Caster (D-Spec) を吸ってみた

 概要:紙巻「キャスター(ディースぺック)」の喫煙感想

 低臭気仕様に変更となったキャスターのオリジナル。紙巻「キャスター(ディースぺック)」を吸ってみた。

 ふんわりとした吸い心地とバニラフレーバーで有名なキャスターは、2010年4月よりラインナップを低臭気仕様であるD-Specとなる変更が加えられました。

 これにより、ブレンドなどにも色々と調整が入ったようですね。

 パッケージ背面にて「キャスターらしい味わいそのまま、D-spec宣言。」という見出しとともに、気になる「におい」を抑えた、香料バランスを改善、ほんのり甘みをおびた上品な香り立ちは、これまでどおり。といった内容がアナウンスされています。

 ちなみに、細かい仕事というか丁寧というか、もともとキャスターのパッケージにはOriginalやMildという性質表記の下に「Refined arome」「Original blend」「Charcoal filter」という3つの言葉が記されていたのですが、今回のD-spe化に伴い「Original blend」の言葉だけ削除されているのです。

 しれっと「オリジナルブレンドではなくなった」と突き付けられています。

 さて、この煙草。確かにアナウンスの通り、大きな変化はないものの、当たり前ですが確実に変わりましたね。

 今のところリリースされている銘柄を見てもなのですが、ディースペックって、ある一定程度に喫味をディースペックらしいものにしてしまう作用があるみたいなのですよね。あの独特な質感というか香りというか。

 それがキャスターに関しては、タールバリエーションとなる子分たちと指向性が似ていてよくマッチするのですが、ことオリジナルのキャスターとなると少し相反するところがあるのですよね。

 というのも、オリジナルのキャスターは子分たちと比べて、ほんのわずかに暴力的というか、ちょっと力持ちな感じだったのですよね。それが子分たちとは良い個性になっていて、比べて芯がありながら基本は上品という立ち位置を確立していたように思うのです。

 特にキャスターは非常に喫しやすいため、単なるタールクラスではなくキャラクターでも差別化されているのは非常に好印象だったのですが。

 それが、ディースペックとなり、オリジナルのキャラクターを捨てて、思いっきり子分たちのキャラクターに寄ってしまったような味わいに変化しましたね。

 そうじゃないのよ。それならマイルドでいいのよ。と。

 あのオリジナルのキャスターにしかなかった「塊感」がなくなってしまったのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

Caster を吸ってみた

 概要:紙巻「キャスター」の喫煙感想

 バニラフレーバーとして有名な煙草のオリジナル銘柄。紙巻「キャスター」の喫煙感想を吸ってみた。

 1982年7月から続くバニラフレーバーで有名にJTの煙草となります。発売当初は時代の傾向ということもあり、セブンスターやマイルドセブンなどと同様に今より少し短いロングサイズであったことなど、中々に歴史を感じさせる銘柄となっていますね。

 マダガスカル産バニラビーンズを使用した上質なバニラフレーバーの煙草というのは、とても有名なことかと思います。

 今となっては、タールバリエーションのキャスター・マイルドの方がファミリーでは人気も知名度も高いのかと思いますが、オリジナルは、このTar7mgの無印キャスターとなっているのですね。

 他のキャスターと同様に白色基調のフィルターチップは、シンプルながら素っ気なさなどは感じられないスタンダードなものとなっています。

 この煙草は、世間の周知の通りバニラのキャラクターが非常に印象的な煙草となっていますね。

 シガレットから漂う香りも、ふんわりとした優しい喫味の方も、本当にバニラビーンズそのものです。それでいて、JTらしく質感は非常にスムース&シルキーで、洋モクのフレーバシガレットにありがちな硬さや雑な感じが全く無いため、これだけバニラ色が強いのにフレーバーシガレットという印象を覚えないから本当に不思議だったりします。

 感覚的には、フレーバーシガレットではなく、マイルドセブンやセブンスターなどのようなポジションのシガレットなのですよね。フレーバーシガレットというイロモノな感じは全くないのです。

