概要:紙巻「マイルドセブン・アクア・スカッシュ・メンソール7・ボックス」の喫煙感想
マイルドセブンのメンソールラインナップの一つであるAQUAシリーズに追加された煙草。紙巻「マイルドセブン・アクア・スカッシュ・メンソール7・ボックス」を吸ってみた。
メンソール煙草の需要が急成長しているためか、JTに限らず、どこもメンソールラインナップの拡充に暇がないですね。
そのJTはというと、フィルターにメンソール成分をしみこませたスレッドを仕込ませたフィルターが特徴でしょうか。
この煙草には、苦味・渋味を抑える新開発の「ACTフィルター」というものが搭載されているそうです。パッケージングの時点でメンソール成分までも吸着してしまうために、メンソール煙草でのチャコールは御法度という従来の掟を打ち破るかの如く、チャコールフィルターに特殊な仕掛けを施して、害悪なくメンソールとチャコールを共存させているようです。(チャコールフィルターを特殊皮膜で覆い外気に触れさせないようにし、喫煙すると被膜が消えてチャコールが効力を発揮するのだとか)
JFTというフィルター専門メーカーを擁するJTだからか、ここ最近は特殊なフィルターを武器に新たな銘柄を投じてくることが多いような気がしますね。
正直なところ、メンソール煙草ユーザーの志向性こそ、チャコールのキャラクターはマッチしているはずなので、上手く両立して認知・普及すれば、とても良いことのように思えます。
チップデザインはAQUAシリーズに倣うものとなっていますが、銘柄の反対側にはACTフィルターのロゴマークもデザインされています。チャコールフィルターであり、空気穴は極小2列でメンソールスレッドも搭載されていて、白基調とは言え中々に賑やかなフィルター部となっているのです。(ちなみに、ACTというのはAdvanced Charcoal-Tecの略だそうです)
とはいえ、不思議な構成ですよね。芳香剤と消臭剤を隣り合わせに配置して、嫌な臭いだけ消します。というようなことですから。
そして、喫味の方ですが、従来のAQUAシリーズとは少し毛色が異なる印象のものとなっています。
AQUAシリーズといえば、ほんのりとした甘みと苦みのバランスが絶妙で、ほどよいメンソール感とも非常に良く合う、ほっこり系メンソールシガレットでしたが、こちらは少し尖ってます。
特殊フィルターのチャコールによってメンソールのマスキング要素を軽減し、刺激をストレートに届けられるようになったためか、今度はメンソールの成分によって穏やかな甘みなどがマスキングされているような感じでしょうか。
味わいとしては、謳い文句の通り比較的メンソールの清涼感に傾倒していてますが、苦みに関しては少し感じられます。少しではありますが、フィルターによって他を効率的に排除しているのか、少しでも目立つかなといったところですね。
とても吸いやすく、清涼感・爽快感も高く、かつ刺激に関しては必要十分に過度ではなくと、バランスは良い仕上がり。ですが、AQUAシリーズとなると毛色の違いに少しギャップを覚えるところなのです。
とはいえ、苦みも悪いものではなく、メンソール由来な感じもしますし、雑味は感じられないため、メンソールシガレットとしても非常にクオリティは高く感じられますね。これが新たなフィルターによる恩恵なのだとしたら、もはやマイルドセブンのような方向性のブランドに関しては標準装備にしても良いとすら思えてしまいます。
ただ、まぁ、難しいところは煙草は嗜好品だということですね。未だに古風な青臭いメンソールシガレットであるクールなども良いように、その時々の人・気分・雰囲気の次第で何でも良くも悪くもなるということです。
個人的には、スーッと吸いやすい清涼感が魅力の、リフレッシュに最適な非常に好みのメンソールシガレットですが、たぶんたまにカールトンとかも吸いたくなるよね。といった煙草なのでした。
あと、Tar7mgというのが、とても良い。
Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol