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概要:WR250X「シート固定ボルト交換」のレビュー
WR250Xも多くのバイクと同じように、シートはボルトにて固定されています。何気にシート下へのアクセスなどによるシートの取り外しは頻度も多く、その都度とシートの固定ボルトを外して云々というのは非常に面倒なのです。あまり褒められた内容ではないと思われますが、便利のため背に腹はえられぬということで、シートを固定しているボルトを便利仕様に取り換えてみました。
ということで、シートボルトを取り換えてみた記録なのです。
▼事の発端
とあるツーリング前の日のこと。いつものように、もはやツーリング前の儀式と化したバッテリー充電を行うべくシートを外そうとしたところ、何ということでしょう。シートを固定するためのボルトが無いではありませんか。
この通り。本来は2本のボルトで固定されているはずのシートが、片方のボルトを紛失して1本で固定されています。あまり確かな記憶はありませんが、恐らく前回のツーリング時に紛失してしまったのでしょうかね。確かに、度々とネジを取り外す時に「固い~」と苦戦することが嫌であったためにキツキツに締めてはいませんでしたから。
で、毎度のこと「あれ、シートボルトの六角って何ミリだっけ?」と分からず仕舞いで何個も六角をポケットに詰めてシート下をまさぐるのも面倒でしたし、径と長さがマッチすれば素手で着脱が出来る蝶ボルトでも良いだろうと。
▼ささっと付け替え
こんなものは思い立ったが吉日で、さっさと付け替えようとしましたが、本より発想が怠慢より生まれたものであったためかミス発生。
記事冒頭の画像で分かった方もいるかと思いますが、径をバッチリと間違えました。私の所有しているWR250Xのシートボルトは径が6mmなのですが、しっかりと径が5mmのボルトとワッシャーを用意していました。お約束通りの凡ミスですね。当たり前ですが、1mmも径が違えばボルトは役に立ちませんので、あしからず。
仕方が無いので、改めて正しい径の蝶ボルトとワッシャーを用意しましょう。念を押して知らせますが、WR250Xのシートボルトは径6mmの長さ15mmが適合します。これは年式により異なるかも知れませんし、長さに関しても厳密ではありませんが純正ボルトと見比べても大差はなく、私の所有するWR250Xには問題も無く適合するのです。
ちなみに、こちらは純正のシートボルトです。頭は蝶ではなく六角となっていますが、毎度のこと六角が何ミリであったかを忘れてしまうのですよね。こうしている今も忘れていますから。他に特筆することといえば、一体となっているワッシャーが大きいものであるということでしょうか。今回は付け替えにあたり大きなワッシャーを別途で用意です。
ささっととは相成りませんでしたが、付け替えそのものは何てことも無い作業ですよね。ただボルトを付け替えるだけですから、特に特殊な工具も技術も必要は無いですから。何だかボルトだけがピカピカで少し浮いていますが、時期に先の純正ボルトのように小汚く泥はねした車体に馴染んでいくのでしょう。
▼結局の感想
いやはや、これにてシートを外す際に必要な工具は無くなり、素手でシートを外せるようになりました。シートを外す際の目的として多いバッテリーへのアクセスにはサイドカバーを外すための六角レンチの他にプラスドライバーも必要なのですが、それでも必要工具が減らせるという点は私的に大きなメリットなのです。
ただし、あまりおすすめはしません。純正の六角ボルトよりも蝶ボルトの方が頭を破損する可能性が高いということは言うまでもなく、素手でしか締めれないという点も決して良いことではありません。万が一でも頭などが破損して問題が起きても、それは自己責任ですから。
しかしながら、この仕様に変更してからというものの数回ほど300km程度のツーリングと200km程度のツーリングを、その他にも数十kmの移動などを数回ほど行いましたが特に脱落は起こりませんでした。いずれも素手で少し力を込め気味に締める程度で、休憩時など気が向いたときに確認がてら増し締めをする感じでしたが、特に緩んでいたこともありませんでしたね。それでも、必ず予備のボルトとワッシャーは携帯するようにしています。
何はともあれ、ちょっと不安は感じていたものの、意外と良い感じなのでした。何より、バッテリー充電のためにバッテリーを取り外す作業で最も煩わしかったものが無くなりましたから。おすすめはしないものの、費用対効果は良いのではないでしょうか。
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