Peel Menthol Peach を吸ってみた

ピール・メンソールピーチ の喫煙感想

 ピーチフレーバーとメンソールの珍しい煙草。紙巻「ピール・メンソールピーチ」を吸ってみた。


銘柄概要

 珍しいフレーバーのシガレットたちがラインナップを彩る、香港の新興メーカーは「DJ TOBACCO」がラインナップするピールのピーチフレーバーが特徴的なメンソールシガレットです。この煙草も含めて中々に他に無い特徴を持ち合わせるシガレットを多く取り揃えるメーカーであり、これはメーカーの掲げる信条として「ありふれたシガレットばかりの市場において、喫煙者に新しい選択肢を提供する」と言ったようなものがあるための結果なのだと思います。とっても面白いメーカーですよね。

 ちなみに、この煙草はパッケージ上でこそ「Sunny Peach」と謳われていますが、製品名は極普通に「ピール・メンソールピーチ」となっています。

 フレーバーも然ることながら、中包装紙も含めパッケージデザインが特徴的なものとなっているのです。何だか、とってもワクワクする煙草に思えます。ここまで垢抜けたデザインというのも、そう多くはないと思いますから。

 ここまで来れば、もちろんと言わんばかりにフィルターチップも特徴的なデザインとなっているのです。それでいて、あまり嫌気の差すことの無い軽妙なデザインは非常に好印象なのです。

 ちなみに、この煙草は同シリーズのメンソールオレンジと同様にフィルターの甘味加工は施されていません。

 ピールシリーズといえば、この歯車状の特殊フィルターですね。国内製品で例を挙げるなら、ピース・インフィニティで採用されている「AFTフィルター(CVDフィルター)」と同様のフィルターで、この溝により空気と煙が程好く混ざり合い味わいを向上させる代物なのだそうな。

 また、どれだけ覚えている方が存在するかは知りませんが、ケントのサラウンドシリーズも似たようなフィルターでしたね。


吸ってみた感想・味・香り

 この煙草は、メンソールが加えられているということもあってか、同じピールならメンソールオレンジと似たようなベクトルに仕上げられた煙草なのです。

 まず、シガレットの香りなのですが、これは正に日本たばこ産業がリリースした屈指の有名飲料である「桃の天然水」を彷彿とさせる香りで、まるで桃。かなり強烈に香り付けされている様も容易に察し、パッケージのビニール包装を取り払えば桃の香りがフンワリと漂います。

 喫味の方は、メンソールシガレットながら、そのメンソールフレーバーは程好く苦味を添える程度であり非常に控え目な印象ですね。そのメンソールは適度に苦味を添えて喫味のボディを軽快にするに留められているため、多くのメンソールシガレットとは異なり、どちらかと言えばリトルシガーにおけるメンソールのような役割となっているように思えるかな。

 また、香りこそピーチのソレであり、ファーストインプレッションでは非常に甘い印象を挺するものとなっていますが、同シリーズのメンソールオレンジと同じく味わいにスイートな要素は少ないものとなっています。どちらかと言えばメンソールのホロ苦さが良いアクセントといったように香りと真逆の味わいを呈してくれる感じ。そのギャップもあり、ベーステイストのカッチリ感と相まって中々に引き締まったテイストの煙草となているのです。

 それでも、しっかりと余韻にはピーチフレーバーが色濃く鼻腔に残るため、程好いながら中々にピーチの香りを堪能することが出来ますね。

 総じて、メンソールオレンジと同じように「スイート」と冠さない内容は、やはりメンソールオレンジと似た傾向の味わいに仕上げられています。見てくれのキャラクターよりもカッチリとした仕上がりが印象的な煙草となっているのです。軽快でありながら芯のあるボディ感に、ほんのりとピーチの甘く瑞々しい香りが心地も好く添えられていて、その全体に輪郭を与えるようなニュアンスでメンソールがホロ苦さを主として引き立て役に配されているトータルバランス感。

 一見で受け取れる奇抜なキャラクターに反して、意外にも鳴りの控え目な優等生に思える仕上がりには、あからさまな面白味こそ欠いているように思えるかも知れません。しかしながら、かなりバランス良く仕上げられた煙草という点において非常に好印象な煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.7mg
Don't smoke until you are 20 years old.lol


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