 この点は、JTの妙ですね。

 ちなみに、人気のキャスター・マイルドと比べると、このオリジナルのキャスターはキャラクターが少し異なります。

 ふんわり感もバニラ感も、圧倒的にキャスター・マイルドの方が量感としては多く感じることでしょう。それに比べると、このキャスターは煙の質感に少し芯や重みがあり、喫味としてのバニラも加減は少し控えめで重めです。

 何と言うのか、完全にバニラ一辺倒となっているマイルドと比べると、決して重たいというわけではないのですが、煙草らしい充足感を感じることが出来るのですよね。それでいて、タール感は無く、非常にスムースな吸い心地は共通しているという。

 マイルドは特性をバニラ要素に突出させたような華々しいバニラというピーキーな仕上がりとなっていますが、こちらは少しだけバランスの取れた、大人なバニラという仕上がりとなっています。たかが一つ分のタールクラスの違いですが、この違いは印象としては非常に大きく感じられて面白いですね。

 私的にキャスターは大好きで、やはりマイルドが個性を分かりやすく感じられて良いとも思いつつ、このオリジナルのキャスターも完成度が高く非常に好き。

 何と言うのか、ワンランク上のキャスターという感じですね。

 追記:2010年4月よりキャスターブランドはディースペック仕様へと改められるらしいですね。それに伴い、味や香りも調整されるそうなので、どうなることでしょう。

 追記:ディースペック化に伴い、何と言うのか、キャラクターがマイルドに寄った印象を覚えました。格上の高級感の演出にもなっていた芯や硬さが薄れ、ふんわり感が増したと言えば良いのですが、ちょっとぼんやりした雰囲気になってしまいましたね。ワンランク上な感じは薄れてしまいました。これならマイルドでいっか、みたいな。

 追記:2011年5月、東日本大震災の影響により、ついぞ子分たちを残して終売となってしまいました。残念。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

SevenStars Menthol Snap Box を吸ってみた

 概要:紙巻「セブンスター・メンソール・スナップボックス」の喫煙感想

 セブンスターに加わった環境配慮型の煙草。紙巻「セブンスター・メンソール・スナップボックス」を吸ってみた。

 2012年9月より東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県にて限定発売されている、中々に変わった仕様の煙草。

 メーカーがアナウンスしている製品のコンセプトは「遊び心があり、明るく活動的」で、どうやらターゲット像は「個性を主張する若者」といった感じである様子なのです。

 果たして、ターゲットとなる傾奇者たちはセブンスターという古臭いブランドに納得するのでしょうか。

 ちなみに、この製品は外装のフィルムと中包装のアルミニウムを省略していて、スナップボックスという名の通り、パッケージの開閉形態も少し変わっているのです。(メーカーは「タングリッドボックス」という名称を与えています)

 こんな感じに開閉するのです。

 開けると同時に中包装紙も破れる仕組みになっているので、フィルムなどの余計なゴミが無いということは便利だったりしますね。その反面で、開けるのは簡単で便利ですが閉めるのは慣れが必要ですが。

 このように、少し変わった特殊な仕様のパッケージなのですが、これは先に三重県限定発売されて廃止となった「マイルドセブン・スーパーライト・エコスタイル」という同社の製品と同じような仕様であったりするのです。

 この「マイルドセブン・スーパーライト・エコスタイル」という製品はゴミ削減を図った環境配慮の製品で、2005年2月に三重県限定発売、2005年8月に製品不良が発生。そして生産再開も無くして流れるように廃止、というような経緯を辿った製品なのですが・・・。

 その不良内容というのは、巻紙に点状のシミが発生するというもので、アルミニウムやフィルムを使わない完全紙包装という仕様に因るものなのです。要するに外気温の影響を受けやすく、刻みが過剰に水分を含み、それが巻紙に染みこむということ。

 きっと克服したのかな?

