質感の煙が相反するように吸いやすさを覚えさせてくれる、何とも良く出来た煙草ではないでしょうか。
たとえ強めに吸い込んで火種が赤くなろうが、それでも極端に崩れることは無い味わいの仕上がりは、一体どうなっているのでしょう。
よくよく考えて喫してみれば、これがスタンダードクオリティと言える日本の喫煙者は、度を越えて舌が肥えた贅沢者なのかも知れませんね。
総じて、さりげなくパッケージにて「オリジナル」とアピールしているように、メビウスの個性を捉えやすい仕上がりとなっています。一つ下のライトでも取り立てて味わいに大きなニュアンスの差異も無くメビウスらしさを楽しめますが、やはりTar10mgの方が質感にメビウスらしさが際立っているため、存在は揺るぎ無いものとなっているのです。
スムースな吸い心地にスポットが当てられがちですが、やっぱりメビウスは、この甘さに際立つ香り高さが最大の特徴ですよね。
少し慣れて、飽きたら一通り巡り歩き、そこで気が付く良き伴侶。そんな感じの煙草なのでした。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar10mg Nicotine0.8mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol
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