Teisco EB Copy

Teisco EB CopyTeisco EB Copy

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迷走期のテスコ作品で、ギブソンのSG(EB)を真似する気があったのか無かったのかは不明な、それでも、ある意味では本家を超えるのではないかと思わせるほどに強烈な個性を放つベースで、本体の白い方のピックガードはスペーサーにより5㎜ほど本体から浮かせてあったり、ヘッドのロゴや白い部分はペイントではなく樹脂素材の貼りつけであったり、このボディシェイプで何故かサンバーストカラーであったりと、なかなかオシャレに気を使っている感じ。
(ブランドは変わっているらしいですが、このモデルは海外にも輸出されていたらしい。)

ちなみに、このヘッド形状だと勝手に角度付きのヘッドだと決めつけてしまいがちですが、このベースはギブソンのような角度付きではなく、フェンダーのようなストレートタイプ。

・・・というより、長年の弦の張力に負けて「逆角度付き」になっちゃっています。
(この手のビザールには多い仕様だったりするので問題は無い?)

あと、ブリッジは安物テスコ十八番の板切れブリッジではなく、テレキャスターベースと同じようなタイプで、同社のプロユース製品にも使われていたブリッジなので、実は、これ、プロユースだったり!?

多積層合板のネックだって、言い方を変えれば「約60ピースネック」と少しハイスペックぽいし。
(ヘッド最高幅部分の大体の積層数を何となく数えてみたら、このくらいだった。)

まぁ、「え?それって一体、何本弦のベースですか?」と思われそうな表記ですけれど・・・。

ネックの強度には不安も多いので、テンションの弱そうなロトサウンドの弦を張っているのですが、思った通りのモッコモコな音色から、意外にも煌びやかな音色まで、トーンの幅は広いベース。

・・・だけど、基本的に使えない、使う気になれない、使ってはいけない気がする、よく分からない。

そういえば、ミュートスポンジ付きのブリッジカバーがあったはずだけど、気が付いたら無くなってる・・・。

この手のビザールって、海外には熱狂的なファンやコレクターが多いですよね。

Product Specification
Body : Castor Aralia?
Neck : Laminated Veneer Lumber, Bolt-On
Fingerborad : Rosewood, 20F(0 to 20)
Scale : ShortPickup:Original Pickups x2
Controls : Volume x2, Tone x2, 3-way PU Selector SW x1
Finish : 3Tone Sunburst
(This is not official specifications.)