 この仕様が普及すれば、相当にゴミも減るはず・・・

 背面のデザインは、こんな感じで、金属のような質感のテクスチャーの優秀さは、まるで紙とは思えないほど。

 背面の英文は「SevenStars Menthol Snap Box is so easy to use, without inner aluminium paper and outer wrap.」となっていて「この製品は外装のフィルムと中包装のアルミニウムが無いから、ちょー便利だよ」といったような内容となっています。

 要するに、パッケージを包むフィルムや、ふたを開けた時のアルミ紙が無い製品特徴を記しているのです。

 チップは独特の光沢を放つパール調のものですが、至ってユニセックスといったところ。強いて言えば、やはり若者向けな印象と言えるでしょうか。セブンスターのメンソールということですが、残念ながらチャコールフィルターは使われていません。

 ちなみに、手前のフィルターには星型の空洞があるのです。パーラメントなどの他製品のような煙の冷却効果は謳われていないので、オシャレのためのものだと思えば良いようです。

 というより、メーカーもデザイン的ポイントと謳っていますし。

 この煙草は、今時のメンソール製品にしては珍しくオールドテイストな仕上がりなのです。

 メンソールフレーバーならではの苦味と甘味が際立ちながらも、それらがバランス良く感じられ、アホみたいに「超刺激」や「超清涼」を謳っているようなものではなく、まさに「古き良き」なテイスト。

 もしかすると、パッケージ形態に因る「脱気」のようなものが起こっているのかも知れませんが、いずれにせよ、これはこれでバランス良く仕上がっていて、普通なのに特筆すべき事のように思えます。

 ただ、清涼感が少ない為か、Tar7mgというわりに少し充足感を欠いているような気もしますが、低タールやライトな志向の現代では、数字のわりに軽快な喫味というのもプラスなのかも。実際のところはワンランクほど下のタール値の製品に近い充足感となっているように私的には思います。

 何というのか「メンソール=刺激・清涼感」へアジテーションする市場に不満を募らせている真ユーザーには、とっても嬉しい新製品と言っても過言ではないクオリティなのですが、逆に「メンソール=刺激・清涼感」という洗脳を受けた新ユーザーには不向きかも知れません。

 余談ですが、サブリミナル効果というのは、ホントに恐ろしいものだです。あなたは自身の感情や思想に理想などがサブリミナル効果に因るものではないと断言できますか?いや、断言という行動は簡単ですが、それは真実ですか?

 とまぁ、そこは、あれ、人間に生まれた身なので無視を決め込むとして。

 服飾という宗教に於いて、業界の創造する教えを忠実に守ることが真の信徒なのか。はたまた、己の感性より創造する教えを順守することが真の信徒なのか。どちらが正解という訳ではありませんが、現代のメンソール市場の嗜好性も、そんな感じ?

 私は、どちらかと言うと、流行というプロパガンダに法る様は大概が好感を持てませんが、この手のことの最たるところは常に「相応か不相応か」であるとも思いますし。要は「好きにすればいい」という一言で片付いてしまうのです。

 何を伝えたいのか分からなくなってしまいましたが、結局のところ、この製品は「流行」ではない。しかし、案外と「こういうもの」が次の流行を成すのかな、などと思うわけです。

 とてもセンスが良いと思いますよ、この製品。

 極私的に残念なのは「セブンスターという既存ブランドを用いた」という点のみ。

 ちなみに、この製品も多くの製品と同様にデュアルタイプのフィルター構造なのですが、手前の星型の空洞が設けられたフィルターには濾過機能が殆ど無い様子なのです。この手前のフィルターが汚れているようであれば、それは吸い方に間違いがあることの表れであり、強く吸い込みすぎているか、もしくは指で空気穴を塞いでしまっている可能性があります。必ずしも、それが間違いということではありませんが、それは好ましくはありません。

 作り手の意図に反することは、大概が満足な結果に結びつかないですからね。(まぁ、喫煙者には天邪鬼も多いから一概には何とも言えませんが・・・)

 なにはともあれ、パッケージのテクスチャーが非常に優秀。

 メーカーは「硬質な金属」をイメージしたとアナウンスしていますが、これは、まさに、ピーチスキン級。

 ずっと触っていられます

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.7mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

