Romeo y Julieta Cigarette を吸ってみた

喫煙に関する内容を含みます


 概要:紙巻「ロメオ・Y・ジュリエッタ・シガレット」の喫煙感想



 有名なシェイクスピアの戯曲の名を冠する有名シガーブランドのシガレット。紙巻「ロメオ・Y・ジュリエッタ・シガレット」を吸ってみた。


 コイーバなどと並びキューバ・ハバナシガーの代表的なシガーブランドとして、世界的に非常に有名なロメオ・Y・ジュリエッタ。同ブランドは基本的にシガーブランドなのですが、コイーバなどと同様にシガーライクなシガレットもラインナップしているわけですね。(※この製品の国内代理店取り扱いは2009年4月に終了しています。)

 ただし、シガレットとは言っても、やはりコイーバ・オリジナルなどと同様に内容は葉巻へ傾倒しています。多くのシガレットと比べると趣の異なる葉巻らしい味わいに面を食らうと思いますので、あくまでシガレット感覚で楽しめる葉巻という認識が良いことでしょう。

 ちなみに、このRomeo y Julietaというブランドですが、日本では「ロメオ・Y・ジュリエッタ」という表記を基本として流通しています。ところによっては「ロメオ・y・フリエタ」や「ロメオ・イ・フリエタ」と表記されていることもありますが、どれも意味や指すものは同じで誤植とまでは言えないものの、日本における国などへの登録は「ロメオ・Y・ジュリエッタ」となってるようなので気に留めておきたいところですね。

 また、意味としては察しの通り、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」で、キューバの公用語であるスペイン語の表記により「Romeo y Julieta」なのですね。そのスペイン語の発音に倣うと「ロメオ・イ・フリエタ」という表記が近いそうなので、方々で色々な表記が使用されているのでしょう。

 こちらアルファ。こちらブラボー。みたいな感じで言うなら。

 ロミオ・ヤンキー・ジュリエット。

 店頭で注文の際には、ぜひ。

 そんな少し変わった名前のブランドですが、これはキューバの葉巻工場で伝統的に行われていた「退屈しのぎ」の文化に由来するそうです。葉巻工場には葉巻を造る職人の他に、その職人たちが作業中に退屈しないように様々な物語を作業中などに朗読して楽しませる読み手がいたそうですね。その読み物の中でも定番であった作品がシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」であり、ブランドの名へ冠するに至ったのだとか。

 日本もトヨタの工場とかで源氏物語を作業中に放送したら、作業効率がアップするのでしょうか。

 で、ロミオとジュリエットは皆さんご存知の通り「ジュリエットのパンツを覗かんと腰を低くしてバルコニーのジュリエットを見上げるロミオ」という男のロマンに溢れるシーンが有名ですよね。地位を捨ててまでパンツを覗かんとするロミオの漢気あふれる精神こそ、世界中で多くの人々を魅了し、この戯曲を単なる恋愛悲劇とは言わせない所以でしょう。

 だがしかし。このシーンのモチーフとなるバルコニーは基本的に「覗き防止仕様」なので、さぞかし多くのロミオたちを落胆させているのだとか。

 そのロミオとジュリエットの内容を端的に紹介すれば・・・。

 ①立場上の都合で結ばれることのない対立名家の二人というアツアツでイケイケなカップル(ロミジュリ)が。

 ②なんやかんやで計画した「恋の逃避行大作戦」により結ばれるはずだったのに。

 ③連携不足により作戦が空回りして大失敗。

 ④ロミジュリ死亡で、おっさんたちはてへぺろ(・ω<)。

 ・・・みたいな話だったかと。いわゆる悲劇というやつですね。

 一方で、このシガーブランドとしてのロメオ・Y・ジュリエッタは、おパンツァー大好きおじさんウィンストン・チャーチルや、いちいち小物が流行る映画007のジェームズ・ボンドなどが著名な愛飲者として有名なのだそうです。葉巻としてはフルボディな傾向が強いブランドで、世界中に愛飲者が存在するブランドなのです。

 シガレットの製品特徴としては、ハバナ産の黒煙草を使用したマイルド系なのだとか。




 分かりやすいくらいにステレオタイプ的なロミオとジュリエットのワンシーンがパッケージにデザインされていますね。本作の舞台となっているイタリアのヴェローナにはジュリエッタ家のモデルとなった家が実在するそうです。

 ただし、バルコニーは観光向けに増設されたものということで、物語とは異なりジュリエッタ家にバルコニーは無かったのだとか。

 ちなみに、近くに設置されているジュリエッタの銅像は、乳を揉むと恋愛成就するというステータスアップ機能付きらしいのです。

 まぁ、作品の内容に倣うのなら、必ずしも此の世で成就するとは限らないかも知れませんね。彼の世で挙式することになるかも知れませんので、要注意。

 私的に、非常に好みのパッケージデザインだったりします。




 パッケージサイドには商品アピールのメッセージと、その反対面にはキューバの輸出銘柄に添付されているワランティが封緘も兼ねて張り付けてあります。

 ただし、シガレットということもあってか、このタイプのワランティは簡易式のようですね。本格的な高級キューバシガーは、バーコードやホログラム付きの高機能ワランティが採用されているようです。

 このようなシガレット程度の一箱に、いちいち識別コードなどを割り振っても仕方がないという判断なのでしょう。

 それにしても、日本に限っては煙草も完全認可販売制ですし、一般的な店舗で購入する限りは偽物を買う方が非常に困難かと思いますが、このようなワランティは少しテンションも上がってしまいますね。私は変態なので、もし偽物でも、それはそれで喜んじゃいますけれど。それだけ日本は恵まれているということです。

 ちなみに、中国銘柄のホログラムワランティは正しく真作証明といった保障の向きが強いかと思いますが、恐らくキューバ銘柄の場合は政治的な牽制という意味合いも少なからず含んでいるように思えますね。



 シガレットデザインは、シンプルそのもの。香りも非常に控えめに葉巻らしい香りがする程度なので、視覚的にも嗅覚的にも素っ気のない印象でしょうか。

 だからこそ、RYJの意匠が映えていますね。

 シガレットは葉巻と異なり人工物に包まれているため、特に近年では込み入ったデザインのものも多いのですが、やはりシンプルで王道的なデザインが最も良いかも知れません。


味・香りについて感想


 この煙草は、思いのほか柔らかい印象を覚える煙草でした。

 ロメオ・Y・ジュリエッタは優しい雰囲気のラベルデザインなどに対して濃厚なフルボディというギャップが素敵なブランドという印象が強いのですが、このシガレットはパッケージデザインそのままな優しいと思える味わいが特徴となっていますね。同種のコイーバ・オリジナルと比べると、同様に葉巻や黒煙草の味わいに傾倒した内容ではあるものの、それよりも格段に柔らかな吸い心地となっているのです。

 燃焼速度も、特に何てことは無く一般的なシガレットといった印象。

 旨味などもコイーバ・オリジナルと比べると控えめですが、シガレットという点では印象とのマッチングも良いと思える塩梅の味わいですね。そのコイーバのシガレットが鰹節のダイレクトな旨味だとするのなら、このロメオ・Y・ジュリエッタのシガレットは鰹節で作った出汁のように緩衝要素を感じる旨味といったところでしょうか。

 怒涛の展開の恋愛悲劇と言うよりは、ゆるふわ恋愛ちょっと編集の都合でラストは誰トク悲劇のような煙草なのでした。

Nutrition Facts
Serving Size: 1 Cigarette
Tar8mg Nicotine0.4mg
Strictly No Taking. Don't smoke until you are 20 years old.lol


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