SevenStars Cutting Menthol を吸ってみた

 概要:紙巻「セブンスター・カッティング・メンソール」の喫煙感想

 セブンスターにラインナップされたスーパースリムでメンソールな新作。紙巻「セブンスター・カッティング・メンソール」を吸ってみた。

 未曾有の大震災の後、その影響により銘柄を大削減した日本たばこですが、停滞するだけでなく、しっかりと新作の方も投入してきました。

 ここ最近はスーパースリム市場が右肩上がりということなのでしょうか。ピアニッシモのスーパースリムに続けてセブンスターよりスーパースリムの新製品なのです。

 キングサイズのスーパースリムシガレットとなっているため、パッケージの形状はケントのナノテックなどと同様に薄型のハーフラウンドパッケージとなっていますね。

 シンプルながら、まとまりの良いオシャレなデザインだと思います。

 新製品ということで、インサーターも同梱されていました。

 内容の方は、メンソールスレッドを搭載していてメンソール感を増している旨や、強烈メンソールといったコピーとなっていて、そこまで目新しさは感じない内容となっています。

 パッケージに倣うように、フィルターチップもモダンシックなデザインとなっていますね。何気にグレーに見えるフィルターチップは、セブンスターらしく星形のマークのモノトーンとなっています。

 また、インサーターで案内されていた通り、フィルターにはメンソールスレッドが搭載されているのです。

 この煙草、恐らく競合製品は先に発売されたクールのナノブリザードなのだと思うのですが、コンセプトが似ているわりに中身は意外なまでに異なるキャラクターである事に少し驚きました。

 とってもライトテイストなのです。言うほどメンソール感が強いとは感じられず非常に良くまとまってしまっている印象で、突拍子もなくメンソールが強いのかと思っていたら、なんだか肩透かしを喰らったかのよう。

 良くも悪くも角の無い、そんな日本たばこの特徴が前面に出ているのです。

 ナノブリザードはパッケージ背面に「THE COLDEST ATTACK」とあるように、いわゆる「ひんやり」を意識したうえでメンソールを強めているのですが、このカッティングメンソールは、リーフレットにも「強烈メンソール」とだけあるように、ただ単純に「メンソールを強めました」ということが窺えます。

 まぁ、強烈メンソールという観点のみで結論を出すなら「強烈メンソール+ひんやり」のナノブリザードの方が優れています。

 というか、この煙草は、ここ最近のメンソールシガレットとしては、オーセンティックな銘柄並みにメンソールの清涼感は弱めです。これで強烈メンソールは、やや誤解を招く表現とも思えますね。

 ・・・ですが、カッティングメンソールは喫煙後の後味も比較的スッキリしていて、ナノブリザードよりライトテイストで楽しめることを考えると、しっかり軍配は上がります。

 このカッティングメンソールにしてもAQUAやピアニッシモにしても、国産メンソール製品は面白味こそ無いのかも知れませんが、永く付き合えるものは、結局のところ「こういうもの」なのだろうなぁと思うのです。

 クオリティが高い事には間違いないですし

 あと、ふと思ったのですが、この煙草はセブンスターからのメンソール製品なのに、チャコールフィルターを搭載していないのですね。せっかくセブンスターブランドから新しいメンソール製品を出すのなら、ACTフィルター仕様にすれば良かったのに・・・。そうすれば一線を画す新しい製品になっていたはずなのに・・・。

 まだ、ACTフィルターはスーパースリムでの実現は難しいのかな?

【追記 2011.12.7」

 当ログでも触れた「メンソールフレーバーが弱い」という点なのですが、多くのユーザーから同じ意見が相次いだようで、2011年11月に喫味を改良したとのことです。

 改良点は問題となったメンソールフレーバーの強化だそうで、改良後の製品は、当ログ最上部画像で確認できるパッケージ正面右上の「NEW MENTHOL」の部分が限定的にグリーンカラーではなくブルーカラーになっているとのこと。

 まぁ、確かに、後に発売されたピアニッシモ・ヴィヴの方が得に強メンソールを謳うわけでもないのにメンソールフレーバーは強かったですからね。それは苦情、というか意見も出るわけです。

 ちなみに、強化後も、突拍子もない加減ではなく、ほど良く昨今の並みくらいの清涼感となっていました。他に思うところは特に変わらずと。

 たぶん、思うに、初期のやつ、なんかの手違いだったのではないでしょうかね。思えば、明らかに変でしたからね。

 とはいえ、そんなに嫌いじゃなかったんですけれどね、改良前のモノも、私は。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol

SevenStars Black Charcoal Menthol Box を吸ってみた

 概要:紙巻「セブンスター・ブラック・チャコールメンソール・ボックス」の喫煙感想

 新開発のチャコールフィルターを搭載した煙草。紙巻「セブンスター・ブラック・チャコールメンソール・ボックス」を吸ってみた。

 チャコール大好きな日本たばこが「メンソールだからという理由でチャコールじゃないなんて許せん!」と言ったのかどうかは不明ですが、そんな感じの精神で作り上げてしまった何気に奇天烈な意欲作。

 これまで数々のメンソールシガレットが世に送り出されてきたわけなのですが「チャコールがメンソールの香気を吸着してしまい互いに意義を成さない」という理由で御法度とされていたメンソールシガレットとチャコールフィルターのコンビネーションを独自の仕掛けで両立させたのは初の仕様。

 チャコールフィルターを特殊な皮膜でコーティングすることでチャコールがメンソールを吸着するのを防ぎ、喫煙を開始し、吸い始めると皮膜が破けてチャコールが機能する、といった仕掛けのようです。

 もう、ここまでくると、あっぱれですね、この執着心。

 国産最初のチャコールフィルターメンソールシガレット。

 フィルターチップはセブンスターにしては珍しいコルク柄となっていて、何とも誇らしげに「Charcoal Menthol」という文字がスタンプされています。多くの喫煙者は何とも思わずスルーするかもしれませんが、愛煙家であれば「え?」となりそうな遊び心を感じさせますね。

 ちなみに、どうなっているのかと思いシガレットを分解してみましたが、正直、なんにも分かりませんでした。正直、オブラートみたいなやつがいるんだろう、などと思っていたので。すごいですね、技術って。

 この煙草は、パッケージやシガレットからは然程のメンソールフレーバーは漂わないのですが、いざ喫煙してみると、あらビックリ、嘘のように「クリア」という表現が当てはまるスッキリとした喫味。

 もしかしたら、今までのメンソールシガレットは雑味を誤魔化すためにメンソールを強めていたのかと思うほど、この煙草は一口目のクオリティが素晴らしく、全くと言って良いほどに雑と付くような印象が無いのです。

 開口一番、ちょっぴり不安だったメンソールフレーバーの強さも必要十分で、ほどよい清涼感を演出しています。

 どちらかと言えば、苦味は非常に少なく、心地の良い甘味を豊かに感じるのです。

 取り分け、メンソールシガレットでは使い古された表現だと思うのですが「透き通る」とか「澄み渡る」といったような表現は、正しくはコレを指すのだと過去に教えたいくらい。

 本当に良い煙草なので、これから当仕様が普及するとイイなと思わんばかり。

 まぁ、強いて残念だと思った点は、この素晴らしいクリア感は持続性が弱いということでしょうか。半分くらいまで吸うとクリアさが失われ普通のメンソールシガレットと同じような喫味になってしまいます。

 一つで二つ的な考え方なら得かも知れませんが、本当に素晴らしいクリア感なので私的残念な要素なのです。

 まぁ、チャコールも叩き起こされたかと思ったら、メンソールもいるしで、オーバーワークだったのかも知れませんね。

 追記:ちなみに、2009年8月に国産最初のチャコールフィルターメンソールシガレットとして発売された本製品ですが、2010年6月よりフィルターにメンソールスレッドを追加してメンソール感の増強を実施したとのことです。基本的にメンソール感の増強のみで、他に変更は無いとされています。

 そして、2011年2月には廃止銘柄となりますが、後継製品としてセブンスター・ソリッド・メンソール・ボックスが用意されました。

 また、本記事の内容は、フィルターの仕様変更前のものとなります。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar7mg Nicotine0.6mg
Strictly No Taking. Don’t smoke until you are 20 years old.lol